【幕間9】妹との別れへの応援コメント
>決して外へ出てはならないと戒められていた夜に――外に出ている。
幼い頃から刷り込まれたものに由来する恐怖、ものすごく説得力がありました。
だけど、思い込みだけでは説明のつかない大きな気配があることも確かで。
一年神主ふたりの首を切る動作をすることで、神を送る。
ふりであっても恐ろしいですし、まるで半身を切り取られたかのような心細さもありますね。寄り添っていた妹の魂も行ってしまった……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ただ「出てはいけない」と言われていただけではなく、様々な恐怖を感じていましたからね――妹と共に。
その感覚を共有できるのは、本当に妹ただ一人だけでした。
しかも、首を切る動作というのは、事前には伝えられていなかったので――何をやられるのか本当に恐怖だったことでしょう。
そして、それが妹との本当の別れでした――。
10 クラスメイトたちへの応援コメント
ぷりんす、想像以上の大爆発で何もかも引っ掻き回してくれましたね。
妹は桜香《ちぇりか》かぁ。こちらはまだ分かりますね。笑
というか、クラスのみんなの認知もすでに歪んでいるんですね……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ぷりんす――いったい何が不満で冬樹や美邦に絡んでいるのか本気で謎ですね💦
そして、妹の名前はまだマシ――なのかこれは。いや、「ちぇりか」でも随分アレですが。
そして、クラスメイト全体も何かがおかしくなっています――。
8 黄泉からの声への応援コメント
冬樹くんの体調、腎不全って、この歳で人工透析とは……(><)
寺田直美さんは、もしかしたらまだ県外で生きているのかも? ちょっとこれ以上辿るのは難しそうですね。
由香ちゃんの返信が来た瞬間、めちゃくちゃゾクッとしました。でも、助けてくれようとしている……?
そしてついにもう一つの睾丸も。
つまり、男性として不完全な体になってしまったんですね。えええどうなっちゃうの……(><)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
この歳で透析受けなきゃいけないのも辛いでが――おそらく、冬樹は年相応じゃないのも理解していないですね。神社のことと美邦しか見えていません。
そして、由香からの唐突なメッセージ。心霊ものとしてはよくある展開かもしれませんが、実際に出会ったらゾワッとします。
けれども、このメッセージは悪いことではないかも。
しかし、翌日にはさらに大変なことになってしまいました――。
7 十三年前の鉄道事故への応援コメント
冬樹くんの体の状態がいよいよ深刻になってきましたね。それだけ臓器が欠けたら、さぞしんどいでしょう。読みながら、生きた心地がしませんでした。
由香ちゃんや築島先生の身に起きていたのも、同様の欠損なのでしょうか。そうだとしたら冬樹くんは最終的にどうなってしまうのか……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
まず、腎臓が欠けたという時点で大問題ですからね――。体調がしんどいだけではなく、朝、起きることや夜に寝ることも怖くなります。
それでも、神社のことと美邦から離れることはできないようです。
はたして、由香や築島と同じになってしまうのか、それとも――。
6 冷たい視線への応援コメント
うわああああ……もう生きた心地がしませんね……
千秋ちゃんにも申し訳ないし、おじさんもどういう心境なんだろう。
街中の視線も怖いです。
教室の空気はもっと辛い。いつもと変わりないみたいに接してくる岩井さんもヒヤッとしますね……
次は多分笹倉さんなんでしょうけど、あからさまに敵意を向けてきた彼女に何かあったら、更に美邦ちゃんの立場が悪くなりそうですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ええ、詠歌は啓にも恐らく漏らしていますからね――千秋に何が起きたか。千秋のことを考えると身につまされる思いですが、それまで味方だった啓にまで伝えられていることがつらい。
岩井も最初からなんかおかしかったですし――これが笹倉ともなると、もっと悪い予感しかしませんね。
4 キヨメへの応援コメント
うわぁぁ……これは辛い。ただただきつい。
おばさんからの嫌味は想定内ですが、
>でも、お姉さんには言わんでって。
千秋ちゃんが辛い思いをして、だけど美邦ちゃんには内緒にしていた、その心境が苦しいです。
ここまで言われて、この家に居続けるのも苦しいんですが、かと言って他に行く場所もないんですよね……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
これはもう――美邦にとってキツいとしか言いようがないですね。
詠歌もまた、「言わないで」と千秋から言われていたにも拘らず――それをわざわざ伝えてしまったのですから。弩級の悪意しかありません。
ただ、見ようによっては詠歌も被害者かもしれません。はたして、もとからこんな性格だったのか――。
3 サイレンの鳴る朝への応援コメント
なんと冬樹くん、今度はそんなに大事なものが……
これはショックでしょうね。ひょっとすると他のどの部分よりも。
そしてやはり、築島先生の一件でますます美邦ちゃんの立ち場は悪くなりますよね。
気になるのは笹倉さんの顔色です。次は彼女なの番なのでしょうか?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
男性として大切なものが一つ――思春期男子にとって、このショックは言い表せないものがありますね。腎臓と耳とかの比較ではない。
そして、笹倉の顔色まで変わってしまいました。なんか、ヤバい奴に魔の手が伸びたっていう感じですよね。
2 障子の向こうへの応援コメント
他者に見せることを意識して夢の内容を書き留めるのは、自分の立ち位置を確認するのにも有用でしょうね。
今度はどんな恐ろしいことが……と思っていたら、なんと築島先生が……!
