27話「いただきます」

「ただいま〜」


「た、だだいま?」


「お姉ちゃん達おかえり!!」


 家の扉を開けて「ただいま」と言うとお風呂から出ていた優が出迎えてくれる


「お姉ちゃん、僕、お腹すいた〜」


「……私も、お腹すいた」


「はいはい、手洗ってから温めるから待っててね」


 いつもなら17時くらいに夕飯を食べているが、今はそれから2時間以上ずれているのでお腹がすくのは当然だろう

 ただ手を洗わないと何も始まらないので手を洗うために蛇口をひねる


「冷た!?」


「あ、お姉ちゃん……さっき顔洗うために冷たくしたよ?」


「もっと早く言ってほしかったな〜」


 機械で温度を少し冷たい程度に設定しもう一度蛇口をひねる


「うん、寒い時はこれぐらいがいいと思うな」


「ん、交代」


「じゃあ、ご飯温めに行ってくる」


「了……冷た!?」


「あ……温度調整は洗面台の近くの機械だよ」


「もっと早く言って……」


「……ごめん」


 そうえば吸血鬼は寒いの苦手だったけ

 白は吸血鬼の血が薄いほうだが苦手なものは苦手なのだろう


「美味しそう!!」


「そうだね悠、作ってくれた白に感謝するんだぞ?」


「うん!!」


 電子レンジで温め終わった豚キムチをお皿に並べながら、悠にお礼を伝えられを少しテンパっている白を眺める


「お箸も並べてと……これでよし。二人共ご飯できたよ」


「はーい」


「ん」


 食卓にご飯やおかずなどを並び終えたあと2人を呼ぶ

 すぐに返事が聞こえ、走る音と歩く音が響く


「席に座ってご飯にしよう」


「お腹すいた〜」


 全員が席に座ったことを確認し、感謝の言葉を言う


「じゃあ手を合わせて」


「「「いただきます」」」


食べたご飯は普通に辛くて美味しかった




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普通に投稿時間過ぎすぎててもうしわけないです。

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