初めてのファイターズ人物大百科 2025年版

◆田中 正義 たなか せいぎ

　愛称はジャスティス。　リードしている試合の最終番で投げるクローザー、別名守護神を務める右腕投手。もし自分が失敗したらそれまでの2時間半を台無しにしてしまうかもしれないという一番プレッシャーがかかる場面で投げる大役を務める。

　かつては大学ナンバー１投手で、パリーグの常勝軍団、福岡ソフトバンクホークスに入団。しかしプロ入り後は怪我が相次ぎ思うような活躍を行えないでいた。

　そんなある日、人的保障でファイターズに移籍することになった。これはFＡ権を使った選手が他のチームに移籍する際、移籍先のチームから主力以外の誰かを古巣が移籍してもらうことができる制度であり、プロテクトから外れていた田中正義がファイターズに移籍することになった。

　移籍した田中はボスの元で活躍を重ね、プロ入り後初のセーブ、初ヒーローインタビューを行った。この時の涙ながらのインタビューは今も伝説となり、ファイターズの守護神田中正義としてその名を轟かせることになった。

　いつしか彼が守護神として登板し、セーブを記録することは正義執行と呼ばれるようになった。

　ファンフェスティバルでボスから2025年も引き続き守護神として、斎藤友貴哉と共にダブルクローザーを任命された。

　普段は読書家で本を読むことが好き。

　同僚で「勝ちパターン」の池田とは高校、大学の同級生で7年間共にプレーしていた。

　池田、石井と共に伏見会に参加し試合後食事をすることが多い。