応援コメント

第4話 スクエニはなぜポーランドを偏愛するのか? 西側と一緒くたにされる東欧カトリック圏」への応援コメント


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    『トライアングルストラテジー』ね。よく覚えてますよ。1回目はひでえ目に遭いましたよ。婚約済みのフレデリカのために働いたら俺(主人公は)……。逃げちゃだめだってことですよね。
    ということで領民を大事にするには己の愚かを認めて国を差し出す。その代わり領民は累進制度の健康保険制度に累進課税。つまり弱者のための政治を選ぶ。誰も飢えさせない。戦争の悲劇を領民に見せない。1回目のラスボスの軍門に下る。そういう選択をしたのです。ロラン王子と。それが善政なのだと。菅直人首相(当時)が言う「最小不幸社会」そのものです。フレデリカを婚約破棄して実行しました。婚約破棄が出来るゲームって本当にあるんですね。弱肉強食の世なんて地獄ですからね。これがハッピーエンドだとおもったのですね。
    そういう福祉国家の闇を見てしまったのが3回目で真エンドだったのです。2回目の自分は単なる操り人形と化していた自分だったのです。

    なお史実のポーランド=リトアニア王国ってウラル山脈の向こうから来たコサックまで従えてますから西でも東でもない「第三の道」を選べたし第三の道が見えていたヨーロッパ的に真エンドの国家だったような気がする。ゆえにチェコやポーランドと言った国々はもう東欧とは言わず中欧と言いますよね。

    ちなみに旧スクウェア発売の『タクティクスオウガ』(1995)は旧ユーゴの悲哀が基になってるようですよ。

    作者からの返信

    こんにちわ。コメントありがとうございます。らんたさん。

    トライアングルストラテジーの福祉国家の闇アレはなかなか凄い話でしたね。動画で実況を見ましたが、それこそドストエフスキーの「大審問官」のように食べさせてもらうために、国家主権も主体性も手放せって話で。領民を食べさせるために国家主権も放棄させるなんて話がエグ過ぎます。三国間の争いなのに、塩=国際金融を押さえてる国が主権国家というシステムを溶解しにかかる設定も。

    ゲーム中でイラン(と教皇庁のミックス)のような宗教福祉国家が社会主義っぽい事をやってるのを見て、私どものような、旧ソ連があった事を覚えてる年齢層は「宗教は民衆の阿片」と言われて宗教が否定されていた時代にとても隔世の感を覚えるわけです。

    史実のポーランド=リトアニア王国って、熱心な正教徒のコサックも抱えていたのですね。となると、真エンドは考察すればもっと西側的価値観の擁護エンド(民主制)ではなく、ロシアっぽい国(なぜかスウェーデンとミックスになってる)も包括した国際秩序を描くなんて結論もありえたかも知れませんので勿体ないです。

    東欧ではなく、中欧。オーストリア=ハンガリー帝国のような感じですね。

    コメントありがとうございました。