24話「手料理」

「完成!!」


「はい、お疲れ様でした。皿並べるからもう少し手伝ってね」


 ご飯を作り始めてから約45分、ボクは完成した料理を机に並べていた


「なんかほとんど作ってもらう形になってごめんね」


「大丈夫。今日は料理の作り方、教えてもらった、から」


「それならいいけど……ご飯食べたらどうするんだ?家まで買えるんだったら送っていくぞ」


「今日、夏菜子さんに泊まりに来るよう、言われた」


「え、まじ?お母さんに聞いてみる」


 通話アプリを開きお母さんに電話する


「もしもしお母さん」


「こんな時間に通話をかけてくるなんて珍しいわね……何かしら?」


「今日、白から泊まるって聞いたんだけど」


「……ええ、そうよ。ただあんたの部屋にある敷布団を使ってね」


「了解。もう少しそういうのは早めに言ってよ」


「ごめんね。次からはちゃんと早めに言うわよ。そろそろ切るわね」


「お仕事頑張って、それじゃおやすみ」


「ええ、おやすみなさい。そうね〜。私達が出張の間白ちゃんが泊まってもらおうかしら。食材が足りなそうだったらいつもの場所にあるお金から取って買い物に行きなさい」


「え、ちょ!?」


 そうして通話が切れる。

 つまりこれはボクが聞けということなのだろう


「ええと白?」


「ん?なに」


「単刀直入にいうんだけどさ、お母さんから「出張中の間、泊まっていく?」って言われたんだけどさ……どうする?」


「……お言葉に甘える」


「うん、分かった。なら外がまだ明るいうちに家でお風呂入ってきてよ」


「了解」


 そうして玄関から出ていった白を見送ったあとボクは無表情を意識しながら鏡の前に立つ


「こんな顔に出やすかったかな……これ白にバレたかな?……バレていないといいな」


 白が帰ってくる前に色々しないと……まずはデザート作りかな、その後お風呂に入っろう


 ボクは鏡の前から離れデザート作りの準備を始める


 鏡に映っていたボクは笑顔で……頬は少し赤く染まっていた


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 リアルが忙しすぎてしまったので投稿できませんでした。

 今後はなるべく毎日投稿を目標にやっていきますが2日に一投稿になる可能性もあります。


 改めましてここまで読んでくださった皆様方に感謝を。

 まだ猛暑が残っております体調に気を付けて生活していきましょう。

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