これは何のメッセージなのかと思いますし、また美邦ちゃんの立場が危うくなりそうですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ノートの意味は、自分で読み返すだけのものではなく、他人に「見せる」ためのものというふうに少し変わってきているようです。そのことで、自分がここにいるのだという確証を持てそうです。
そして、築島先生にもついに魔の手が伸びてしまいました。もちろん、そうなることは既定路線でしたが――これは美邦にとってつらい。
11 遅い帰宅の中でへの応援コメント
築島先生……ついに取り返しのつかないことになってしまったのでは……
自分でも気づかないうちに異界へと踏み入れてしまったのか、それとも認知が歪んで感覚が狂ってしまったのか。ゾッとしました。
彼はどうなってしまうんでしょうか……(><)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
恐らく、築島先生はただでは済まされないでしょうね。周囲の景観がガラリと変わってしまったのも異様としか言いようがありません――もちろん、見えない何かを感じていた時点でそうですが。
築島が見た歪みは、ほんの軽い気持ちで書いたので、まさかここまで反応してくださるとは思ってもみませんでした(汗
10 さなきへの応援コメント
美邦ちゃん、銅鐸を目にしたことで、何かが覚醒したような感じですね。
自分でも認知していなかった言葉が急に出てくるのはびっくりしますよね。人智を超えた力を感じました。
狭鳴というものが、何かの鍵になるでしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
何かに覚醒した――あるいは、何かを思い出したと言えるかもしれません。ともあれ、直感的にその言葉でしか表現できなかったようです。
まあ、狭鳴は一つのカギではありますが――。
ちなみに、銅鐸を古語で何と言ったっか――「さなき」と「ぬで」の二つがあるようですが、響きがきれいだったので前者を採りました。
鐸比古鐸比賣神社:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%90%B8%E6%AF%94%E5%8F%A4%E9%90%B8%E6%AF%94%E8%B3%A3%E7%A5%9E%E7%A4%BE
9 平坂町をつなぐものへの応援コメント
「幻視が見える」ということの意味が、美邦ちゃんの中で変わり始めていますね。
西(いり)と東(あがり)はすごく納得しました。面白い!
昭和テイストあふれる幻視が、寺田直美さんとどのように関係しているのか、気になります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
斜視と幻視こそが、美邦にとっての自己否定の種でしたからね。しかし、ハンデを抱えても、自分らしく生きられるようになってきたのかもしれません。
西の例でもそうですが、琉球語や沖縄の地名には、古い日本語の表現がよく残っています。
はたして、幻視は寺田直美に行き着くのか――そうでないのか。
8 誰かの視点への応援コメント
>寺田直美のことは、うっかり調べ忘れた――忘れさせられたのではないか。
ぞっとしました。自分の体調すら自覚できないので、大いにあり得ますよね。
そして、地震が人生二度目。中学生なのに?
この国に住んでいて、そんなに地震に遭わないなんてことはないような気がします。
大地震なら別ですが、震度三程度なら年数回はあるような。平坂町は極端に地震が少ないとか……?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
調べても本当に何も出てこなかったのか、それとも、調べて忘れさせられたのか――今のところそれは未確定ですが、可能性は大いにありますね。
地震は地域差が大きいですね。
私自身、鳥取にいた頃は有感地震は五年に一回か二回くらいでした(調べてみれば、全国で二番目に地震が少ないそうです)
今は京都ですが、それでも二、三年に一度くらいでしょうか。
(少なくとも年に何回もあるもんじゃない)
逆に、初めて東京へ行ったその日には、いきなり有感地震があって驚いたものですが。
7 祟りの後遺症への応援コメント
腎臓まで取られてしまったかもしれないなんて……(><)
由香ちゃんや築島先生も、自覚していないだけで身体の内部を取られた状態なのかもしれませんね。
>本当は、両親の元で暮らすはずだったに――
冬樹くんの言葉が、優しくて沁みます。
彼だけに自覚症状のある理由も気になりますし、何より彼を死なせたくないですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
髪や爪ではなくて腎臓――ですからね。これはもう身体を蝕んでゆくレベルの物を取られてしまいました。
そして、築島も由香も、冬樹と同じような変化が起きていました。それなのに自覚症状はなかった――。
自覚があることは、助かる可能性が残っているということなのかもしれません。
6 竹下のアドバイスへの応援コメント
せやな
ホラー・オカルト系ミステリーで大体一人で突っ走ると悪い事になる
作者からの返信
加えて言えば、妙なものを見たからと言って、それを極端な自己解釈によって妄想に浸る人もいますしね
6 竹下のアドバイスへの応援コメント
竹下さん、初対面の印象ではこのカウンセリングは本当に役に立つのかなと少し思ったりしたんですが、平坂町にどっぷりじゃないフラットな視点から冷静に分析するので、頭の中がすっと整理される感じがしますね。
美邦ちゃんの見たもの、そして見えなくなったもの、その理由をちゃんと把握したいですよね。
自分を見失わないこと。一人で抱え込まないこと。あらゆる悩みに共通する大事なことだと感じました。
作者からの返信
まあ、竹下さんも臨床心理士ですからね――。仮に美邦の言うことを信じたとしても、迂闊なことは(科学的常識から著しく外れたことは)言えないのでしょう。
けれども、だからこそと言うべきか、冷静な視点からのアドバイスを行なうことができるようです。
自分が仕事としてできることを、臨床心理士としての道を踏み外さない限りで、最大限、知識を活用している感じですね。
また、この小説が、変なスピリチュアルマニアによくない影響を与える可能性も考慮して(妙なものに囚われないようにという注意喚起も含めて)セリフを作りました(実際、旧版を公開したあと、そういう人がちらほら湧いてきたので)
5 消えた幻視への応援コメント
新しく見た夢は、ずいぶん古い時代のもののようですね。巫女か、神そのものか。
幻視がきれいに消えてしまったのが、なんだかゾッとします。地図アプリで現実を認識したせいなのでしょうか。
おかしなものが見えなくなったのに、良くなった感じが全くしないのが恐ろしいですね。むしろ次のステージに進んでしまったような気も……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
新しく見た夢は誰のものなのか――しかし、随分と古いということは、平坂神社の過去の歴史にも関わってきそうです。
幻視が見えるのではなく、消えたほうが逆に怖いっていうのもまた珍しいですよね――いままで異常だったものが正常に変わっただけなのに。いや、幻視ではないと信じてきたものが幻視だったことの方が怖いのかも。
4 見知らぬ姉への応援コメント
夢の中の「姉」であるらしき寺田直美さん、一人だけ行方知れずというのが引っかかりますね。夢に出続けているのは、彼女が美邦ちゃんを呼んでいるとか……?
そして美邦ちゃん、ずっと現実とは大きく違う景色を見ていたんですね。
実際の景色と幻視として見えるものをはっきり区別することで、過去の死亡事故やら失踪やらと結び付けられそうです。記録にない事故も見えてたりするかも?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
行方知れず――生きているのか死んでいるのか失踪したのかも分からない以上、そこは冬樹にも美邦にも何とも言えないようです。
なぜ、彼女の夢を見るのか――も。
そして、このときになって、ようやく見えていたものが違うと美邦は気づけたようでした。普通は、幻視は幻視と見分けられるのですけどね。
(あまりにも状況に即した幻視であると気づけない――というのもシャルル゠ボネ症候群の特徴です)
しかし、美邦が見たものは、必ずや状況に進展をもたらすことでしょう。
3 動きゆく運命への応援コメント
築島先生、見るからに顔色が悪いのに、自覚がない……
冬樹くんの家族が冬樹くんの異変を気にしていなかったのにも似ていますね。認知がぼけてしまう感じ。
美邦ちゃんの夢の視点の人のことや、隻眼だったのは一年神主説など、重要な情報がもりだくさんの回でした。
男性の頭屋、冬樹くんができるとちょうどいいですよね。ただ身体のあちこちを持っていかれているのが、どういう意味合いなのか気になります。
美邦ちゃんがこれまで見てきた幻視も、彼女の負う運命にどう絡んでくるのか……
続きもまたお待ちしていますね!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
築島先生、冬樹のことは気にかけられるのに自覚は全くありませんね。神社のことについてせっかく思い出してくれたのに。
一方で、認知のずれは冬樹にはやってきていないようです。
実際、一年神主に関する説など、明瞭な頭脳で冬樹は打ち出していました。(もちろん、このことに関しては築島も明確に判断できていますが)
もし冬樹にミスがあるのならば、なぜ一年神主は男女一組でなければならないのか――その点を見落としていたところでしょうね。
一年神主→シャーマン説だけならば、決して説明できないはずです。
が――ここもまた、美邦と接することで変わってゆくことでしょう。
2 かつていた自分と同じ人たちへの応援コメント
築島先生も、もはや時間の問題のような感じですね。彼が調べてくれた中に、美邦ちゃんの夢の「姉」の人もいるのでしょうか。
美邦ちゃん自身に何も起きないのは、物理ダメージがあっては不都合な役目を負っているから、とか? ただ身体は無事でも精神には来ますよねぇ……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
築島にも魔の手が――しかし本人は気づいておりません。冬至というタイムリミットも近づいてきています。
美邦の見た「姉」がこの中にいるのかは、次のエピソードで検証してゆくこととなります。
物理的ダメージがなくとも、精神的なダメージは確かに強いものがありますね。なぜ、このような違いが出るのかは――後ほど。
【幕間7】秋祭りの日への応援コメント
一年神主として過ごすことで、心身ともに作り変わっていくかのような印象を受けました。神に近しいものになるような。
ちーちゃんは、自分がいなくなる予兆を感じとっていたのでしょうか。
一年神主の近親者が連れていかれるというのも、何か供物のようですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
これは慣れなのか、それとも作り変わることなのか――どうあれ、シャーマンとして成長してきたことは事実のようです。
そして、間違いなく妹は何かを感じ取っていましたね――姉よりも。また、美邦が夢で見たのはこの時の様子のようです。
10 今年の一年神主への応援コメント
美邦ちゃんは左目の視力を失って、幻視が見えるようになった。
左耳の聴力を失った冬樹くんが幻聴を聞き始めるパターンもある? ただ同じ意味合いの喪失かどうか分かりませんもんね。
具体的な儀式の計画が進んできましたね。
経緯が経緯なので、対等な関係で話のできる冬樹くんの存在が本当に心強いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
実をいうと、シャルル゠ボネ症候群というのは、幻視だけではなく、聴覚や味覚・嗅覚などにも起きるのです。ないはずの匂いや味を、嗅覚や味覚を失った場合に感じることもある。
もっとも、冬樹が聴覚を失ったのは、現時点では、美邦と同じ意味なのかどうか分かりませんね。
どうあれ、冬樹は心強いパートナーのようです。
10 今年の一年神主への応援コメント
冬樹と組むと一気に話が進んでくれる
ホラーミステリーにおいての
理解があって知識のあるパートナーの重要性よ…
作者からの返信
ですね、もはや話が通じるのは冬樹だけですね。
というか、ここまで知識を持った存在が冬樹しかいない。
6 二人だけの探偵団への応援コメント
ついに二人だけになってしまいましたね。
だけどこれで、お互いに抱え込んでいたものを打ち明けやすくなったと思います。
あの図形は美邦ちゃんにしか見えなかった……やはり彼女が平坂神社の正当な継承者だからなのでしょうね。
冬樹くんのことは「巻き込む」というより、目的の一致した同志だと思います。二人で情報共有して、解決の手がかりが見出せるといいですよね。次の危険が迫る前に。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
最終的に、「放課後探偵団」は(数字の上で在籍している由香を除けば)二人だけとなってしまいました。けれども、(こう言ってはなんですけど)幸子と芳賀が離脱した結果、二人の絆は深まりました。図形を見た意味も、恐らくはここにあるのでしょう。
もっとも――それは二人の孤立を深めさせることを意味させるかもしれませんが。
だからこそ、より打ち明けるべきだったのだと思います(多少のリスクは孕んでいても)
5 隻眼の巫女への応援コメント
>宮司は私だ。
ここ、鳥肌が立ちました。確かに!
美邦ちゃんが平坂町に帰ってきた意味。ピースがはまって、すごく腑に落ちた感じがします。
そして、美邦ちゃんが自分の役目に気付いたこのタイミング。誰の目にも見える怪異が発生したのは、きっと偶然じゃないのでしょうね。
作者からの返信
コメントありがとうございます(体調不良で返信が遅れて申し訳ありません)
宮司は私だ――という言葉が、ここまでの効果を持つとは意外でした。旧版では、引っ込み思案の性格を前面に出しすぎていて、ない言葉だったのです。やはり主人公が能動的に物事を自覚していった方がいいということですね。
そして、誰にでも見える形で怪異が起きてしまった――。はたして、これは、今後の展開にどうかかわってくるのか――。
4 さらなる禁忌への応援コメント
最初のうち、町のみんなが口裏を合わせて平坂神社のことを隠しているんじゃないかと考えていたんですが。冬樹くんの爪に対する家族の反応や、今回の築島先生の話から、認知が歪められて思い込まされているんだろうなと思いました。
先生は心強い味方になってくれそうですが、同時に心配でもありますね……最後にドアの外に居たの、何だったんだろ……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そう――普通はそう考えますよね。なので、美邦らも、その方向で最初は考えていたようですし、芳賀などは完全に人為派でした。
しかし――いくぶん町ぐるみです。異様ですね。
そんな中、築島は思い出してよかったのか――というか、思い出させて良かったのか。
3 帰れぬ故郷への応援コメント
足の爪3枚が持って行かれたのが、何か警告のように感じますよね。
前に、髪の毛の束が現れたこともありましたね。
そういうのは、どこから来てどこへ行くんでしょう。いずれも生えて伸びるものという共通点もありますね。
芳賀くんも離脱の雰囲気……
美邦ちゃんと冬樹くんがまだ同じ思いを持っていることは少し心強いですが、2人だけで孤立していきそうですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はたしてこれは警告なのか――それとも「報い」なのか。
もしも「報い」だとしたら、この程度のことで済まないはずですよね。一方、髪の毛・爪と、再生するものが確かに抜き取られてゆきました。一体それはどこへ行ってしまったのか――。
そして、芳賀までついに離脱してゆきました。この二人だけで孤立を深めてゆきそうです。
2 父の死の意味への応援コメント
うわぁぁ……何もかもが悪い方向へと転がっていってますね……
落書きは完全な中傷ですしね。「やく病神」とひらがななのが、幼さというか、遊び半分でやったような悪辣さも感じられて嫌ですね。
おばさんはもちろん、黙って離れていく千秋ちゃんや幸子ちゃん、そしてこの流れだとたぶん芳賀くんも……美邦ちゃんがどんどん孤立してしまう。
美邦ちゃんが平坂村にやってきたのが契機というならば、やはりお父さんの死も何か絡んでいそうですね。
作者からの返信
どんどんと暗い悪意が忍び寄ってきているようです。
「やく病神」と半分ひらがなにしたのは意外な効果でしたね。でも、たしかに、すごいおさなさというか、狂気や怖さを感じます。
詠歌はもちろん、幸子も千秋も離れて行ってしまいました――。芳賀もまたちょっと引き気味のようです。
そして、父はなぜ亡くなってしまったのか――平坂町から離れていたにも拘わらず。
【幕間6】当屋としての仕事への応援コメント
神楽舞の練習よりも、平坂神社への参拝がきつかったんですね。
冬樹くんが登った道……あれを夕方の時間帯にとなると、さぞ恐ろしいでしょう。
あの社務所で虫まみれになっていた遺体は、この宮司さんなのでしょうか。この幕間パートに真実が隠されていそうで、つながりをあれこれ予想したくなりますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
もちろん、神楽舞の練習もきつそうですけどね。けれども、毎晩毎晩、しかも明かりのないあの坂道を上り下りしなければなりませんからね。
冬樹が見たものは、ひょっとしたら宮司さんなのかもしれません。しかし――それでさえも、恐らくは現実のものではないのでしょうね。
7 火災と死への応援コメント
なんと、菅野さんが!
いや彼はいつか死ぬだろうなと思ってましたが……
最初に冬樹くんが通話した時もノイズがありましたし、対面の時の様子でも既にどっぷり何かに侵されていたような状態でしたもんね。
しかし、夢に見たのと同じ死因……これは夜眠るのさえ怖くなりそうです。
作者からの返信
だいたい予想通りに菅野さんは亡くなられました。
神社のことについてあれだけペラペラとしゃべっていたので、当然と言えば当然だったのかもしれません。そもそも、冬樹らが訪れた時点で、「泥棒」が夜中に侵入していたようですし。
ただ――亡くなるのには時間がかかったようです。
もはや夜に眠ること自体が怖いですね――いったい何を見るのか分かりませんし。
6 神が消した神社への応援コメント
冬樹くんが山に入って以降のシーン、ずっと息すら忘れたような気分で読み耽っていました。この時のジャージ姿、前回美邦ちゃんが幻視した冬樹くんですね。
神社は、ちゃんと存在していた……
山の草木や虫たちを感じていた時点では、どこか自然に抱かれたような安心感すらあったのに。
社務所に侵入してからが、もう鳥肌すごいです……((((;゚Д゚)))))))
作者からの返信
コメントありがとうございます。
山の中のシーンは、色々と気合を入れましたね。読みふけってくださって光栄です。自然の中で山と一体になったような感覚は――整備されていない地元の神社などに行くとよく感じます。
しかし、社務所のシーンでは――。
自分でも少し推敲がきつかったりしました💦
4 危険な決意への応援コメント
ちらちら視界に入ってくる笹倉さんは、いったい何のつもりなんでしょうね?
禁忌に踏み込んだ人たちが呪いに当てられていくのが楽しい……?
幸子ちゃんのお見舞い、少しでも早く無事を確認したいところですが……明日。明日まで時間を置いて大丈夫なのか。何か嫌な予感がしますね……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はたして――転校初日から不気味な態度を取り続けている笹倉は何なんでしょうかね。
由香の死をここまで喜ぶとは――他の人の死まで喜んでいるのか。だとしたら、かなりヤバい奴ですが。
幸子の健康状態については本気で気に掛かりますね。由香に続いて、何か起きていなければいいのですが。
しかし、夕方には行けない以上、お見舞いはどうしても休日のこととなってしまいます。
3 彼岸との境への応援コメント
由香ちゃんや幸子ちゃんもいない通学路が心細いです。靴箱に投げ込まれたメモも辛い。
せめて幻視のことを冬樹くんに打ち明けられれば心は軽くなりそうですが、一人で抱え込むのは苦しいですね。
カウンセラーの先生には話せましたが……どうにも問題の本質からズレている気がして。
こうしている間にまた何か起こらないか、ハラハラします。
作者からの返信
転校して以来、ずっと一緒でしたもんねえ。そんな中での誹謗中傷。
幻視のことは――今はまだ冬樹には打ち明けられませんね。それでも、竹下に打ち明けられたのは不幸中の幸いでした。臨床心理士ですので、職業上、心霊現象を肯定するわけにはいかないのでしょうけど――助けになればいいのですが。
2 いる、ということへの応援コメント
町の景色も教室の空気も、すごく苦しいです。
幸子ちゃんの体調不良、心配ですね……この流れだと、ただの体調不良とはとても思えません。
事故じゃなくて事件だった説。
なるほど、大原家で事件が起きたのをきっかけに、儀式がちゃんとできなくなった……と。
やはり火事の経緯が気になりますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
教室はおろか、町にさえも陰鬱な空気が少し漂っているようです。
そして、幸子の体調は、はたして大丈夫なのでしょうか。この分だと、色々な心配事が頭をよぎりますが。
そして、火災は事件だったのか――? しかし、それを探ることもまた酷く難しそうですね。仮に事件だったとしても、隠蔽は行き届いていそうですし。
1 死を送るへの応援コメント
由香ちゃん……ある程度は予想していましたが、いざこうなってしまうと本当に辛いし哀しいですね。明るい子だったから余計に。
>もし神社が今でもあったら、由香や、みんなが愉しむようなお祭りをやりたかったよ。
泣けてきます。この先もっと楽しいことを一緒にやれたかもしれないのに……
それにしても、美邦ちゃんが夢で見たのと同じ死因というのが、関連性の気になるところですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そう――たぶんこの小説で最もいい子が由香ですね。それが――我ながらやりすぎだっただろうか💧
しかも、そのときのことを美邦は幻視しているわけで――過去にも同じ夢を見ていたのも気にかかるところです。
【幕間5】御忌明けへの応援コメント
自治会やPTAの役員が当たるだけでも気が重いのに、そんな曰く付きの役目に当たったらもう生きた心地しなくなりそうですよね。
この時の宮司さんが、美邦ちゃんのお祖父さんなのでしょうか。
この幕間パートもだんだんと解像度が上がってきますね。
作者からの返信
本当にそれですね。しかも最低年齢が十五歳なわけですから――なおのこときついですね。でも、この血筋で、この町に住んでいれば、年に一度、必ず籤は引くことになるわけで。
何十年以上も前の出来事でもない限りは、恐らくは、この時の宮司は美邦の祖父ですね――代替わりがそう起きるとは考えづらいですし。
しかし、きっかけは一年神主に選ばれたことなのか――。
8 もう一度への応援コメント
おばさんから『大原さん』と呼ばれたのはキツい……居心地の悪さ、居場所のなさから、シームレスに夢の中へ足を踏み入れてしまったことに、ゾッとしました。
救急車の音が恐ろしいです。怪物の噂や由香ちゃんのこと、安心できる要素が何一つなくて、どんどん追い詰められてくる感じがしますね……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
いきなり「大原さん」――ですからね。心の中では、ずっとよそ者だと思っていたわけですけれど、それがついに口を出てしまった。
そこから、急に入った夢の中。夢だと思いつつも、何かが起きていることは感じているようです。本当に――救急車のサイレン音を聞きながら独りにならなきゃいけないのが一番きついかも。
7 現れる死の数への応援コメント
祭りの関係者が軒並み亡くなっているとなると、明らかに何かありますよね。それは無関係のフリをしたくなるかも。みんなで存在ごと知らなかったことにしてでも。
そして、神社は焼けていなかった……?
実はまだ存在しているけど、何らかの理由で見えていない、という可能性もありますよね。
謎が深まって、ますます続きが気になります!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
亡くなっている者が誰なのか、続柄と死に関係はあるのか――はたして、どれだけの人が把握していたのかもいまだ分からずじまいです。しかし、おっしゃる通りですね。神社について、関わりたくなくなるかも。
神社は――少なくとも、宮司さんの住んでいる家と境内とは別々の場所ではないかと冬樹は推理したようです。そして、神社の跡地には、ふもとに空き地が確かにありました。
6 自分のせいへの応援コメント
空気の重苦しさまで伝わってくるような回でした。おばさんが悪意を隠さなくなったこともキツいですね。
夢の心境ともリンクする……身近な人がいなくなったら、そりゃ哀しいです。この町では、そんなことが頻繁に起きているんですよね……
由香ちゃん、本当に無事でいてほしいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
詠歌――ほんとうに悪意丸出しですよね。そんな中、防災無線の音が重苦しく響いてきます。
>夢の心境ともリンクする
これは、私にとって意外な効果でしたね。あとから読み返してみて、詠歌の冷たさと「姉」の温かさ落差が激しいなとは思いましたが。そうか――身近な人がいなくなる悲しさという効果が重なっているのか。
我ながら意外な発見です。
4 禁忌への報いへの応援コメント
あああ……ついに恐ろしいことになってしまいましたね。由香ちゃん、この流れで消えたとなると、もう無事とは思えません……
ここへ来て、お父さんの病気ももしかすると祟りか呪いかの延長線上だったのかもと思い当たって、ゾッとしました。
それによって美邦ちゃんが平坂町に戻ってきているわけですもんね……
次に何が起こるのか、怖いけど先が気になります!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
予感していたことと言えど、恐ろしい事態になりましたね。果たして由香は無事なのかどうか――この流れから言えば――。しかもあの由香が。
昭の病気――なかなかに鋭いですね。しかし、十年前から昭は京都にいたはずで――そうなれば、祟りや呪いなのか、無関係なのか。
けれども、美邦が町に帰ってきたことには何か意味がありそうです。
2 神なき祟りへの応援コメント
>祟りのほうがまだマシだに。
これ、本当にそうだなと思いました。町の人たち、誰も信じられなくなりそうです。
10年前の死者数は確かに異常です。
お母さんが火事で亡くなる前に、宮司だったお祖父さんが亡くなっていたんですね。
お祖父さんの死によって大原家がゴタゴタして、何か禁忌に触れるような問題が発生したのかな、と想像しました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
確かに、祟りの方がまだマシですね。町の人たちが結託して人を殺しているのかもしれないのですからね。しかも――十年前は異常なほど人が死んでいますし。
しかし、お祖父さんが亡くなったのは一月のこと――冬至の後というのもネックですね。はたして、それが自然死だったのかどうかもわかりませんが。どうあれ、そのあとになって、宮司の地位を昭が継いだことは間違いないようです。
【幕間4】妹との生い立ちへの応援コメント
今回のエピソードで、姉妹の結び付きがすごく強かったのだなと感じました。
そして、まだ平坂神社が存在していた時のことだったんですね。この視点の人物、現在はどこにいるんでしょう。生きていたら何歳くらい……?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そりゃ――見える人が妹しかいないわけですからねえ。孤立する中、唯一の仲間だったのでしょう。しかも、この時はまだ平坂神社はあったわけで。
そこからは――恐ろしいものが何か感じられていたようです。
彼女は今――どこにいるのか。
冬樹はもちろん美邦でさえも、彼女の存在を曖昧にしか捉えられていないようです。
9 神隠しの神社への応援コメント
逆になんで菅野さん一人が今もあれだけ平坂神社や祭りの資料を所持していられるのか、謎ですね。おかしくなってしまったから、他のみんなのようには秘匿できないのか。いつおかしくなったのかも気になります。
>何を訴えようとしているの?
