《登場人物整理 02》
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《メイン人物・1年》
・石上 陽 (いしがみ・よう)
生前は世界的指揮者であったが、48歳の時に突然の事故で亡くなり、かつての小学四年生の自分自身に転生する。
中学に入るとすぐに、ドイツに留学。資金は運用で増やした。中学三年にして、若手指揮者の登竜門であるシャルズール国際指揮者コンクールで最年少優勝。
中学三年の秋に故郷に戻り、残りの中学生活を美島中で過ごした後、矢作北高校を受験。
彼の家の机の中には、かつての
小学校六年の時に水都を交通事故から救い、水都の寿命に影響した分、『歪波の命書』の誓約により、陽の寿命を差し出している。
寝ると寝顔がちい◯わになる。
・河合 水都 (かわい・みと)
吹奏楽強豪の翔西中出身、2ndフルート→1stフルート、女子。中学からフルートを始め、コツコツと努力して二年次にコンクールに出場。小学生の頃、従兄が出場した吹奏楽コンクールの全国大会において、数々の学校の演奏を聴いて感激し、自分も目指したいと志す。二年に姉の水葉がいる。
かつて起こった未来では、自宅のガス爆発火災をきっかけに肺水腫になり、高校一年の二月に死亡する。
・狩野 未来 (かりの・みく)
水都と同じく翔西中出身、女子。ユーホニアム経験者。金管五重奏でアンサンブルコンテスト東海大会で銀賞を受賞。言いたいことがあると顔に出るタイプ。兄が二人いる。身体を動かすことと甘いものが大好き。
・岩月 大翔 (いわつき・ひろと)
美島中出身、男子。楽器はトロンボーン。中3の秋に陽と出会ったことをきっかけに、引退せずにアンサンブルコンテストに出場、一気に東海大会まで駆け上がった。『美島中の金5』の一人。陽を心から信頼している。落ち着いた性格。弟妹が四人もいる。よくメガネを拭く。
・椎名 美音 (しいな・みおん)
美島中出身、女子。ふわふわとした口調だが、超絶ハイトーンが得意なトランペッター。大翔と同様、陽との出会いに強い影響を受ける。『美島中の金5』の一人。部屋の中に虫がいると性格が変わる。
《サブ人物・1年》
・(新)柵木 愛菜 (ませぎ・まな)
オーボエ、女子。二年に姉の結愛がいる。気弱で繊細な性格で、それがオーボエの音にも出ている。姉の横に立って演奏できるオーボエ奏者になることが目標。陽の指導で自分が変わり始めていることに喜びを感じている。
・(新)柳沢 悠 (やなぎさわ・ゆう)
パーカッション、男子。主にドラムを担当。口調は悪いが向上心が高く熱血漢。フレージングが得意で、逆にリズムの正確性が苦手だったが、徐々に克服しつつある。人の名前を覚えるのが苦手な代わりに、あだ名で覚えようとする。母子家庭で、遅く帰ってくる母親に毎晩料理を作っている。
・(新)神谷 恵麻 (かみや・えま)
パーカッション初心者、女子。悠曰く『メイド長』。ミッションを与えられたら細部まで努力する性格が、ハデ北パーカッションサウンドに今後良い影響を与えることになる。趣味はレジンを使った小物作り。
《メイン人物・2年》
・桐谷 有純 (きりや・あすみ)
1stクラリネット、女子。吹奏楽部部長。生徒会長でもある。聡明だがイケイケな性格。県大会どころか全国を目指せることにワクワク中。
・宇佐美 奏 (うさみ・かなで)
1stホルン、女子。副部長兼金管セクションリーダー。よく有純のサポート役として振り回されている。イケメンな性格が影響して、ホルンパートメンバーは奏の熱烈な支持者となっている。クラスではスター性がある。バスケも上手い。
・河合 水葉 (かわい・みずは)
2ndクラリネット、女子。水都の姉。妹よりも子供っぽさがあるが、頑張り屋の妹のことを心から応援したいと思っている。
・(新)柵木 結愛 (ませぎ・ゆあ)
アルト&ソプラノサックス、女子。木管セクションリーダー。ピアノとサックスを習ってきたことで、かなりソロ技術が高い。プライドも高い。陽が目指す音楽に、徐々に理解を示し始める。
《サブ人物・2年》
・(新)矢部 まりあ (やべ・まりあ)
パーカッションパートリーダー、女子。悠曰く『聖母様』。パートメンバーを自分の子供のように愛し、時には厳しく指導する。
・(新)樋口 拓海 (ひぐち・たくみ)
チューバ、男子。常に学年十位以内にいる英才。医者になることを目指している。奏の幼馴染であり、彼氏。あれこれ悩みの多い奏の、良き理解者。
・(新)尾越 徹 (おごし・とおる)
1stフルート→1stフルートサブ&ピッコロ、男子。アーティキュレーションをメリハリつけて吹くのが得意。実は京帝大の工学部を目指している俊英。笑う時は肩が一緒に動く。
・(新)佐藤 香奈 (さとう・かな)
2ndフルート。快活で面倒見が良い。笑う時はガハハと笑う。
・(新)大木/中林/小森
2nd、3rd、4thホルン。奏を『姉御』と慕うファン。慕いすぎて、ホルンの音まで天然で倍音になっている。
《大人》
・安藤先生
55歳。丸メガネをかけた、白髪混じりの中年太り。指揮は4年前に矢作北に来てから経験。基本的にいつも笑顔で、生徒からもアンドーと呼ばれ、慕われている。生徒が自身の成長を喜んでくれることを教育の価値観として持っている。小倉&マーガリンのパンが好物だが、この健康に悪いパンを食べていることは妻に内緒にしている。
・瀬場 進 (せば・すすむ)
元・某証券会社の一般職。投資相談に来ていた陽に誘われ、定年後に陽と雇用関係を結ぶ。
投資業務だけでなく、様々な面で陽をサポートする、執事のような存在。業務は昼から夕方にかけてのみで、外勤が無い時は主に陽の自宅の一室で行っている。
娘二人はすでに独立し、妻と二人暮らし。密かに陽のことを息子のように思っている。
・(新)水都のお父さん
男:女=1:3の中で常にイジられているが、時にビシッと良いことを言う。カメラ、漫画好き。医療機器の営業をしている。
・(新)水都のお母さん
河合家最強人物。陽のこともお気に入りになっている。水都たちが通っていた小学校のPTAバレー部にいまだに所属し、キャプテンを務めている。
・(新)野尻
岡崎市内の私立、竜海高校の顧問。毎年同校を会場にした、プレコンの主催者。矢北に何か思うところがあるらしいが……。
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