第8話 ポケモン「バイオレット&スカーレット」つまり黙示録の獣?

ちょっと前にポケモンの「バイオレット&スカーレット」というものが出ました。スカーレットと聞いて、美女と野獣つまり「ビースト&スカーレット」を連想したのは気のせいではありません。さらに言えば、「ビースト&スカーレット」というのは、ヨハネの黙示録に出てくる獣の事です。


このバイオレットというのは引っ掛けになっておりまして、実はバイオレット(赤系紫)ではなくて、パープル(青系紫)なのです。このパープルも、さらに突っ込んで言えば「ティリアン・パープル」つまりローマ皇帝が特別に纏う絹織物です。プルプラ貝から一匹につき一滴しか取れない貴重な色です。


つまり最後の審判が近いという事でしょうか?何だか福音派の牧師の説教みたいですが。


ポケモンは作者は、キリスト教の家庭出身で親に逆らうためにポケモンの作中で進化論を出したという話を聞いたことあります。


アメリカの南部の州で進化論を学校で教えることに対する裁判があったりしてます。神に創造された人類が、猿から進化したなぞありえんって話ですね。その人たちがトランプ政権支持層の地盤を支えていたりします。


で、そんな何となくキリスト教原理主義みたいな話だけでなく、ポケモンの初期の映画の「ミュウツーの逆襲」を2代前の教皇のヨハネ・パウロ2世が評価したなんて話もありまして。


ポケモン、宗教色あまり出さないのに宗教絡みの話がよく出てきます。


ゲームやアニメは宗教批判系多そうに見えて宗教色どっぷりなのかも知れませんが。


宗教を否定しながら、宗教という日本のエンタメ業界の情熱凄く気になります!


このゲームやアニメなどの世界の宗教的情熱を解き明かすのがワクワク!


追記 2024/8/27

よく共産主義者の事を「アカ」と罵りますが、このティリアン・パープルの事を別名「インペリアルパープル」とも言います。しかしこの「インペリアルパープル」は転じて赤になります。インペリアルレッドとも。


ロシアに「赤の広場」というものがあり、赤というのは美しいというニュアンスを含みます。このあたりの絡みにおいて、赤は青よりもなぜかシンボル的にランクが高いという側面が出てくるのです。


で、「ティリアン・パープル」は、今日の王族の色「ロイヤル・ブルー」の発祥説もあります。青と赤に変化するのも何だか不思議です。


赤ベースの色をよく使う所は、それが青系でなくとも「ポルフュロゲネトス」(皇帝の色である緋色の産室の生まれ)を連想しますねー


で、ティリアン・パープルは青系だけど、赤系にする事で、「ポルフュロゲネトス」という側面を誤魔化すのはよーありそうだ。


赤系の色をシンボルにしてる所は要注意!

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