なるほど、幻視で見えているものたちが何かを伝えようとしている可能性もありますよね。ううむ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
なぜ菅野さんだけが――それ以外の資料はどこへ行ってしまったのか――というか、誰がどうしたのかさえも今の段階では分からないままです。郷土誌の切り取りも。
そして、なぜか増えている幻視。しかも、奇妙な夢を見たり、見たはずのないものまで見ています。その関連性はなんなのか――?
8 みかり様への応援コメント
一年神主の秘事のことや、みかり様のこと、すごく重要な話が聞けましたね。
菅野さん、美邦ちゃんの目のことに気付いても敢えて触れなかったり、疲れを察したり、ごくマトモな人という感じだったのに。
夏美さんの名前を聞いた瞬間の豹変の仕方が、それをスイッチにして人格が入れ替わったかのような変化で、ゾッとしました。
「池田の家でない」……直前の会話とも全く噛み合わない発言の意味が気になります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ええ――菅野さん、少し可怪しくはなっているみたいですが、基本的にマトモな人のようですね💦
ところが、どういうわけか冬樹がスイッチを押してしまったみたいです。しかも、それは、美邦のお母さんのことだった。
けれども、何かの妄想に駆られているのは事実のようです。
7 儀式と鳥居への応援コメント
まず、この菅野さんの家の外観が異様すぎて怖いですね。侵入している泥棒って、怪奇現象的なやつでは……それにしたって、いろいろ極端なんですが。
平坂神社についての話をする彼は割とマトモに感じますが、町のみんなが口を閉ざすなか、これだけベラベラ喋って大丈夫なんでしょうか( ;´Д`)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
確かに――これは、這入ることが躊躇されるレベルで怪しい家ですね💦 菅野さんもおかしくなってしまっているようだし――。
けれども、民俗学や神社について語るときの彼は比較的まともっぽいのが何とも。
なんで、彼だけ、べらべらと何でも喋ってしまうんでしょうねえ。
おまけに「泥棒」まで入って来ているし。
【幕間3】いつでも会えるへの応援コメント
町の人たちが畏れているモノも、この視点の人にとっては大事な妹に感じられて、むしろ歓迎したい存在だったわけですね。何だか切ないです……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そう。感じられて――。この時点では、恐れられると同時に敬われる存在でしたね――神様は。
それが――どうしてこうなってしまったのでしょう。
9 祀られていたものへの応援コメント
十年って、そんなに昔じゃないですよね。お年寄りなんかにしてみたら、つい最近くらいの感覚かも。
それなのに誰も知らないというのはやはり妙なので、『異変』を機に「なかったことにしなければならなくなった」のでしょうね。
全国各地に似たような風習があるのが興味深いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そう――たったの10年前ですよね。中学生からしたら大昔のことなのですけれど。
私だったなら、大昔から知られてなかったのではないかという芳賀の意見に賛成してしまいそうですが。
「御忌」は(名前は違えど)様々な地域に見られますね。「みのかり」と「御狩」の共通点について考察する学者もいますが。
3 海を照らす神への応援コメント
11年前の12月までならば、平坂神社の記録はあったわけですね。
大人たちが口を揃えて「知らない」ということと、美邦ちゃんのお父さんが平坂町の存在そのものを秘密にしていたことは、何か関係ありそうに思えます。
神話が絡んできてますます面白いです!
平坂町と常世。そうか、黄泉比良坂なのか。
古事記と日本神話の違い……ドッペルゲンガーの概念が、美邦ちゃんの見た夢の視点(=もう一人の自分)のイメージにも繋がる気がしました。
作者からの返信
少なくとも、ネット検索すれば出てきたということですよね。しかし、この十一年間の記録が、ネットからでさえも消えていたようです。
それと――町のことを昭が隠していたことは、何か関係があるのか。
神話や民俗学は私の得意分野ですね。
黄泉の国とは何なのか、常世の国とは何なのか、が、本作の執筆動機と言っていいくらいでして。
しかし、日本の古い神話にもドッペルゲンガーが記されていたのは不思議ですね。昔から世界で共通した怪現象だったんでしょうかね。
2 雨が降りだすへの応援コメント
そうか、千秋ちゃんは「ちーちゃん」と呼べますよね。今の状況だと姉妹のようですし。
夢との奇妙な共通点に加え、幻視もあって、現実の境界線が曖昧に感じます。
祟る神の神社……お祝い事をするような場所ではなさそうですが、平坂神社以外の神社でも行われていないのが意味深ですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
間違いなく、美邦はそこで引っかかっていますね。千秋を「ちーちゃん」と呼びそうになってしまった。
幻視や夢と現実との区別が少しなくなっていっているのかも。
祟る神。むう。そこですね。神様というのは、おしなべて祟りますね。けれども、菅原道真公のように、祟るからこそ祀られる場合もありますし、天満宮では普通にお祝い事もしますね。
1 踏切の夢への応援コメント
>美邦ちゃんは、この家でなぁんにもせんでええだけん。
こう言われてしまうと、いつまで経ってもお客さんみたいで居心地悪いですよね。親切で言ってくれているのかもしれないんですけど。
踏切事故で亡くなった「ちーちゃん」らしき視点の夢、なぜ美邦ちゃんが夢に見るのか、関連性が気になります。
集団下校のきっかけの事件は行方不明なので、ちーちゃんとは別件っぽいですね。
作者からの返信
確かに、これ居心地悪いですね。むしろ、本当に善意で言っているのか疑ってしまうレベル。
踏切事故と、集団下校のきっかけの事件ははたして別件なのか、それとも何かの関連性があるのか――は、まだ何とも言えませんね。
それがなぜ夢に現れるのかも――。
7 放課後探偵団への応援コメント
黒塗りされた文字や切り取られたページは、何としてでもそれを隠し通そうとする誰かの薄暗い意思を感じて、怪異よりもリアルな怖さがありますね。
『放課後探偵団』、ちょっとワクワクする響きですが、うっかり禁忌に踏み込んでしまいそうな予感もします……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
隠し通そうとしてやろう、という意志と、郷土誌の誌面に異物があるというのが奇妙な感じですよね。
なお、ここだけの話、旧版では、「文字が黒塗りされている」と地の文で説明していたのですが、「◼️◼️◼️◼️」で表現したら、かなりの効果になってしまいました。
放課後探偵団の彼らが、うっかり禁忌に踏み込まなければいいのですけどね。
3 消えてゆく人たち。への応援コメント
お祖母さん、山の神社について、実は何か知っていそうな感じがしますね。
スマホもあるし、一般社会の神について書かれた書物に触れることもできるのに、この平坂町だけ異界のようです。
冬樹くんがどう関わってくるのか、楽しみです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そう。お祖母さんは何か知ってそうですね。というか、「ない」と言うことができなかった冬樹自身も明らかに引っかかっていますし。
しかし、スマホは「ある」とは言わないという。
美邦と冬樹の関係に今後注目ですね。
1 サイレンの鳴る町への応援コメント
平坂町の風景が目に浮かぶような描写でした。
ここでは初詣や七五三がアニメの中の出来事なんですね。風習が根底から違う感じ。
そして、気になるのは夢。
お姉さんから「ちーちゃん」と呼びかけられている?
別人の夢を覗き見ているということなのか。
一つ前のエピソードとの関連も気になります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
七五三や初詣がアニメの中の出来事って我ながら何か不気味な感じですね。普通、都会の子が田舎にきて日本の伝統を発見するものですが。
夢の中の「ちーちゃん」――はたしてこれは何なのか。とりあえず、今はまだ多くを書かないでおきます。
4 父が隠していたことへの応援コメント
冒頭から、静謐でどこか不気味な雰囲気に惹きつけられました。
美邦ちゃんの状況や心境がすごく伝わってきて、この先どうなってしまうのかと不安であると共に、これまで秘匿されていた「平坂町」のことが気になります。
続きが楽しみです!
作者からの返信
コメントありがとうございます。まだまだ冒頭ではありますが、改稿に当たって、状況説明がくどくないことと、心情が伝わることに焦点を当てました。ひとまずそこが成功しているようで安心です。
1 急患への応援コメント
良かった……とストレートに言っていいのか分からない状況ですが、美邦ちゃんは無事だったんですね。
おばさんの認知の歪みが極まった結果、美邦ちゃんにとっては家の中の恐怖の元凶が去ったとも考えられる……
黄色い救急車というのがまた都市伝説的で、一連の出来事が悪い夢みたいに思えます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
確かにこれは――「よかった」素直に言えないような😅
歪みまくった認知の果てに、ありもしないものを見てしまうとは💦
なにより、千秋が一番怯えていたのかもしれません。
美邦にとっては一難去ったでしょうが。
この世界線では実在しますね――あの救急車は。