「訪問」(閑話)①
「眠い……」
昨日は宿に入ってすぐゲームからログアウトしそのまま寝たていた
だが寝たのが大体午前4時くらいであり今の時間は午前7時
3時間程度で眠気が取れるわけもなく、こうして眠い目をこすりながら起きているのである
「ねぇね、大丈夫?」
「ああごめん悠。ボーってしてた。ありがとね」
「うん!!」
悠に心配されるなんてダメだな
よし、シャキッとしないと……
ちなみに遅寝したのに早起きしたのはちゃんと理由がある
まあその理由というのが……
「影~。白ちゃん来たわよ」
「うん。分かった」
白が来るからである
まあ、来ることは分かり切っていたので支度は全て済ませていたりするので大丈夫なわけだが
「まあ、取り合えず下行くか。悠も下来るか?」
「うん!!行く」
そうして元気よく返事をした悠と一緒に下への階段を下りる。
「おはよう白」
「おはよう影」
「わぁぁ、白お姉ちゃんだ!!」
玄関で座っていた白に対して「おはよう」の挨拶をする。
悠は、久しぶりに白を見たのではしゃいでいる。
「悠、こっち来なさい。」
「ええ?でも……」
「しょうがないわねぇ。アイスあげるからこっち来なさい」
「え!?いいの!!やったぁ」
なんだろう。お母さんに背中押されている気がする。ほんとなんでなんだろうな
「うん、それじゃあついてきて」
「(コクコク)」
これはコミュ障を発揮しちゃってるな
ただ、頷いてたしついて来てくれるかな
ただ気になるところは顔に多少の隈があるところかな
「大丈夫か?昨日寝るの遅かっただろ?」
「ん、多分大丈夫、ちょっと眠いだけ。影も大丈夫」
「ボクも大丈夫だよ」
ボクも人のことも言えないのかもしれないかもしれない
「うん。着いたよ」
「ん」
そんなことを考えながら慣れた手つきで彼女を自分の部屋に案内する
そうして部屋に置いてあるクッションの上に座る
「影、今回のゲームどうだった?」
白は落ち着てきたようでこちらに質問を投げかけてくる
「普通にめちゃくちゃ面白そうってのを感じた。白はどう思ったんだ?」
「影と同じ感想」
「なるほど」
つまり良ゲーまでは確定と。
「賭け、しない?」
「珍しいな。いいよ、何で勝負するんだ?」
「昨日の時点までの死亡数。たぶん街入ったところ、でおわりでしょ?」
「でも大丈夫か?今回は普通に自信があるんだが」
「いいよ、私も、自信あるし……」
「せっかくなら死因もいう形で……」
ただそれだけは面白くない……
「罰ゲームを追加するか」
「同数だったら、どうする?」
「じゃんけんで競おうか」
だらだら話しているのもまた一興だがそろそろくどくなってきた。
そろそろ発表しましょうか。
「せーの1回「1回」」
「死因は?」
「ボスとの戦闘、中での相打ち。そっちは?」
「出血多量での死亡」
……ばかげたことやってるな、まあボクが言えたことでは無いんだが
「さてじゃんけんするか」
「うん」
正直なんか死亡数同じなんだろうなってことは分かっていたりしたんっだがじゃんけんに勝てば取り合えず罰ゲームは回避できる。
「「最初はグ、じゃんけん……」」
もちろん負けました。10分は決着つかなかったんだがな
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15話16話を多少改変しましたので時間があれば読んでみてください
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