不思議なノートとVRゾンビリング 第2話

夏休みが終わり、新学期が始まった。大輔、はじめ、さつきの三人は再び学校で集まり、休み時間に次の計画を話し合っていた。


「前回の廃墟での冒険は本当に楽しかったね。」はじめが懐かしそうに言った。


「うん。でも、もっとみんなで楽しめたらいいなと思うんだ。」大輔が言った。


「そうだね。クラスメイトたちにもリングを渡して、一緒に遊んだら面白そう!」さつきが提案した。


「そのためには、もっとリングを作らないといけないね。」大輔がノートを取り出した。


「今回は、どこでもVRゾンビが出現するようにしてみようよ。」はじめが言った。


大輔はノートにリングを描き始めた。前回と同じように、描かれたリングが光を放ち、現実に現れた。今回はさらに多くのリングを作り出し、クラスメイトたちに配ることができるようになった。


「これでみんなに配れるね。」大輔が言った。


「次は、ゾンビがどこでも出現するように設定しよう。」はじめが続けた。


大輔はノートに新しい装置を描き、リングと連動させる仕組みを作り上げた。この装置を使えば、特定の場所ではなく、どこでもゾンビを出現させることができるようになった。


「これで準備完了だ。さっそくみんなにリングを渡してみよう。」大輔が言った。


休み時間になると、三人はクラスメイトたちにリングを配り始めた。クラスメイトたちは最初は戸惑っていたが、すぐに興味を持ち始めた。


「これ、本当にゾンビが見えるの?」友人の健太が不思議そうにリングを見つめながら聞いた。


「試してみればわかるさ。」はじめが笑顔で答えた。


大輔が装置を起動させると、教室の中にゾンビが現れた。クラスメイトたちは驚きの声を上げたが、すぐに楽しそうにゾンビと戦い始めた。


「すごい!本当にゾンビが見える!」健太が興奮して叫んだ。


「みんな、これを使って協力してゾンビを倒そう!」大輔が指示を出した。


クラスメイトたちはリングを使ってゾンビと戦い始めた。ノートの力で作り出された武器を使い、次々とゾンビを倒していった。教室はまるで戦場のような雰囲気に包まれた。


「これ、すごく面白いね!」さつきが笑顔で言った。


「でも、ゾンビが増えてきたらどうしよう?」友人の真由美が心配そうに言った。


「大丈夫。ノートの力でどんな状況にも対処できるから。」大輔が自信満々に答えた。


「それに、みんなで協力すれば絶対に勝てるよ。」はじめが言った。


クラス全員が協力してゾンビと戦う様子は、まるで本当のゲームの中にいるかのようだった。リングを使うことで、現実と仮想の世界が融合し、誰もが一体となって楽しんでいた。


「こんなに楽しいとは思わなかった!」友人のリサが興奮して言った。


「これからもみんなで遊びたいね。」健太が続けた。


「うん。でも、このリングは特別な力を持っているから、使い方には気をつけないとね。」大輔が注意を促した。


「そうだね。正しい使い方をすれば、もっと楽しいことができるはず。」さつきが同意した。


「じゃあ、次はもっと大きな冒険に挑戦してみようよ!」はじめが提案した。


「それもいいね。でも、その前にみんなでしっかりと準備しよう。」大輔が言った。


放課後、三人は再び集まり、次の計画を立て始めた。彼らはリングを使って、もっと多くの場所で冒険を続けることに決めた。次の目的地は、町の近くにある大きな公園だった。


「ここなら、もっと広い場所で自由に遊べるね。」はじめが言った。


「でも、ちゃんと安全を確保してから始めよう。」さつきが注意を促した。


「大丈夫。ノートの力で安全な環境を作り出せるから。」大輔が自信を見せた。


三人は公園に向かい、リングを使ってゾンビを出現させた。クラスメイトたちも参加し、公園全体が巨大なバトルフィールドに変わった。


「これはすごい!」リサが興奮して言った。


「まるで本当の戦場みたいだ。」健太が感心した。


「みんな、協力してゾンビを倒そう!」大輔が指示を出した。


クラスメイトたちは再びリングを使ってゾンビと戦い始めた。公園中にゾンビが現れ、彼らは次々とそれを倒していった。ノートの力で作り出された武器や防具を使い、戦いは白熱した。


「これ、ずっと続けられたらいいのに。」真由美が楽しそうに言った。


「そうだね。でも、リングの力を使いすぎると危険かもしれないから、適度に楽しもう。」大輔が注意を促した。


「それに、これからもいろんな場所で冒険を続けるつもりだから、楽しみは尽きないよ。」はじめが言った。


「次はどこに行こうか?」さつきが興味津々に聞いた。


「それはまた次回の冒険で決めよう。みんなで力を合わせて、もっと多くの楽しいことを見つけていこう!」大輔が笑顔で答えた。


彼らの冒険はまだまだ続く。リングとノートの力を使って、これからも多くの場所で新たな発見や挑戦が待っていることだろう。クラスメイトたちとの絆を深めながら、彼らは次の冒険に向けて準備を進めていった。

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