第3話いきなり仕事ゲット

「ただいま〜我らのお姫様はどうなってる・・・かな?」


 社長が、私をボッチにしてからどれだけ経ったのか分からないがようやく戻ってきて私を見た瞬間固まってしまった。


「ちょうどいいとこにきたね、今この子に合う服を、見繕っていたんだ。あんたのその反応を見るに予想以上にいいみたいだね、やっぱりこの仕事をしとるとあんたみたいな反応をみれた時が一番楽しいね」


 社長は、無言で私に近づき色々な角度から私を見ては何かを考え再び私を見てしまいには


「キャッしゃっ社長なっ何してるんですか?スカートめくらないでくーださーい」


「いやーごめんごめんつい中の方も気になってしまって、いやっでもいいっイイね、一気に雰囲気変わったね。あの地味な下着から大人を感じさせる下着をちゃんと着こなしていいよいいよ。これならいつでも嫁に出せる」


「あなたは、私の親ですか?それに、私はまだしばらくはお嫁とか考えていませんから」


「確かに私は君の親ではないが、君のことは娘みたいに大事に思っているよ。これからもそれは変わらないからまだ嫁にいかないでおくれよ」


「大丈夫ですよ。そもそもそんな相手いませんし、今は自分のことだけで精一杯ですから」


「親子のスキンシップはいいけどそろそろいいかい?全く見てる側には本当に親子みたいに見えちゃうね」


「あーすまないね、あまりに見違えてしまったからついね」


「そうかい、これからもその嬢ちゃんがこっちに来てモデルとか引き受けてくれるなら安くしとくよ」


「いいのかい?ここの品物はみんな素敵なものばかりだが」


「この子みたいにモデルとして着てくれたのを見せるほうが宣伝になるからね、あんた達に値引きした分は十分回収できるさ」


「分かったよ、ただし顔はダメだよ、この子はこれから私達のとこでデビューするからね」


「分かってるから安心しな、使うのは首から下だから大丈夫さ。この子のスタイルでうちの商品を宣伝すれば売上アップ間違いなしさね」


「あんたも悪いやつだねー、まーおかげでうちは助かるんだけどね」


「あっあのそれって何枚も撮るってことですかね?」


 私は、つい気になり話に混ざってしまう


「もちろん、季節ごとのオススメを定期的に撮影させてもらうよ。その代わりあんたの気に入った服や下着をプレゼントしてやるさ」


 う〜確かにこの時間で私に似合う下着や服を選んでくれたし、実際気に入ったりしたのが何着かあったから欲しいなって感じたのがあったから


「あんたも気に入ったのがあっただろ?この話は素直に受けときな。こいつのセンスは間違いないからあんたに似合うものを勝手に用意してくれるよ」


「分かりました。その提案受けさせてもらいます、お願いします。」


「素直なことはいいことだよ。任せときな、とりあえず今日は今着ているのと何着かあげるよ。これからは姿勢とかも意識しなよ、せっかくのスタイルの良さがもったいない」


 私は、なぜかわからないがモデルの仕事をもらってなおかつ定期的に服や下着がもらえるようになってしまった。 

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