御伽噺戦争・VR旅行記 最終回

やあ、こんにちは。御伽噺戦争メルヒェン・クリーク・VR(メルクリVR)の旅行記の最終回だよ。


メルクリVRの世界に旅行にやってきて一年ちょっと、五か国も巡った割に早くない? って知人たちには突っ込まれたね。

かなり駆け足で旅行記を書いてきたけど、どうだったかな。

少しでもメルクリVRの世界の魅力が伝えられてればいいな。

それじゃあ、前回の予告通り、今回はわたしが実際に行ってきて好きだった場所を紹介していくよ。


つ ウァルテラ遺跡の写真、青一色の花畑と、崩れ壊れた石レンガの廃墟、その周辺の「しだれ四花」の緑と濃淡の桃色とが合わさり、退廃的な雰囲気を感じさせる


巡ってきた順の逆に紹介していくよ。

まずばブルー・バードだけど、やっぱりここだよね。

どこも緑があふれてていい景色だったけど、わたしはここが一番好きだったよ。

まあ、素材を大量にダメにした記憶も新しいから焼き付いてるっていうのも正しいけどね。

貢献度が必要だったからか、桜さんと一緒に行った時も誰もいなくて貸し切りみたいでのんびりできたよ。

ブルー・バードはあんまり風が強い地域じゃないから、外で昼寝するのにちょうどいいよね。

次点では首都ラウヌューラのハンモックかな。

のんびり昼寝するのにはすごくいい国だよ。


つ 土のくぼみの中空に浮く、水がぽたぽたち落ちていく砂時計ならぬ水時計


続いてサンドリオン。

サンドリオンはね、一番好きなのはここ。

ヴェラソノの奇跡が生まれた理由はとっても悲しい歴史だし、これは一人の人間の命が犠牲になった結果なんだけど、この水が落ちてくるのは延々と眺めてられるよね。

時々ぼ~っと眺めてるんだけど、時間が溶ける溶ける。

こう、砂時計とかを眺めるのってわたしは楽しくてね。

次点で好きなのは首都のヌル・リュエヌかな。

あのスチームパンクな雰囲気、なかなか味わえないからねぇ。

こないだリヴァテュエールで観光チケットで一周のんびりしたんだけど、リヴァテュエールは車内での飲食がOKだからすごく楽しかったよ。

時間に余裕がある人は、近場のカフェやドリンクスタンドで好みのドリンクを買ってから周回旅行するといいよ。

一時間半くらいかかる分、ゆっくり飲み物を飲みながら景色を楽しめたよ。


つ スペリオーザス湖地下街、天井の水からかすかに差し込む光がほのかに街を照らしている


スネドゥロニジェンで一番好きなのはココ!

まあ、うん、めっちゃくちゃ苦労したからね? ほんとに苦労した。

それはそれとして、個人的にはこの天井の上にある湖から差し込む光がきれいだよね。

五か国巡って、たぶんいっちばん依頼をやったのもここ。

わたしたちはちょっと急いでたのもあるけど、何をやろうか困る……ってタイプは、これだけ量があれば上から順番にやっていけば当分やることに困らないよ。

のんびりやっていけるから、最低限スペリオーザス湖地下街解放までやって、ここに引きこもるのもいいと思うな。

次点で好きなのは氷樹の森の大きな氷樹かな。

スネドゥロニジェンに行くたびに必ず採取ガチャやるんだけど、なかなか特殊アイテムは出ないねぇ。

相変わらず三日に一回くらいの確率なんだよね。

ちなみに、水仙ナルツィアちゃんは相変わらず二週間に一回くらいらしくて、たまに一緒に採取に行くんだけど、わたしが特殊アイテムゲットすると泣いてたねぇ。


つ 優雅な造形の鉄柵とその奥の豊かな庭、それに囲まれている荘厳な教会


レッドキャップで一番好きなのはここだねぇ。

やっぱりさぁ、この教会素敵だよね。

基本無宗教というか、どっかの宗教に傾倒してるわけじゃないわたしだけど、宗教施設って、こう、きれいなところが多いよね。

時々レッドキャップに行ったときは、参加できるなら礼拝にも参加してるよ。

そういう時に例の若い枢機卿さんとも顔を合わせることはあるなぁ。

次点で好きなのはユーラカリル廃墟群かなぁ。

あのぞくっとするくらいの廃墟、怖いけど惹かれちゃうよね。

正直、廃墟に興味があっても現実で廃墟に近づくのって危ないから、VRでも近くで廃墟を見られるのいいよね。

まだまだユーラカリル廃墟群の国家任務が終わりが見えないけど、今後もゆっくり進めていきたいなと思うってるよ。


つ 森のぽっかり開けた場所に羽が降っている湖がある


最後、ワルキュレアはここ!

まだたった一年くらい前の事なんだけど、すっごい昔に感じるくらい初期のころに来たところだね。

多分、メルクリVRの世界にきて一番最初に触れたファンタジーな景色だった気がする。

この降ってくる羽、どうしようかなって考えて最終的にベルト飾りにしたんだよね。

今でも使えるアクセサリーなんだけど、戦闘中は破損しそうだから街中でしか使ってないな。

壊れちゃったら修理できない一点ものだからさ。

やっぱり大事だよね。

次点は国境砦の天井画!

ワルキュレアに戻るたびに好みの天井画を見に国境砦に行っちゃうよ……。

実はこの天井画、古くなったのから新しいものに差し替えられてるらしくて、時々「あ、これ見てないやつだ!」ってことが起きるから、頻繁に行っても楽しいよ。


という感じかな。

わたしの旅行記を見てメルクリVRの世界に降り立った読者も少なくないと聞いているけど、みんなはどこが好きだった?

わたしが紹介した場所を知らなくて、お気に入りになったってことがあればうれしいな。

まだまだ終わってない任務も残っているし、次の旅行先のVRゲームは見つかってないから、匿名感想アプリの返信記事を書いたらしばらく旅行記はお休みかな。

その間は当面メルクリVRの世界を走り回ってると思うから、もし見かけたら声をかけてくれ。


 つ 五枚の写真、イリアンサ、ナルツィア、エベーヌス、クラースィア、そしてアルメニアコンとそれぞれツーショットで写っている藤色の髪の、柔和でどこか疲れてそうな雰囲気がある青年、どの写真でもピースをしながら写っている


それじゃあここまでありがとう!

読者諸君にも、良きメルクリVR生活がありますように!

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