18話「寒いの街での冒険者達」
「おお、お前さんやっと起きてきたのかい!!一日起きてこないもんだから心配しちゃったよ」
「
結局、白と寝てそのまま夜まで寝てたんだよね
前回のログアウト時に寄った宿屋『ヒュッテ』
う~ん、前々から思っていたが開発者がドイツ語好きなのかな?
「今日はどこ行くんだい?」
「今日は街をまわってみようかと」
「そうかい、ただ気を付けるんだよ。今日はあいつらが来るからね」
「あいつら?」
「なんでもないよ。何も無い街だけど楽しんでらっしゃい」
「それじゃあ、ありがとうございました」
あいつらが気になるところではあるのだが……
「無駄なことには首を突っ込みたくはないんだよな」
まあこちらの不利益な行動をしてきた場合は別だが
今は観光に専念しますかね
「まずは冒険者ギルドを目指そう。街には必ず1個はあるみたいだし」
冒険者ギルドでは身分証明書である冒険者カードが作れたり、依頼を受けたり出来る
つまりよく小説とかに出てくるテンプレ的なものだ
「あ、急ぐか」
辺りには雪が降り始め早いところでは積もり始めている
「雪は綺麗なんだけど、少し降る程度が丁度いいとは思うな」
雪まみれになって入るのもどうかと思うので走りながら向かう
「やっとついた」
冒険者ギルド、周りの家々と比べると、とてつもなく大きい建物だ
まだ昼間だというのに冒険者たちの騒ぎ声が聞こえてくる
「うるさいな」
外に留まるわけにもいかないため冒険者ギルドの扉を開ける
「うわぁ」
扉を開けると中はどんちゃん騒ぎで殴り合いをしているものまでもがいる
「人混みは好きじゃないんだよな」
関わりたくないので出来るだけ気配を消しながら受付まで行く
「すいません」
「はい、なんでしょう?」
「冒険者カードを作りたいんですけど……」
「了解いたしました。ではこちらの水晶に手をかざしてください」
言われたとおりに水晶に手をかざすとステータスが目の前に何も書かれていないカードが出現した
「こちらのカードに血印をしてもらえば完了となります」
「分かりました」
口の中にある牙を使い手に血を滲せ、カードに押し付ける
うぇ、やっぱり血の味は嫌いだな、美味しくない
「これで完了となります。注意事項としてこれを紛失した場合には再発行に1500通貨が必要となります」
「了解しました」
取り敢えず今日の最低目標達成、と
後は鍛冶屋を探してあったら寄れば……
「おいおい、そんな嬢ちゃんが冒険者?もう少し大きくなってからのほうがいいんじゃないか?」
うわ、面倒くさいやつに絡まれた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます