なんでもノート

第4話 異世界へのゲートを設置する

異世界に街を作り始めた大輔、はじめ、さつきの三人は、新たな計画を立てていた。それは現実世界と異世界を簡単に行き来できるゲートを設置することだった。

「街の整備が進んできたけど、毎回異世界に行くのが大変だよね」とはじめが言った。

「そうだね。もっと手軽に行けるようにしたい」とさつきが同意した。

「それなら、近所の空き地にゲートを設置しよう。誰にも見つからないようにじゃなくて、誰かがゲートを見つけても僕たちが設置したと気づかれないように工夫しよう」と大輔が提案した。

三人は早速、ノートを使ってゲートを描き始めた。このゲートは異世界に作った街と現実世界を繋ぐもので、誰かが見つけても不自然に思われないように設計した。

夜遅く、三人は近所の空き地に集まり、ゲートを設置する準備を始めた。空き地は人目につかない場所にあり、ゲートを設置するには最適だった。大輔がノートを開き、ゲートの設計図を描くと、青い光がノートから放たれ、ゲートが実体化された。

「本当にできたね！」とはじめが驚いた声を上げた。

「これなら誰かが見つけても大丈夫だよね？」とさつきが確認した。

「うん、設置したのが僕たちだと気づかれないように工夫してあるから」と大輔が自信満々に言った。

三人はゲートの周りを見渡し、不自然な点がないかを確認した。ゲートはまるで自然に存在しているかのように見え、設置した形跡は一切なかった。

「これなら大丈夫ね」とさつきが安心した。

「でも、本当に機能するか確かめよう」とはじめが言い、三人は手をつないでゲートを通り抜けた。瞬く間に、彼らは異世界の街に到着した。

「成功だ！これでいつでも簡単に異世界に来られるね」と大輔が喜んだ。

「でも、もう一度ゲートを通って現実世界に戻れるか確かめましょう」とさつきが提案した。

三人は再びゲートを通り抜け、現実世界の空き地に戻った。ゲートはしっかりと機能しており、異世界との行き来がスムーズに行えることが確認できた。

「これで完璧だね。誰にも見つからないようにする必要もないし、誰かが見つけても僕たちが設置したと気づかれない」とはじめが言った。

「次は、このゲートを使ってもっと多くの人に異世界の街を見てもらおう」とさつきが提案した。

三人はゲートの周りに目立たないように看板を設置し、「不思議な世界への扉」というメッセージを掲げた。これで誰かが偶然ゲートを見つけても、興味を持って異世界を訪れることができるようにした。

「これで誰かがゲートを見つけたら、自然に異世界に誘導できるね」と大輔が満足げに言った。

「でも、誰かがゲートを通って異世界に来たらどうなるの？」とはじめが心配そうに言った。

「大丈夫、僕たちが迎えに行けばいいんだよ。異世界の街を案内して、みんなで楽しもう」とさつきが答えた。

その夜、三人は再び異世界に戻り、街の整備を続けた。彼らはノートを使って新たな建物や設備を作り出し、街をさらに発展させていった。

「これからもたくさんの冒険をして、この街をさらに発展させていこう」とはじめが意気込んだ。

「うん、僕たちの街がどんどん大きくなっていくのを見るのは楽しいね」と大輔が満足げに言った。

「次はもっと大きな建物を作ろう。図書館や学校、病院なども必要だ」とさつきが提案した。

三人は夜遅くまで街の整備を続け、やがて疲れ果てて広場のベンチに座り込んだ。

「今日は本当に頑張ったね」と大輔が言った。

「明日もまた新しい発見が待っているはずだわ」とさつきが夢見るように言った。

「おやすみ、みんな」とはじめが言い、三人はそのまま広場で眠りに落ちた。

こうして、彼らの異世界での冒険は続いていった。次の日も、三人は新たな発見と冒険を求めて広大な異世界の中を探検し続けるのだった。