狂瀾怒濤

第2話颶風怒涛

「ちょっと何言ってるかわからない。」

「とりあえずこの都心部でも田舎でも話し合いや殺し合いには適さない場所というのは確かだ。だから風を操り天空に空間を作り出した。お前らの手元には恐らくチケットが渡されるだろう。まぁめんどくさいからチケットを受け取ったらその場所に行き話し合おうではないか」

そう言うと画面が暗くなり何事もないかのような感じで天気予報などのニュースが流れ始めた。

周りにいるサラリーマン、学生や親子は啞然とし開いた口が塞がらない状況となっていた。

かくいう俺も何言ってんだこの中二病はって思ってたけど実際に空を飛んでいる経験をしてその目撃者が周りに座っているんだ。

「なんだあの女は!?飛んでいるぞ!???」

一人の学生が空を指さすと空飛ぶ機関車に乗った修道服のような恰好をした女性がこちらに向かってきた。

「引かれるくね!?」「逃げろ!!」「やばいやばいやばいやばい!!!」

慌てる声が周囲を包み込みその声に乗せられそうになるも状況をまとめるのに時間がかかっていたからか体と口が全く動かなかった。

「君!!逃げないと引かれるよ!!」「あ、はい!!」

声をかけられてなんとか体を動かしたおれは安全だと思われる場所まで走った。そこには人だまりができていて俺のことをガン見している。

そうこうしているうちに空いた場所に機関車が止まり機関車から降りてきた女は俺に向かってゆっくりと歩き出す。

「あなたは神「西森要様」に指名され、風のファンタジー行のチケットを手に入れました。この機関車に乗り込み風のファンタジーへと向かってください。」

「あ、、、、、、、、、、、え、、、、、、、?」

すぐ言葉が出ただけいいほうだと思う。だが言葉とは言えずにどちらかと言えば困惑の独り言のような感じだろな。

「拒否権はありますが、拒否すると死亡します。」

「はい?」

「拒否権は.....」「そうじゃねぇよ!!意味わかんねぇわ!!拒否したら死ぬなんてじゃあ要とかいうやつもお前も死ね!!」「それはできません」

「だろうな!!じゃあ俺は死なない!!!」

何言ってんだ俺は


「なんてこともありましたね」「随分と懐かしい話題を出してくるもんだな。」

時は進み、俺は疾風怒濤の神「波風菟道」として人生を謳歌していた

だが、そろそろこの人生にケリをつけようと思う。

自殺すればどうなるのか。聞いた話によると風の存在は俺が操っているから風の存在が消えて世界が終わるというんだ。

ならどうやってこの人生にケリをつけるのか。

それは

「こんにちは。僕の名前は「波風菟道」です。神になって二年がたったんですが.....もうめんどくさくなってしまったので新しい神を創造しようと思います。

僕の独断と偏見で選んだ少年「姫島主藤(ひめじますどう)君にはこう名乗ってもらいます




――狂瀾怒濤の神と――


これより、この物語では第二章が始まる。だがこの世界では一つの物語なのだ。

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疾風怒濤 白雪れもん @tokiwa7799yanwenri

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