◆齋藤 友貴哉 さいとう ゆきや
右腕クローザー。天然で宇宙人と呼ばれるほど不思議なところがあるが、投げる球は超一流。ファンフェスティバルでボスから2025年は守護神として、田中正義と共にダブルクローザーを任命された。
元は関西の人気球団阪神タイガースに所属していたが、投げている球は一流なのに、メンタル面からか結果が残せないでいた。そんな中トレードでファイターズに加入もいきなり怪我をしリハビリに一年を費やした。
復帰戦の西武戦、ペルーナードームにて登板するも、球はすごいが、制球が定まらず、四球を出し、自滅サヨナラ負けを受けた。
中継で齋藤の当番を見ていた愛息子、ダンはその姿を見て号泣してしまった。何度もその後二軍行きが通達されたり、一軍に復帰したりを繰り返していたが、ある日自分のミスで作ったミスを伏見と自分の好プレーで無失点に抑えた。その時自分で作ったミスにも関わらず両手を上げ喜んだことから、ボスにさいこうゆきやと命名され、グッズ化がされた。その後も好プレーを続け、一流選手の成績に。
シーズン終盤の楽天戦、仙台にて、家族初めて一軍でのファイターズに訪れ、見守られる中プロ初セーブを果たし、プロ初ヒーローインタビューを行った。
「やったぞダン」と息子の名前を叫び、同じインタビューで終盤のチームを鼓舞する名言「行くだけ!」と叫び話題となり、クライマックスシリーズではチームのスローガンのように扱われた。
これは当番前、相手打者のデータを研究していた際、田中正に、「俺たちは行くだけ、投げるだけだ」と勇気づけられたことがきっかけだった。
そのインタビューはとても不思議なもので仙台というビジターで行ったことなどが話題となり、彼の宇宙人っぷりを象徴するエピソードになっている。
有志が文字起こしたものを許可を取った上で引用する。
2024年10月5日
楽天モバイルパーク宮城にて
「放送席、放送席、そして全国のファイターズファンのみなさん、ヒーローインタビューです。今日のヒーローは、見事、プロ初セーブを上げられました。齋藤友貴哉選手です。おめでとうございます」
「ありがとうございます。ありがとうございます」
差し出されていたマイクを持つ友貴哉。
「さぁ一点リードで迎えた9回の場面だったんですけど、どんな思いでマウンドへ上がられたんでしょか?」
「えー本当に、今、マウンドで、ブルペン陣から、行くだけって言う、行くだけ。あの合言葉は行くだけです。はい」
「気迫あふれるピッチングだったなと思います。今日は159キロの球速が出てましたけど、ご自身で9回のピッチングを振り返ってどうだったのでしょう」
「あーもうすごく、先頭も出て痺れたんですけど、もう、行くだけ、行くだけです」
「さあこれで斎藤選手ご自身プロ初セーブとなりました。改めて今の気持ちをお聞かせてください」
「プロ6年目でやっと初セーブ。狙ってた所にこれたと思います。今日は、初めて、自分の家族が見に来てくれて、います。
で息子?息子も来てくれてたんですよ」
「ちょっと一言いいですか、自分が好きなアニメのメジャーでお父さんがゴロウに対して言っていたことを言います。すいません。『ダンやったぞ❌️』(正しくは『ダンやったぜ⭕️』」
(爆笑する 淺間とジェッシー)
「ありがとうございます息子さんにも伝わっていたんじゃないかなと思います。さあこれからチームがクライマックスシリーズを控える中でのこれが二連勝になりました、チームの雰囲気もぐっと上がってるんじゃないですか」
「いやもう最高です。
本当にもう行くだけなんで、突き進むだけです、はい」
「最後にファンの皆さんに熱いメッセージお願いします」
「明後日も行くだけー!」
ファン「ウォーーー」
「ありがとうございました、今日のヒーローは齋藤友貴哉選手でした」
ユキヤ!ドン!ドン!ドン!ユキヤ!ドン!ドン!ドン!ユキヤ!ドン!ドン!ドン!
「見事、こう、最後、本当にドキドキの場面でしたけど抑えました」
「そうですねーはい」
「そしてプロ初セーブということになりました、齋藤友貴哉選手です」
「まああのゲーム中にもありましたけど、去年の右ひざの大怪我を乗り越えて、今年はキャリアハイの登板数、去年の悔しさをはらしているように見えます」
文字起こしここまで
「行くだけ」というファンにとっては初見の言葉をまるでチームのスローガンのように語る姿には驚きの声が広がったが、結果その言葉がのちに半公式のスローガンになったりと不思議なカリスマがある。
伏見会に入りたいとひそかに思っている。
好きなチームメイトを聞かれた際、「一方通行かもしれないですけど、みんな好きです」と答えた。
チームメイトの生田目とフィーリング会うようで、オフには一緒にラーメンを食べに行った。ラーメンの写真をインスタグラムに乗せた所ボスからDMで注意を受けた。
田中正、生田目、浅間、伏見らと話すことが多い。
伏見には「満足するな」と伝えられている。
本人は守護神に指名されても最初だけ活躍では意味がない一年を通して戦えるような体作りを行いたいと語っている。
また「行くだけ」については「行くだけ」ではなくその前の準備段階があって初めて「行くだけ」になると語っている。
「行くだけ」という言葉も自分のものではなく、ファンのみんなのものである。
今年の言葉は「行くだけ」だったが、来年はまた来年の言葉を誰かが作ってくれてるかなと話している。
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