あの昔話がバトル漫画だったら…
ねんごろ
桃太郎 1話
───時はむかーしむかしに遡る
これは数多くの昔話があった時代───
〜ある国の上層部〜
「おい!どうするんだ!これは由々しき事態だぞ!」
「その通りです!このままでは我が国の財政は破綻しかねません!」
「しかし、もう手は尽くしたじゃあないか」
「まだだ…あれが残っているではないか!」
「あ、あれはまだ試作段階で…」
「落ち着いてください!我々にはまだ希望が残されているではありませんか!この壁画をお忘れですか!?」
「だが、ただの壁画だぞ…」
「言い伝えなんて信じれるわけないだろう…」
全員が何か悪態をつきながら、壁に映された一つの壁画の映像を見る。
そこにはあの忌々しき鬼たちに立ち向かっていく、一人の少年の姿と三体の使い魔のような生物が描かれていた。
全員が頭では分かっているのだ。
我々が頼ることができるのはこの古びた壁画しかないと。
そして、一人の男が少年の近くに刻まれている文字を口にした。
「ももたろう…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます