第14話
この世界は文面に起こすと絶望的な状況だが少なくとも俺の周りの人間がそんな雰囲気を出すことはない
両親は元冒険者だから防衛線の外を見た事が
行った事があるはずで、その上で俺が冒険者になることを応援してくれている
だから死ぬかもしれないが未知を探索するために冒険者を目指すことにした、
村では10周記と呼ばれるものがある10歳になった時村に止まるか、村を出ていくのか
それと同時にこの都市に子供が生まれる様に夫婦はアレコレを調節する
子供が生まれすぎると食料が必要になり村の規模が大きくなり魔物、魔族、悪魔教に狙われかねないし、教育が行き届かずまともな武力を持たず死んで行ってしまうことがあるからだそう
俺は次の10周記、8周後、役十年後地球換算で13歳の時村を出る、多分ライアンと一緒に
それをエミリーは嫌がっている
俺とライアンが外の世界に魅入られているのが理解できない、大半の人間はそうだろう
だがエミリーは俺たちの夢を応援することはなくても否定はしない
それはエミリーが年齢にそぐわず大人であること、シスターだからだろう
エミリーと入れ替わりでルピーが来る
「また、やってんの?」
「まぁね、俺は英雄になるんだ」
「冒険者になりたいからね」
それを聞くと興味なさげにしながら俺に向かって
「エミリーがルドと勉強したがってたんだよ?」
「マジか、ちょっと行ってくる
すまんライアン」
「いいよ、いいよ」
後ろからライアンがルピーに自身を弓で打って欲しいと騒いでいる声とそれを拒絶するルピーの高い声を聞きながら
教会の、エミリーの部屋に向かう
コンッコンッ、ノックすると
「どーしたの?ライアンとチャンバラしてたじゃん」
「いや、久しぶりに勉強する気分になって」
「ふーん、そう、なら良いけど」
と言って部屋に招かれる
エミリーはシスターになる事を目指しているので聖書を読んでいるのだが難しいニュアンスを使う事が多く一人では読めないのだが
聖書に、この世界の宗教に興味のある俺が一緒になって読んでいるのだ
これをエミリーや俺を勉強と言っている
「これは...こういう意味で...」
「ならこれは?」
などと勉強を始める
この世界の宗教で崇めている神々は死んでいる、少なくとの死んだとされどの様な神々がいたかもわかっていないが洗礼の儀で特殊なスキルを得た者は聖書の内容を知ることができる内容はざっくりいうと
悪い神、人間を殺せ犯せ食っちまえ余興の為に魔物、魔族を生み出した
これを見た善い神々は協力して悪い神と戦い共倒れこの世界から神は消えた
たが最後に悪い神は頭のおかしい人間に自身の権能を分け与え悪魔教を作らせた
善い神々は悪魔教を作った人間に失望するも洗礼の儀なるモノと洗礼の儀で無作為に自身の力の極一部を授け、ダンジョンなる試練を与えて踏破したものに権能を授けるようにしたと
それと人間は争うなよ犯罪すんなよと一般的な事だ
色々思うことはあるがスキルという超常現象に裏打ちされている事
差別などを助長するわけでもないし人類の結束をら強めているので俺個人としてはダンジョンが気になるかなってぐらい
聖書に魔物、魔族、悪魔教ぶっ殺せダンジョン踏破しろと書かれているのでシスターを目指すエミリーは俺達の夢を否定しない
そうしてエミリーと聖書を読んでいるとエミリーの母である先生が
「授業が始まりますよ」
「「はーい」」
返事をして俺とエミリーは聖書を読むのをやめて教室に向かう
授業と行っても文字の読み書き、簡単な歴史
など、教会で教える一通りのことは習っているので朝先生からの話を聞いた後は自由時間になっている
自由時間の間は書庫にある本を読んで勉強したり、剣を降っていたり
各々が自分で勉強だったり鍛錬をしている
みんなこの世界で怠慢でいると死ぬ事がわかっているのだろう。
かくいう俺はもういつメンともいえる
ライアン、ガイル、ルピー、エミリー、トネリの5人と魔法や武器術の鍛錬をしている
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