【我不知道】2024年8月11日「喜怒哀樂、慮嘆變慹、姚佚啟態」
本文書もFANBOXからの転載である。画像等はそちらを参照されたし。
https://mariyatsu.fanbox.cc/posts/8380893
私は人生を誤った。変わるには遅すぎた。だが、その考えこそが驕慢ですらある。今からでもやれることはある。ひいては、その右往左往こそが荘子の内篇、斉物論篇にて「喜怒哀樂、慮嘆變慹、姚佚啟態」に煩悶することの無意味さを説いた点に合致するだろう。ここ10日間の沈黙中の行動は、以下のとおりである。
だが、これすらも冗長で迂遠だ。初めに、3行でまとめる。私は煩悶した。その運びだ。
《3行》
● 老親が病となった。
● 私はいくつかの多言語業務を得たが、まだ債務を支払えていない。
● 自分が危うい状態にあると理解しているものの、やっていく。やっていくのだ。
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■ここ10日間
〈現況〉
家族。報恩。失敗。痛恨。
六日の菖蒲、十日の菊。
〈体調〉
脊椎炎:苦悶
神経炎:平行線・プレガバリン奏功
睡眠障害:深刻
視覚:良化・眼球注射不要
〈成果〉
1. CRMシステム・歴史
2. 多言語翻訳・詩藻
3. ごく一部の楔形文字
4. エラー関連陰性電位
以下、それぞれ簡単に触れる。
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■現況
老親が病に罹った。
それがすべてだ。その戦いに、私は介在できない。何もできない。
■体調
こんなものは何の意味もない。8月1日から数日は、私がやられた。それは認める。
今はもう、そんなことはどうでもいい。淡々とやる。変わることはない。
■成果
私はまだ、"人間"なるものの入口にも立っていない。まともなポートフォリオさえ用意できていない。何百万字を書こうと、一寸たりとも誇れる仕事はなかったのだと思い知った。
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1. CRMシステム・歴史
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歴史を現代のシステムでもって解釈する。もって自己のスキルの表現と為す。中途である。南北戦争、すなわち"American Civil War"という題材は、多くの面で私に学びを提供するだろう。
Wikipediaのデータが基本のため、実際にポートフォリオならびに独自研究として公開する場合は、クリエイティブ・コモンズの記載を詳細に行うことになるだろう。また、不整合なデータが「特に出身地に肩入れして書かれた個別記事が多い」ことから、「アメリカ合衆国国立公園局(NPS)」とデータを照合しながらの作業となった。
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NPSは「American Battlefield Protection Program(アメリカ戦場保全プログラム/ABPP)」を内部組織として所管しているが、そこで立ち上げられた「南北戦争会戦諮問委員会(the Civil War Sites Advisory Commission/CWSAC)」が、1993年に提出した報告書がある。
この内戦においては、大小あわせて1万以上の戦闘が生起した。合衆国(Union)、連合国(Confederate)、そして、それぞれに味方するか、あるいはその軍事的功名心の流れのなかにおいてどちらかと戦うことになったか、もしくは継続された強制移住政策に対する反発としての流れか……ダコタ族やスー族といったネイティブアメリカンと各勢力との戦闘もまた、南北戦争(Civil War)という巨大なうねりのひとつに加えられ、評価の対象となった。
そして、この報告書の一部には「軍事的重要性」の観点から選抜された385個の戦闘があり、AからDまでの評価が定められた。例えば、「ゲティスバーグ(Gettysburg)」や「アンティータム(Antietam)」といった有名な会戦は、当然「A」に分類されている。よって、現時点ではそこで選抜された会戦のみをデータベースに登録するとともに、情報の補正を実施した。
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同時に、そのNPSのデータさえも正確かどうかが当地での研究対象になっているぐらいだが、今回の主題はそこではない。軍事戦争と経済戦争の手法の親和性はガントチャートの一例でも示されているが、CRMシステム構築のプロセスを経ることで、より残酷で地獄のような歴史を垣間見ることが可能となる。
安易に、「南部の失われた大義」に触れるつもりはない。「人間の失われた教訓」を探す旅程なのだ。
よって、先のとおりに、「合衆国(北軍/Union)」と「連合国(南軍/Confederate)」の指揮官データについても、合計1,000名ほどを登録している。CRMシステムや人事管理システム的にいえば、「顧客リスト」や「社員リスト」になりうるものだ。そして、それらはいずれも生きていた人間であった。この点には常に敬意を払いながら、作業を実施する。
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なお、このデータ作成にはそんなに時間が掛かっていない。最も工数が掛かったのはNPSおよび最新研究とのデータ照合くらいだ。
Wikipediaは、robot.txtでも細かくスクレイピングの禁止事項を並べているし、「クローラを用いてコンテンツを収集しないでください」と明言している。代わりに、提供されているダンプデータがある。
もっとも、私が必要なのはごく少数の、今後の更新はそうないデータであるので、クロールを行わない形、htmlだけでも十分だった。これを加工し、配列化し、適切に配置する。これだけである。1日も半日も、1時間さえもいらない。
時間の消費は、私のあらゆる"私事"があったのと、ようやく多言語案件を受注した点がある。稼ぐ必要があるのだ。私はすでに不義理を働き、日々の食事にさえ事欠いているのだから。
上記データはCSVとしての応用性も考え、デザイン性を捨てている。そのうち装飾等の試験も実施することになるだろう。
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2. 多言語翻訳・詩藻
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【Wikipedia私家訳】「名もなき兵士( חיילים אלמונים / Unknown Soldiers)」
https://unknownkh.com/wikipedia-untranslated-article-translation/hayalim-almonim/
「Hayalim Almonim」のWikipedia記事を翻訳した。英語技能を基軸とし、ヘブライ語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、エスペラント語を集成した内容である。歌詞についても、以前よりはマシになっただろう。
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私はそこで民族的悲劇に偏り、それを喧伝するつもりはない。だが、もし偏っているように見えたのならば、8月1日についに暗殺されたという、ハマースの軍事部門(イッズッディーン・アル=カッサーム旅団)トップであった「ムハンマド・デイフ」氏について語ることができる。
それで、バランスを取ろう。
私は、彼についてのWikipedia記事の日本語版について、不満を持っている。英語版においては触れている内容、つまりIDFの暗殺未遂によって、彼の兄弟、甥、姪、ならびに愛妻と7歳の息子と3歳の娘の命が失われた点が省略されている。
