第3話
その瞬間は突然に。
えー、俺は今、白い空間にいます。
浮いています。
……夢!? へっ!? ええっっ!!!!
やべーな、夢じゃなければ俺死んだ? 会社に連絡どうするよ。それより石だよ、石! 明日届く予定のパワーストーン原石セット、受け取れないんだけど。詰んだー。死んだー。
えっ、お前はもう死んでいる?
小一時間前は何時死んでもいいかーな人種でしたが、今なら言える。
「嫌だ、死にたくない! 死にたくない! 死にたくなーーい!!」
一頻り暴れると少し落ち着いた。よくよく見れば、空中から自分の死体を見下ろしてる訳でもないし?脚だってある。
もしかしなくても、これは夢なんじゃぁ……
「
そう語る機械的な女性の声が聞こえ、俺が抱いていた淡い期待は直ぐに粉々に打ち砕かれた。
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