夢「読書感想文」

 こんな夢を見た。


 その中で俺は学校に行っていて、気に入らない先生がいて、俺はずっと学校そのものに不満を抱いていた、そして何かに追われていたんだ、"それ"から逃げるようにして階段を昇ったよ、そしたら最上階には手すりがないんだ、それどころか床もぽっかり空いていた、つまり危うく俺はそこから落っこちそうになったんだ、俺は錯乱しながら廊下を駆け巡ったよ、そうしたらあの気に食わない教師が俺を叱った、俺はもうそれどころじゃなかったから、奇声を上げながら去ってしまったんだ、教室に帰ると俺はみんなに変なやつだと認識されていた、でも俺にとってはそんなことどうでもよかった、あの床のことを思い出して気が気じゃなかったんだ、そうしたらまたその教師が教室に入ってきて、俺はまた発狂した、床のこと、この教師のことがフラッシュバックして、俺はすぐさま教室を飛び出した。

 やっと落ち着いて戻ってきた時、どうだったかな、あれは何の授業だったか忘れたけど、これもまた俺にとっては何か気に食わないことがあって、持っていた教科書やら何故か持っていたティッシュ箱やらを全て投げてその教師にぶつけてやったんだ、しかし教師は何も言わなかった、そう、不気味な程に何も言わなかったんだ。

 そしてその教師は罰として、何故か俺の隣のヤツに読書感想文を書かせようとしたんだ、だから俺はそれをひったくってこう言ったんだ、「なんでこいつが書かなきゃいけないんだ、ふざけるな」とな、そして俺は泣きながらまた教室を飛び出して、今度は水飲み場で腫れた目を戻した、教師は今度は廊下からどこかへ俺が逃げ出さないか、教室から遠目で見ていた。

 それから戻ってきた俺は必死に読書感想文を書いたよ、内容は半分これと同じ…上記までの文体と似たような感じで、関係ない作家の感想文で半分くらい埋めてやったよ、そして「俺は普段はそういうのが好きだが、この作品は」という繋げ方をしてもう半分の読書感想文を埋めようとした。


 そこで目が覚めた。

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じっとり系エッセイ集(過去作品) 筆屋富初/Hituya Huhatu @you10say

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