39話「VSブラック・ハイ・ウルフ」

『かっこいい雰囲気出してるけどやばいことしてたのは変わりないんだよなぁ』


『草www』


『草に草を生やすなよ』


 久し振りにやらかした……

 もふもふの動物を見たときに羽目を外すのはなんとかしなくては……


「装備変更、ナイフ」


 こんな体力では凍傷ダメージのある刀なんて振っていられない

 そのため刀からナイフに武器を変えたが……


「っ!!」


 瞬きの間に接近してきた相手の鉤爪を手に持っていたナイフで受け止める

 キン、と甲高い金属音とミシミシと嫌な音が聞こえる


 っ、力つよすぎだろ!?押し切られるぞ


「しょうがない。力比べといこうか『バーサーク』『獣化』!!」


 取り敢えず一分間は『バーサーク』で耐えるしかない


「それでもキツイか!!」


 よく考えたら普通にボス級の攻撃を受けとめられるのは無理か


「『氷盾』!!」


 スキルを発動させ無理やり間に盾を挟む

 が……そんな盾を逆の手を使って一撃で粉砕される


「2秒が限度か。くそ、魔力燃費が多すぎる!!」


 自分の身体を転がして鉤爪は何とか回避する


「急募、こいつを倒す方法」


『無理』


『パーティーを組んで再挑戦!!』


『ほなタヒんでもらて』


「そうじゃないんだよ!!『氷壁』」


 目の前に出現した氷の壁が相手の鉤爪を防ぐ


「おちおちコメントも見れないのか……」


 そんな生成した氷の壁もガンガンと鈍い音が2回響き渡りたった直後、砕けて消えてしまう


「さて、残り30秒持つかな?」


『持たせるんだよ、あよしろよ!!』


『www』


『絶望的な状況なので逆転出来ないと思います』


『ほんまそれ。タヒんでどうぞ』


「はぁ。そんなに無理そうに見えるかな?」


 さて、本当は獣化が発動してからやろうと思っていたが……


「そこまで言われたらここは勝つしかないな」

 

『お、お』


『不可能で草』


『イキって10秒後にタヒぬと予想』


 うん、コメントも熱烈な関心だ


「さて、皆様方は遊びは好きかな?」


 残り10秒

 これくらいだったら攻撃中に発動するだろう


 手に持つナイフを強く握る


「私も、いや好きでね」


 顔に笑顔を作る

 すこしくらい挑戦してもいいだろ


「さあ、初めよう。」


 今から行うのは初見タイムアタック狂った奴のお遊び




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 中二病感満載。

 色々忙しく投稿が出来ない日が続いていました。

 それの穴埋めとして何話か一気に投稿させていただきます

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る