第3話

そうしてずるずると3話まで一日で持ち込むことで、己の心にある不安を増大させる作戦。

自分に何を仕掛けているんだと思う。しょうがない、公開の前段階でワクワクするのは初心者あるあるだと思っている。

1話1000文字で何を言いたいのだろう、こんな創作論というかエッセイというか変な場所にあるところに、第4話から友達関係の悩みとか入れられるのだろうか。そういう自分語りって面白くないと思う。日記に書いてあとで自分で読み返す分には悪くないんじゃないかな。

昔ちょっと変なこと書いたら賞賛のレビューをもらったことがあった。自語りは面白くないって言ったけど喋る。気分で書いて心の中で共感か何かしてくれるといいなと思って公開して、レビューを貰った。頭にハテナマークがいっぱいあった。

二、三年前あたりのことで記憶がないので今思い出せる感想はこれくらい。

嬉しいは嬉しい。言い方が悪かった。嬉しい。ただし当時の自分にはまた違った感想があった気がした。

唐突にこんなこと話し出してつまらないだろうと推測しつつも、創作していてたまに思い出すことを話した。

今更アレを求めているとか、なんで傲慢なんだろうと思ったからかもしれない。

エッセイは誰も読まないのでこれも埋もれて、まるでタイムカプセル、後々読み返して悶々とするやつと化してしまうが、まぁそうとは分かっていても人は何かを求める。たとえエッセイだろうか、あからさま偽情報だらけの創作論だろうが書く人は居るしそのなかで消す人もいる。

「こんなもの書いても誰も見ないだろう」という思考はあるのだが、結局のところ「見る人いるよね、出てきなさーい」と胸を開ければ本音が鎮座している。

(この話題を引きずっていける自信がないと予防線を張っておく。)

みんなそうだよね。

いくらコンテストがホラージャンルの不人気を語っていようが、PV目当てでホラーを描く人はいる。

……同じ話は飽きるよね。

次どんな話したらいい?

SNSで聞いてみると、答える人は意外といない。悲しいかな、友達がいても親密度は別の話。SNSの悩みは「どうやってフォロワー稼ごう」じゃなくて「どうやってリアルの友達と相互フォローになろう」である。あと「たくさんの友達からいいねをしてもらいたい」というのもある。

一口にとてもつまらない投稿と言っても投稿した人が人気者であればいいねはゼロではない。

対してそれほど少なくないフォロワーがいたとしても人気が薄ければいいねはつかない。

友達が適度に増えたら人望の厚さを重視しだそう。そう気づくまでに時間がかかり過ぎたので、自分はかなり人気のない人間だ。

本題とはズレた。本題存在しないけど。本題なかった。余談から本題が生まれる流れ。

無責任なことに話題をぶったぎったのでまた別の話をしよう。

人間あるある。

インターネットの情報はそう簡単に信頼しちゃいけないと口酸っぱく言われた人でさえインターネットの情報を鵜呑みにする。

複数の情報源を照合するほど現代人は暇ではない。というよりもそれほど重要ではないから一つの情報で十分なのだ。

「パンの袋を止める道具の名前はバッククロージャー」

このような情報が嘘だとして、他人に喋ってもせいぜい変な恥をかくだけ、あるいは一生その知識が必要な場面が来ないままなんてよくある話で、大半の情報は「パンの袋を止めるやつの名前」くらいの価値しかない。漢字の読みだとか、大したことない道具の名前とか。

あ、これ勝手に他人が喋ってるだけの話。

もしかしてだけど信じてしまったなんてことはないよね? 確かにパンの袋を止める道具はバッククロージャーと呼ばれているらしいけれど、言いたいのはそっちじゃない。

「大半の情報がパンの袋を止める道具の名前程度の価値しかない」なんて統計も取っていないのに勝手に推測して喋っている。ただの仮説とか意見とか、事実の前段階のような状態だ。

ネットはどこもそんな感じだ(統計なし)。権威あるサイトの話なら飲み込んでも悪影響は少ないが(統計なし)、個人の意見が受け手の事実になるというのは確かなのではないかと、自分は思う。

警告の意を込めて作ったとかそう言うことではなく、自分はよく自分に対して情報リテラシーを高めようと呼びかけているにも関わらず状況が一向に好転しないことを、思い出したのだ。

……結局は意味のないことだけど、まぁ次第に(交雑)はおかしくなるから、ここで徐々にハードルを下げないといけないよね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る