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概要
良い人生だって言える人生を
看護師だった祖母に一度だけどこかに消えしまいたいと打ち明けたことがある。13歳の孫が死にたがっているのだ、きっと励ますしかなかったのだろう。「そうたはね、何億の精子の中から勝ち抜いて卵子と結びついて生まれてきた強い子なんだよ。生きたがってたから生まれてきた。命を大切にしなさい。」と言われた。綺麗事だと思った。でも、死にたいなんて口にしたって僕は自傷行為すら出来ない腰抜け野郎で、本当は生きて立派になって幸せになりたいなんて矛盾を抱えて生きている。生まれた瞬間から命の火はゆっくりゆっくり終わりに向かっている、だから頑張らなければいけないと思う。ただ、まだ動けないからせめてものお気持ち表明をここにさせてください。
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