37話「雑談」

「敵も人も居ないな……」 


視聴者に見せるものがないのは普通に困るのだが……まあ、コメント読むか



「人も敵も居ないんでコメント読みます」


『88888』


『8888。質問、他の配信者はグループでやってるけど、今後とも一人でやるんですか?』


『王都に行く理由』


『前作をやっていた?』


「3つずつ答えて行きましょうか」


そのほうが楽だし、言いやすい


「まず、今後配信は、二人でやっていくことになると思います。王都に行くのもその人に会いに行くためですね。」


白は仮面とかなんやらいるか聞かないとか……

それにもう少しで学校も始まる、時間がない


「最後、前作はやっていました」


『超人で草』


『化け物なのも納得できるわ』


『初見です』


「お、やっと開けた道に……」


開けた道を進むと巨大な狼が眠っていた


「ボス、なんだろうけどさ……倒したくないな」


『分かる』


『モフりたい』


『そいつ強いぞ〜』


巨大狼戦か……

武器は取り敢えずナイフで静かに近づくか


「おや、気づかれてない?」


『通り抜けられる?』


『こんだけ近づけるんだ』


触ってみるがやはり寝たままだ


「うん、やっぱ手触りいいな」


『こいつ……』


『ええ……』


『場所変われ』


『ちょ、危ない』


次の瞬間、手で踏み潰されかける 


戦闘しないとか……

あんまり戦いたくないんだけどな

戦うことになったら仕方がない


「ボス戦だ」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る