35話「戦い方」

「フヒヒ、私は横入りされるのは嫌いなんですねぇ〜。子分たち、かかりなさい」


「YES、Maam!!」


『大丈夫かよ!?』


『流石にこれは……』


「……あの老兵はもっと礼儀正しかったぞ」


 一太刀、鞘から抜いた勢いのまま攻撃してきた子分たち三人の首を落とす


【HP】22/35  

【MP】21/21

 

 戦いに出たけどこれコメント欄は見られないな


「へぇ、あの老兵と戦ったんだ。良く生きてられたねぇ〜」


「お前、あの老兵と知り合いなのか?」


「さあ、ね!!」


 相手は落ちていた槍を持ちこちらに向かい突撃してくる


「そういう単調な攻撃は防ぎやすいんだよ」


 刀で滑らせるようにして槍を逸らす

 そのままの勢いで持ち手を斬ろうとしたが避けられる


【HP】19/35  

【MP】21/21


「……こんなもんじゃないだろ」


 たしかにあの老兵よりは弱いが、何かを隠している気がしてならない


「フヒヒ、そんなこと言っていられるのも今のうちですよぉ〜」


 瞬間、いやな予感がして身体を倒れ込むようにして避ける


「っ、なんだ?」


 明らかに何かが通った。だが見えない

 避けきれなかった肩は切り傷のような跡ができていた


【HP】18/35  

【MP】21/21


 ダメージは1。もろに食らったら何ダメになるんだろうな……


「魔法か……。そろそろこっちもやんないとまずいか『バーサク』宣言『獣化』」


 あまり視聴者にも手札は見せたくない

 だからこの状態で終わらせる


「君の方こそ本気を出すきはないんじゃないねぇ?」


「言ってろ。これぐらいで十分だ」


 流石にこれ以上ダメージを喰らうことはよくないな

 王都に行けなくなる可能性がある


「こっちでやろうか」


「へぇ、そんな武器で倒せると思っているのかい?」


 刀を鞘に納刀し、代わりにナイフを抜く


 抜いたナイフはよく手に馴染む

 こっちのほうが戦える

 それにこいつの近接攻撃程度はこっちで防げる


「ああ、大丈夫だ。問題ない」


 勝利条件は相手を撤退させる又は撃破する

 敗北条件は回復薬が尽きること


 さてそれでは


「第2ラウンドだ」



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 久し振りの投稿です。

 一週間はダラダラ過ごしてました。


 やはり、戦闘シーンは満足出来るものが上手く描けない傾向にあります。

 それと今週は毎日投稿すると思います。


 もし良ければ『Ice Heart〜血に塗れた戦争で〜』

 ロボットものになっています。

 時間がある方は見ていただけると嬉しいです。

 長文になりましたが、ぜひ今後とも時間があるときに『Campus』を読んで見てください


↓『Ice Heart〜血に塗れた戦争で〜』URLリンク

https://kakuyomu.jp/my/works/16818093085839825031

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