たったふたりの天下一武道会 トロコンボール外伝
しょもぺ
第1話 地球がピンチ! オラにビットコインをわけてくれ!の巻
この物語は、『裸人プウ』を倒した後の話。
ここはどこなのだろう?
静寂の暗闇で、頭上からわずかな明かりが照らされた。
そこには、3人のZ戦士たちの姿があった!
クンニニン:
「やっぱスーパーパイヤ人ってずるいよなぁ」
ナメチャ:
「ああ、あいつの強さは宇宙一だからな」
天珍飯:
「ところで、ふと思ったんだが……地球で一番強いのは誰だと思う?」
ナメチャ:
「そりゃ、やっぱり……まぁ、クンニニンかな?」
クンニニン:
「うはっ! いやいや、俺なんてそんな!」
ナメチャ:
「まぁ、地球で一番強いのはクンニニンだよな」
クンニニン:
「いやいや!俺なんて!だはは!いや~、ちょっと美人の奥さんがいるだけっすよ~、そんなそんな」
ナメチャ:
「…………」
天珍飯:
「たしかに、ナメクリ星で最早漏様に力を引き出してもらっただけだからな。あれはズルイよな」
クンニニン:
(なっ!?……カチン)
ナメチャ:
「ま、まぁ……ねぇ……」
天珍飯:
「あれがなかったら、地球で一番強いのは俺だからな」
クンニニン:
(ツッッ……!!)
ナメチャ:
「まぁまぁ、天珍飯だって俺よりよっぽど強いじゃないか」
天珍飯:
「オマエと比べられても自慢にならん。かませ犬が」
ナメチャ:
(なっ!?……カチン)
クンニニン:
「そういやナメチャさんってパイパイマンに自爆されて死ぬわ、珍毛人間20号の手刀で死にそうになるわ……」
天珍飯:
「オマケにブルマァをヘジータに寝取られるわ……」
ナメチャ:
(ツッッッッ……!!!)
クンニニン:
「ププーアルも愛想をつかして、どっか行ってしまうし……」
天珍飯:
「そういやオマエ、カプセルコーポを追い出され、また盗賊してるらしいじゃねぇか? 最低だなオマエ」
ナメチャ:
「うっせーよ!どうせオレはかませ犬だよ!自慢できるのは古谷徹の声がまったく変わらないってことだけだよ!」
天珍飯:
「俺なんかブライトさん死んじゃったから、おかげで声が若くなったけどな」
ナメチャ:
「何の話だよ!?それより、天珍飯は何で地球人のくせに目が3つあるんだよ!?」
クンニニン:
(あちゃぁ~……聞いちゃったぁ~……)
天珍飯:
「それなんだが、俺も記憶が定かではないんだが、実はな……」
クニニン、ナメチャ:
(ゴクリ……!)
天珍飯:
「子供の頃に最果ての地にひとりでいてな……近くに不思議な宇宙船のような家があって……ふふ、いま思い出してみると不思議な家だった……」
ナメチャ:
「おい、ちょっとまてや!それって……」
天珍飯:
「その家はドアもノブもカギもついておらず、ことばをかけるとひらくのだ……」
ナメチャ:
「おまえの祖先はナメクリ星人かよ!?」
天珍飯:
「合言葉は、ランチハナゼキエタ……と」
クンニニン:
「やめろー!それぜったいダメなヤツだから!」
天珍飯:
「まぁ、ウソだけどな」
ナメチャ
「ウソかよ!?」
クンニニン:
「たは~サイテイのジョーク!」
ナメチャ:
「ところで、チャオ厨とはいつ知り合ったんだ?」
天珍飯:
「ああ、実はあいつは俺が作ったロボットなんだよ」
クンニニン、ナメチャ
「珍毛人間かよ!?」
天珍飯:
「まぁ、ウソだけどな」
ナメチャ
「ウソかよ!? もういいかげにしなさい!」
天珍飯、ナメチャ、クンニニン:
「どうも、ありがとうございました~!」
パチパチパチ……
そして。会場にはさびしげな拍手がこだました。
そう、彼ら3人は、戦いが無くなった平和な世界でお笑いの道に進んでいたのだった。
Z戦士の戦いは、まだ続く! おわり
たったふたりの天下一武道会 トロコンボール外伝 しょもぺ @yamadagairu
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