第18話〜異世界学童生活〜

あれから1周半たった

森にいくのは4期後、役5ヶ月後

森に行く実感がみんなに湧いて来ているが

みんな真面目に鍛錬を続けているので緊張はしているが心配はしていない。


この一周半でみんな心技体、全て成長して

身長も150cmを超えて異性への意識が芽生えてきた

と言っても性機能の成長がほとんど無い

せいなのか、裸を見られると恥ずかしがる程度だ


戦闘能力に関しては目を見張るものがあり

6人全員が基本属性の魔法に目覚め

それ以外にも幾つか技能を身につけた


かく言う俺は「剣魔法」と「情報魔法」に関する新しい技能

そして新しい固有魔法「式神魔法」に目覚めた

「式神魔法」は簡単な生命体のようなモノを生み出す事ができる、簡単な自律操作と多大な労力を掛ける事で消失しない様にできることができる


そんなこんなで俺はもちろんみんな着実に成長して鍛錬も続けれている


実際、今も模擬戦でライアンと向かい合っている


「行くぞっ」

ライアンが掛け声と共に25mはある距離を一瞬で近づいて斬撃が拡張された一撃を当たり前の様に打ってくる


俺は後方に滑る様に「縮地」でライアンの間合いから外れ

即座に踏み込み剣を振り落とすと同時に

「水魔法」と「大地魔法」と「火魔法」で作った氷点下以下の泥のようなモノを生み出して足元からライアンの顔に向けて射出する


剣を受けようとしたライアンたが打ち出されたモノに気付く

一度それを受けて顔に凍った泥を貼り付けられた事を思い出したのか咄嗟に顔をそらして泥を避け、無理のある耐性で剣を受ける


それを見逃さずに足払いを仕掛けるが

ライアンはそれを避けるどころか「スタンプキック」で俺の顎を狙う、咄嗟に片手を足と顎に入れ体を持ち上げて衝撃を緩和する


ライアンは鍔迫り合いをしていた剣を押し込み、そのまま攻撃に伝えるがその力に逆らわず空中に上がる


背中側から「式神魔法」で空飛ぶ白子のようなモノを生み出して散会させると同時に

「火魔法」と「風魔法」を使い

冷却した風を圧縮した後、一気に加熱すると同時に発散させた勢いで空中で機動をとりライアンから距離を取ろうとするが


すかさずライアンが踏み込み距離を詰め剣を振る

剣で受けるが、わざと地面に転げ回り

ライアンに背を向ける様にしながらダメージをくらってなんとか立ち上がろうとしているかの様にしゃがみ込む


ライアンはそれを好奇と見たのか剣を振り上げながら近づいてくるのを

生み出した式神、白子モドキで確認しながら

ライアンが踏み込むであろう場所に「大地魔法」で足が軽く沈み込む程度の落とし穴を作る


ライアンが引っかかりバランスを崩す

それと同時に「縮地」を使って間合いを詰めながら振り返り様に顎を狙って剣を突き出す

ライアンは咄嗟に反応しようとするが一歩及ばすクリーンヒット


「うがっ」

脳が揺れたのだろう、起きあがろうとするライアンを見て

「っしゃあぁぁぁあぁぁ」

雄叫びを上げる


ライアンとの対戦において

実に8期ぶりの勝利だった








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