『IMAGEBREK第一話』プロローグ

逢坂 しょうが

第一話 『学問の神様』プロローグ

『だったら、勉強なんて意味ないじゃない!だったら、私の今までやっていた勉強はなんだったの?無駄だったの?』



私は泣きながら菅原くんに問いかけた。


菅原くんは目を見開いた。


そう。


お察しの通り菅原くんとは菅原道真の事だ。

何で菅原道真と私が話しているかというと…

まあ、色々あったからである。


『だって…分からない!分からないだもん!だって…一生懸命……覚えた事だって…どうせ一生…使わないんだもん!』


『いや、そんな事はー』


『何で勉強なんかしなくちゃいけないの?数学だって、国語だって…もう全部、将来使わないじゃない!』


『…。』


『落ち着ー…』


『うるさいっ!!私の気持ちなんて誰にも分かるわけない!!離してっ!!』


私は菅原くんの手を振り払った。


ああ、私…

最低だな。

何やってるんだろ。

私はそんな事を思いながらひたすら走った。

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『IMAGEBREK第一話』プロローグ 逢坂 しょうが @ayaponpon

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