茨城 日立市(日立鉱山)

 ◇◇◇朗読部門 優秀賞◇◇◇

 常磐線のある駅と鉱山の歴史にまつわる不気味で悲しい話。


『山奥から聞こえてくる鐘の音』

 著者=淵海 つき

 ◇◇◇






 では、さっそく講評ガイドブックから見てみましょう。






 ☆☆☆講評☆☆☆

 その場で聴いても気味が悪い作品なのですが、家に帰ってから思い出してしまってもまた恐ろしい、音声ARの活用方法が、より広がるとてもユニークな作品でした。☆☆☆






 うーむむむ。

 どうしよう、全講評の中で、一番謎だと思っていたヤツをさっそく引いてしまった……(笑)




 いやいや、あのね。

 この講評。短いながら、すごい褒めてるのは分かるんですよ。

 私自身が読んだところでも、良い作品。それは分かるんです


 分かるんだけど。



 分からないのはね。


「音声ARの活用方法が、より広がるとてもユニークな作品」って?

 どこを指して、どう拾っての評価なのー!?


 ってトコなの。




 誰か!

 おーしーえーてー!!




 そもそもAR音声のスタンダードをちゃんと理解しているわけではないので。

「より広がる活用方法」なんて、私に分かるわけもないんです。


 でも。


 だからこそ、私、この作品にすごく注目していて。

 ド素人の私にはキャッチできない魅力があるに違いない!

 今の私にはない新しい視点を与えてくれる作品なのに違いない!

 と。

 何度も拝読させていただいて。

 で、分かったような、分からないような、やっぱり分からないような……。


 これ、たぶん、出来上がった作品を現地で聴かないと答えが出ないのかなー、と思われ。


 音声化された作品をすっごく聴きに行きたいんですけど。

 ちょっーと遠いかなあ、うちから片道3時間は。うーん、時間が取れたらぜひとも聞いてみたいけどなー。




 そうは申しましても。


 ポイントこそ定かではないものの、これがSARFさんをやる気にさせた作品だってことは分かります。


 プロの想像力を触発した何かがあるんだろう、と私はこの講評を読みました。

(そして、だから理解したくて悶絶しているぅーwww)





 そのままストレートに小説として読んでも、十二分に良い作品なんです。

 だからお話そのものの良さについては、ここでは語りません。だって、それは読めば分かることなので。



 ただ。

 ここは、やっぱり。

 この作品、




 脳内音声演出モードをON(`・ω・´)ゞ




 して、読んでみてほしい!





 私の脳内音声演出モードは低性能なので、分かりやすいところしかキャッチできないのが口惜しいのですが。


 そんな素人の私にも、これがAR音声映えしそうな作品であることは分かります。




 音を意識して書かれてらっしゃるんでしょう。指示も細やかで、物語との連動性良いから、音がお話の緩急をきっちりと作っていて。


『山奥から聞こえてくる鐘の音』は本当に素晴らしいと感じました。





 電車の音。


 風の音。


 蝉の声。


 自分にだけ聞こえる鐘の音。


 そしてラストの足音まで。



 音の捉えかた、音の設定のしかたが面白いし、音から音へ連鎖していく感じが、気持ちいいんですよね。


 なんなら効果音だけを並べていったとしても、物語の感触を再現できてしまうのではないか。と、思ってしまうくらい、音のイメージが連続していてブレてない。








 この感じ、憧れますU^ェ^U







 間違いなく参考になる作品ですよー↓↓↓


『山奥から聞こえてくる鐘の音』

 著者=淵海 つき

 https://kakuyomu.jp/works/16817330656000471010/episodes/16817330656098721864









 ……と。


 講評ガイドブックを片手に受賞作品名店訪問の2件目でしたー。



 さすが名店、ステキなお店だったなあ。






 ところで、ところで。

 今回この企画でご紹介する予定の受賞作品、20本近くあります。



 ちょーっと多いよね?


 と、なりますと。

 一番最初と一番最後に紹介する作品では時間差が出るのは自明の理。

 そして、こうした連載物だと、後になればなるほど読まれる確率が下がる傾向にございます。



 それって、ちょっと不公平?


 だよね?


 だよね。


 だから、いろいろ考えた。

 今後の参考のために受賞作品をチェックする人も、たぶん、たいがいは公式の発表された上の作品から順に見るものだろう。だったら、本稿では下からいこうか? とか。

 はたまた、予定を立てて出かけるだろう観光地を舞台にしたような作品は、観光客がスケジュールを組むより先、早めに出したほうがいいんだろうな。逆に、商店街なんかの地元民が集まりそうな場所は、夏休みに出かけなかった家族が動き出す後半のほうが有利なのかもしれないし。 とか。

 私の行動範囲である首都圏が舞台の作品は、できればアプリを聴いたあとに書きたいから後回しさせてもらおう。 とか。

 いやいや、ちゃんと話の流れを作って、レジュメに沿って順番を決めさせていただいたほうが、本稿の作品としての一貫性はでるな。 とか。

 とか。


 いちおー考えはしたよ。



 でもさー。





 なーんかめんどくさー。





 ってなっちゃったんで(笑)







 も、くじ引きで決めちゃうことにしました( ゚∀゚)人(゚∀゚ )







 いーよね、いーよね?

 こんなふうに迷った時には、神さまに決めてもらうのもよろしかろう。


 むかーしむかし将軍サマでさえくじ引きで決めたことあるんだから、日本は。伝統よ、伝統。

 手抜きじゃなくってよー。





 BB ミ・ラ・イさんからはコメントいただいていたので。シード枠ということで一番最初にご紹介。(えー、だって嬉しかったんだもーん。うちの食べ○グは贔屓するガイドなのだ)

 で。


 シード作品、「紹介に及ばず」との連絡をいただいた作品、拙作。それらを除いた全ての作品のカードを作りましてですね。



 そのカードを袋にいれまして。

 がーさ、がさ。

 かき回したあと、袋のなかを見ないようにそぉーっと手を入れて……。




 じゃんじゃかじゃーん。




 と、作品を選ばせていただきました!





 これ、次の作品を決めるために、毎回やる(笑)


 すみませーん、私一人で楽しくてー(* ´ ▽ ` *)



 でもって、くじで引いた最初の作品が、今回ご紹介させていただいた『山奥から聞こえてくる鐘の音』でした。




 そして。

 またしても「じゃんじゃかじゃーん」とやりまして次回作品を決めましたよ。




 くじ引きに当たったラッキーな作品がこちら!!!




 ~次に訪問する名店~



『ウチデノコヅチ』

 著者=武江成緒




 やったー、うれしー。

 この作品も素敵なんだー。


 次回は8月11日22時更新の予定ですU^ェ^U

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