グリフォンとちいさなトモダチ

第15話「グリフォンとおおきなカゾク②」

「みんなの文化（ぶんか）も、すきなものをすきでいられるように、認（みと）めてしまうんだから」

「えっ」

「国（くに）をおさめるために、相手（あいて）を認（みと）めて、おたがいで受（う）け入（い）れるんだから、すごいんだよ。ずっと続（つづ）くといいな」

「…………」

「そして、あなたたち二人（ふたり）も、すごくがんばってる、えらいよね。だから、ごほうびだよ！」

「…………」

「おにいちゃん？」

　だまってしまった兄（あに）ネスに、心配（しんぱい）そうに声（こえ）をかける弟（おとうと）のロス。

「これからいっぱい。もっともっと頑張（がんば）ってくれるんだよね。ふたりとも」

　レンはよくわからない顔をしている、アルブレヒトとグリフォンのワッシーをみつめた。

「ふふふ。ふたりは、ずっとお（・）べ（・）ん（・）き（・）ょ（・）う（・）をしているんだよ」

「おべんきょう？」

　アルブレヒトが首（くび）を横（よこ）にかたむけた。

「勉強（べんきょう）するのは、えらいことだよね」

「うん！　すごく、すごーく立派（りっぱ）なことだ！」

「おとなたちの、おとうさんのお手伝（てつだ）いも、しっかり頑張（がんば）ってるんだよ」

「すごい！　なんてえらいんだ！　僕（ぼく）も見習（みなら）わなくちゃ！」

　ネスはてれながら、アルブレヒトへ声（こえ）をかけた。

「ふふふ。アルブレヒトさんは、ちょっと大人（おとな）っぽくないですね」

　ネスは笑（わら）いながら、アルブレヒトへむかって、お（・）じ（・）ぎ（・）を（・）した。

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　正解（せいかい）は、①　だね！

　みんな、あたった　かな？