そのうえで、ムハンマド・デイフはテロリストであった。少なくとも、そう指定されていた。彼の行動や指令は、同じ境遇の人を生み出しただろう。同時に、暗殺未遂を生き延びるたびに伝説を増やし、守護者として尊ばれた。
そして、ついに死んだ。
英雄になるだろう。死は、「黄金の沈黙」を強いる。最も尊ばれるものとなる。ある意味において、それもまた悲劇である。
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"Hayalim Almonim" - Israeli Independence Song (Anthem of Lehi)
https://youtu.be/djgBK5rvPlo
「Hayalim Almonim」もまたテロリストが作った歌であるが、それを「大英帝国の植民地支配に対抗するために作った歌」と見るか、「極端な戦闘主義的シオニズムに基づく、危険思想の持ち主の作った歌」と見るか。自由だ。歌詞にも書かれているとおりに。
私は、単にその韻律が好きなのだ。わかってくれる人は少ない。しかし、共感や同意だけが人生ではない。それでも、Wikipediaの短い記事だけでも、その魅力と奥深い知識が秘められているところに、面白みを感じてほしいのだ。
沸騰した鍋に蓋をしたとて、沸いた湯が水になるわけではない。
沸いた水がすべて蒸発したならば、次は家が燃える番だ。
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3. ごく一部の楔形文字
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https://x.com/mariyatsu
シュメール語の用法とアッカド語の用法が、まぜこぜになっている。たから、本当に文字ひとつを知っただけだ。知ったとすら言わないだろう。かくて、Xのbioを気味が悪いものにした。
厨二病に逆戻りした? そうかもしれない。あるいは、元から成長していない可能性がある。なんといっても、重度の発達障害である。
だが、私の本心だ。
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4. エラー関連陰性電位(ERN)
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エラー関連陰性電位、英語においては「Error-related negativity」ゆえに「ERN」とも呼称されるそれは、「事象関連電位(Event-related potential)」、略称「ERP」の構成要素として、近年多数の論文や文献が出版されているものである。
脳はブラックボックスだ。まさしく「我々は何も知らない」の最たるところである。宇宙よりも、深海よりも、ずっと遠いところに、私たちの脳はある。
ERNについての最初の報告は、2000年より前に出されていた。だが、科学技術の発展と、この分野に携わる研究者の増加により、よりわけ2010年代には多数の研究結果が提出されている。
神経科学は、私のような難病患者だけではない。人間存在への踏査となる。それはひとつの韻律である。私はそう解釈している。
〈PubMed and NCBI/一部抜粋〉
※NCBI: アメリカ国立生物工学情報センター
無料での全文公開でないものも、参考文献へのリンクが文字通り脳神経のように広がっているため、とても役に立つ。
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1. On the relationship between anxiety and error monitoring: a meta-analysis and conceptual framework
[PubMed]https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3744033/
[NCBI全文]https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3744033/
━━━━━━━━━━━━━━━━
2. Error-related processing in adult males with elevated psychopathic traits
[PubMed]https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26479259/
[NCBI全文]https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4710563/
※APA(アメリカ心理学会)公開最新版は有料
https://psycnet.apa.org/record/2015-47623-001
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3. Development of sensitivity to orthographic errors in children: An event-related potential study
[PubMed]https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28694173/
<※IBR(国際脳研究機構)全文閲覧は有料>
https://www.ibroneuroscience.org/article/S0306-4522%2817%2930472-4/fulltext
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4. Aversiveness of errors and the error-related negativity (ERN): A systematic review on the affective states' manipulations findings
[PubMed]https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35396631/
[SpringerLink全文]https://link.springer.com/article/10.3758/s13415-022-01002-2
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5. Intolerance of uncertainty, depression and the error-related negativity
[PubMed]https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32330538/
[NCBI全文]https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7934182/
━━━━━━━━━━━━━━━━
6. Error Processing and Pain: A New Perspective
[PubMed]https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35643271/
[JPain全文]https://www.jpain.org/article/S1526-5900%2822%2900330-3/fulltext
※The Journal of Pain(JPain)は、アメリカ疼痛学会(USASP)の協力機関。2025年1月1日からのEditorial Fellowship programに関する告知もあり。
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以上。
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