松本城下町

 ◇◇◇脚本部門 優秀賞◇◇◇


 SARF応募作☆ 松本の城下町を巡るサウンドホラーノベル


『城下町怪遊 〜落武者の怨霊に追われて〜』

 著者=平中なごん

 ◇◇◇




 ☆☆☆講評☆☆☆

 音声ARコンテンツの利用シーンのひとつである、地域の観光スポットの周遊という要素と、テーマである地域の名所にホラーコンテンツを上手に捉えており、各スポットを周遊したくなる内容だと感じました。☆☆☆





 SARFさんがお家芸とするところの「観光スポットの周遊」。

 これは、まさに欲しいところにアシストできた作品なんだろう、と思いました。



 つまり、大正解。



「第二回SARF×カクヨム 短編こわ~い話コンテスト」に応募予定の皆様におかれましては、ぜひともご一読いただきたい。




 とにかく音の使い方が上手!

 ひとつひとつは定番モチーフかもしれないけど、欲しいところに欲しいものがちゃんとある、怖さ。





 ぜえぇぇーったいにAR音声で聴いたら、めちゃくちゃいい!





 こえぇーっすよー。


 この作品が音声化されるって想像しただけでホンキで怖ぇっすよー。




 鎧甲冑のガチャガチャいう音だけでも怖いのに!


 それが唸りながら追っかけてくるんですよっ!


 おまけに、亡者達の声までするんですよ?





 イエーイ! サイコー!

 めっちゃこえぇーっす(*゚∀゚人゚∀゚*)♪






 だけど。

 助言してくれる精霊たちがスポットごとに待っていてくれるから。

 大丈夫、怨霊がいてもがんばれる!


 ガッチャガッチャ怨霊が追っかけて来るけど!


 がんばってスポットめぐるよー!




 ……と。

 ユーザーが楽しむ様子が目に浮かぶ。


 善きかな、善きかな。





 この作品。

 受賞した全21作品の中でも、一番「お化け屋敷」っぽくて、凄くいいな、と思ってます。

 個人的には、アプリの「肝だめし」というコンセプトに最も沿った作品なんじゃないかなー、と読みました。





 周遊の経路、スポットに関しても、指示が細やか。

 現地を取材しながら、いろいろなことに配慮して、想像を膨らませたんだろうな。

 各スポットと精霊がちゃんとリンクしているし、それでいて無駄な情報がないのです。

 素晴らしい。

 足を使ってきちんと書かれた作品だと思いました。




 ぜひ。

 ぜひ参考にしたい。





 私、この作品もAR音声の原作としてパーフェクトだと思っております。





 あと、プロローグの使い方も勉強になりました。

 プロローグの作用と、本文の在り様の捉え方がね。

「これが正解」だと唸ったですよ。





 ほんんっと、私、よく分からんちんで書いたものですから。

 いろいろ足りてなかったなあ。

 拙作が受賞できたのは本当にラッキーなことだったよ……。

 と、この作品を読んで、しみじみ思った私です。




 とっても勉強になりました。




 まさにサウンドホラーノベル!!

 この作者は「SARF×カクヨム 短編こわ~い話コンテスト」のことをよく理解している!と感嘆するぞ↓↓↓


『城下町怪遊 〜落武者の怨霊に追われて〜』

 平中なごん


 https://kakuyomu.jp/works/16818093073138075957/episodes/16818093073138212664







 アプリ配信が10月いっぱいなら、紅葉のシーズンに松本に行けないか、真剣にスケジュー帳を眺めてしまった(笑)




 しかし。

 たとえ現地に行かけなくても、我がへっぽこ脳内音声演出で読んでも面白いのは流石だわー。








 さて!


 講評〇シュラン片手に受賞作品名店めぐりを続けましょう!







 くじ引きちゃーん!

 次の名店はどーこー?






 ~次に訪問する名店~


『見えない友だち』

 圭琴子





 おおっと、これは紹介しながらキュン死しないように気を付けないといけない名店ですな?

 同じ脚本型でも、また一味違っておりますのよ。

 お楽しみにー!!





 次回の更新予定は8月19日22時ですU^ェ^U

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