「罰ゲーム」(閑話)②
「勝ったほうが、罰ゲーム決める。いい?」
「……いいよ、好きにすればいい」
罰ゲームを提案したのはボクだ。もう腹はくくっている
ただきっと大丈夫。根拠の無い自信だが多分そんな気がする
「じゃあ、影。こっち来て」
「う、うん」
彼女は自らの太ももを示しながら乗るように要求してくる
いきなりそんなことを要求されたらてんぱってしまうのも仕方ないだろう?
まあそれでも少しためらった後に太ももに乗ってしまう自分に欲望を感じてしまうんだが……
「ふにゃぁ!?」
「影、猫みたい」
白から後ろから抱きしめられ変な声が出てしまう
「尻尾!?ちょ、待って尻尾はやめて!?」
「罰ゲーム、罰ゲーム」
「っまじで!?頭もなででるなぁぁ!!」
「いやなら、抵抗すれば?」
「っ、それは……」
ああ本当に……罰ゲームなんて考えなきゃよかった
結局120分程度もふられ続けた
「白、もうやめてよ」
「ん~、やだ」
「白?」
「Zzz」
「おーい、白?……寝たか、だから早めに寝ないから」
さすがにこの状態で寝られるのは忍びないのでベットまで運ぶことにしよう
「ふふ、こうやって眺めてられるならさっきのも良かったのかもしれない」
たださすがに寝なさ過ぎたかな
「おやすみ」
そうしてボクも眠りにつく
後日、お母さんにネタにされたがさしたる問題ではないと思いたい
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罰ゲーム
猫って尻尾さわれると嫌がる子は嫌がりますよね
閑話みたいなものです。こういうの書きたいけど難しいです。
SFでの週刊順位56位を達成できたことをご報告させていただきます
目指せ50位なので今後とも暇なときに読んでいってください
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