第11話 キスしちゃった
(歩く主人公と千歳)
「んーーっ、今日もいい天気ね! こういう天気がいい時こそデート日和よね」
「ふふっ、まさかこうしてあんたとデートできるなんて思わなかったわ。しかも、初デート。ドキドキするわね」
(疑う主人公)
「本当よ? 今もすごくドキドキしてるわよ。もう、そんなに疑うなら確かめてみる?」
(衣服をはだけさせる音)
(慌てる主人公)
「もちろん、実際に触ってみれば分かるでしょ? ほらっ…………なんて、びっくりした? 顔真っ赤よ」
(衣服を直す音)
(首を横に振る主人公)
(近づいて来て、耳元で囁く)
「ふふっからかってごめんって! なんだかあんただとからかいたくなっちゃうのよね。好きな人だからかしら」
「あっまた照れた。あんたって本当にすぐ照れるわよね」
(主人公、大声で叫ぶ)
「えっそれは大好きだからって、ちょっは、恥ずかしいからやめてよ! こっちまで照れちゃうじゃない!?」
「うぅ、初デートなのに。なんだかすでに胸がいっぱいなんだけど……」
(主人公頷く)
「もう、今日はすでに胸がいっぱいだけどたくさん楽しみましょう! せっかくの初デートなんだもん!」
(主人公、千歳に手を差し出す)
(主人公の手に重ねる千歳)
「じゃあ、エスコートは任せるわね。初デートすごく楽しみにしてたんだから」
*
「今日はすごく楽しかったわ! 水族館に行って、レストランに行って、それから買い物して……」
「今日はデートに誘ってくれて、デートプラン考えてくれてありがとう。すごく楽しかったわ」
(主人公頷く)
「それに素敵な夜景も見られて幸せよ。ねっもっとあっちに行ってみましょ! とても綺麗……きゃっ!」
(転びそうな千歳を慌てて抱きしめる主人公)
「ご、ごめんなさい。少しはしゃぎ過ぎちゃたみたい。目の前にすごく素敵な夜景があったから……」
「……」
「顔近いわね。これじゃあキスできちゃいそう」
(主人公に一歩詰め寄る千歳)
「えいっ!」
(背伸びをして、主人公にキスをする千歳)
「ふふっあんたの唇にキスしちゃった」
(主人公、焦る)
「もうそんなに動揺しないでよ。私ね、ずっとあんたとこうしたかったんだから」
(主人公頷く)
「キスってすごく不思議な感覚なのね。けど嫌じゃない。胸がとってもポカポカして、もっとしたくなっちゃう」
「ねぇ、もう一度キスしてもいい? あんたをもっと近くで感じたいの」
(頷く主人公)
「ふふっありがとう。大好きよ」
(再び千歳は主人公にキスをする)
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