第6話

寝落ちしてしまった、まぁ赤ちゃんだから仕方ないねよね?

とりあえず昨日の両親の会話と奥さん同士?の会話を「裏図書閲覧」を利用して文字に起こす形で会話を振り返る。


「裏図書閲覧」は様々な方法で閲覧できるとあったから試したら思った通りだな

というか文字も日本語で出力できるのか

いや、それも全て「裏図書館」に記録されているのか

とりあえず会話のログ?を見て...

気になるところは

・20夜とは20日を表しているのか?

・暦の読み方

・一日の時間は24時間なのか?

・子供の発育はどうなっているのか?

・カンガとかいう動物はなんなのか?

・カンガを狩ってくる光景はこの世界で当たり前のモノなのか

・外の生き物はカンガの様な生き物ばかりなのか?

・10周記とはなんなのか?

・冒険に出るとはなんなのか?

・ジョンソンは村出身ではないのか?

の計10個、特に子供の発育については早急に知りたい事だ

地球と同じように赤ちゃんの振りしていつまで経っても成長しないなんて思われたくない

逆に知性全開で過分な評価と期待を背負うのもごめんだ

取り敢えず少しずつ意思疎通を計りながら上の10個の疑問を少しずつ解決していこう

そうやって早期の目標がたった時


...「自己分析」なんとなく、そうしないといけない気がした

「脳過剰情報処理」「脳再生」「情報通知」

...更に「自己分析」

「脳過剰情報処理」

脳に過剰な負荷が加わった時「完全記憶」「裏図書館」「裏図書閲覧」「感知情報操作」を自動的に使用して負荷を肩代わりする

「脳再生」

脳の疲労、損傷を治す

「情報通知」

「裏図書館」にある情報で把握すべきだと判断する情報があった時通知する


あかんやつだった

でも考えてみれば感知した情報を完全に記録してたら脳がぶっ壊れる、そもそも人間は取得した情報を選定して一部分のみを処理してるんだから、そんなものを赤子の脳で閲覧したらそうなるよな

下手したら脳に障害が残ったり最悪死んでたかもしれないけど、これからはそんな事考えなくて良いって考えればまぁヨシとしよう


そんな事をしていると母親が

「おはよう、ルド」

「あぅああぅ」

「ふふっ、さぁ今日のごはんは...」

そんな風に当たり前になる異世界生活が始まった。







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