ひびの短歌
冬のいろを数えて過ごす時間の尊さを現在噛み締めている
ままならぬ、まあままならぬのでならぬままいくしかないか、ただあるがまま。
終わったというほどじゃないけど本日閉店程度にはおしまいです
日頃の行いが悪いので、という言い訳用の小さめの悪事
ただの善人に聖人と思ってたのに裏切ったなと指差し泣く人
夢の中の夢の中でも寝ていたしさらにその夢の中でも寝てた
悪口のインプで稼いだその金でせめて誰かを救けてて欲しい
何でもやらなきゃならねえかなしさを何にもやらねえ奴がわらってら
ええやんけお前も勝手にしたったらわしも勝手にしとるさかいに
そんなこと言われても困る祈るくらいしか出来はせぬ無力な僕に
友達の悪口言ってた奴が嫌い庇えなかった自分はもっと
不安と云う化物が筆を走らせる。ははは。いいねえ。かかって来いよ。
午前4時。小鳥のおしゃべりが聴こえる。これから寝るのでなければかわいい。
一日の終わりはいつも考えるちゃんと人間をやれたかどうか
どんな気分でしょうね自分のしたことがすべて自分に返ってくのは
あの時は大変でしたねと過去のように言うけど
柔肌の擦りむく傷の多いことこうして大人になる他ないのか
鶏肉のカンピロバクターここにあり喰われたくない悲鳴に似たり
完璧は存在出来ない決まりなの不完全たるこの世では特に
篠突く雨の中でも響く虫の声次へ命を繋ぐそのため
ひびの短歌2 嗅土九三九 @kgtc939kkym
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