29話「敷布団」
「これで大体終わったかな」
「お疲れ様」
大体の家事が終わり少し休憩出来そうな気がする
家事が終わったからといってまだやることはあるのだが……まああとからでいいだろう
「あれ、悠はベットへ行った?」
「うん、眠りに行った」
「珍しい。いつもならもう少しだけ起きてるんだけどな」
ただ早く寝るのは別に悪くはない。どちらかというといいぐらいだ
「そうえば、始まりの街からどれくらい進んだ?」
「雪国の始まりの街からまだ移動してない」
「ボクも雪国の町だから近いかもしれんな。ちなみに町の名前は?」
「『シューネシュトゥルム』。そっちは?」
「『カルト』だね」
距離関係的には他の町と比べて距離は短いが歩いて行けるかと言われたら微妙な距離という曖昧な感じだ
「集合王都が一番かな」
「配信どうするの?」
「王都までの道を撮る」
「了解、配信、許可された人しかまだ出来ないらしいから頑張れ」
「聞いてないですけど!?」
こんな権利を一般人のボクに与えて良いのだろうか?
もっと他にいい人がいるとしか思えないのだが……
「うるさい……寝るよ」
「はいはい、布団出しに行くよ」
「お願い」
やると言ってしまったまでにはやりきらないといけない。ただ今考えることでもないだろう
「さて、どこに布団を敷こうか」
「空いてる部屋でいい」
「空いてる部屋といっても……」
空いてる部屋……一回全部の部屋見てみるか……
「空いてる部屋ないか見に行くか」
「ん」
「まずはお父さんとお母さんの部屋を見に……」
ボクが部屋の扉を開けると悠が寝ていた
「この部屋はダメそうだな」
「起こしちゃ悪い」
あれ一階って特にベットを置くスペースはなかった
つまり消極的にもう一つの部屋か僕の部屋になる
「……あそこの部屋を見に行こう」
扉を開けると中はホコリまみれであまり掃除されていない部屋だった
すくなくとも人を中で寝かせられない程度には汚かった
「ボクの部屋しかないがボクの部屋でいいか?」
「別に、いいよ」
「分かった。んじゃ、ベット持ってくるか」
「ベットのしまってある場所、案内して」
ベットのしまってある場所……あそこだったかな
「下の押入れにしまってあったと思うけど」
「ん、分かった」
そうしてボク達はベットを出すために階段を降りる
そうして押入れの前まで歩き扉を開ける
「あれ?ないけど……」
中には複数の箱と不自然に空白な場所があった
「お母さんに電話してみる」
電話をすると数コール後、まるで分かっていたかのように素早く電話に出た
『来客用の布団のことでしょう?』
「まあそうだけど……」
『ごめんなさいね、それ私たちが持ち運んじゃったの。今泊まっているホテルがベット持ち込みだったから……』
「……代用品ってある?」
『影のベットで寝かしてあげればいいじゃない、あのベットは一応二人が寝れる広さはあるのよ?』
「え、え?」
『あとソファーで寝るのも駄目だからね、あんたらソファーで寝ると体調崩すから』
「ちょっとまって」
そうして電話が切れる
「……聞いてた?」
「ん、一応」
「取り敢えず上行こうか」
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投稿が、投稿が……
気長に頑張っていきます
最後に一言、投稿遅れて申し訳ございませんでしたぁ!!
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