第一章 VRMMO『Campus』チュートリアル
10話 「Campus」
先祖返りをしたあの日からもう1週間経っていた。
ただ、ボクはこの1週間を地獄の日と、捉えるだろう。
「女の子ってやっぱり大変なんだな」
先祖返り1日目から殆ど何も知らないボクに、お母さんと白からみっちりと教え込まれていた。
おかげである程度のことは出来るようになっては来たが、それでも辛いものは辛い。
ただ、今日は『Campus』のサービス開始日。
ゲームソフトは昨日の深夜12時に届いていた。
傍迷惑な時間だな。まじで。
もともと春休みなこともありほとんど無い宿題を終わらせ、もうゲームをやる準備は万端である。
「ゲーム〜、ゲー厶〜」
サービス開始2分前。
そろそろ入って待機しておこう。家の回線は強い方ではあるが…ログイン争奪戦は過酷だからな。うん
ベッドに横になりながらVRゴーグルの電源を起動する。
なおゲームで寝たり、ご飯を食べたりするとそれと同じ分現実世界で食べたのになるという機能も存在している
ボクはそういうことはしないんだけどね。
さて、そろそろログイン時間が出来る時間がやってきた。
結果は……エラー…………。抽選負けした!?
こんなタイミングで白からのメッセージ?
『一発で通った。そっちどうだった?』か。
畜生、普通に負けた。
まあ、すぐにログインできればまだ………
結局ログインに20分掛かった。
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