第2話 初討伐
頭に語りかけてくる声に驚きながらも目の前の物体の攻撃をかわす
そして逃げ出す
「いきなり何なんだよ」
自暴自棄になって石を投げる
あっという間に取り込まれ打ち返される
僕はスライムにすら勝てないのであった。
「スライムは素手でも倒せるのはお約束だろ!」
逃げ続けてついに部屋に逃げ込む。
ーゴブリンを発見しましたー
隠れ続けているとふと現れたドアの外のゴブリンにスライムが切り倒される
こうして情けないモンスター初討伐を終えた。
ー経験値とアイテムを入手したー
exp+1
スライムゼリー×1
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「あっぶねー 死ぬとこだったー
てか走れるじゃん! 体も痛くない。
僕 転生したんだな…」
体が動くことへの感動と転生したこの世界で生きていくことを覚悟するのであった。
「さてとこのスライムゼリーはゼリーっていうくらいだし食べれるのか?」
転生してから四時間が経ったが未だ何も食べていない僕はゼリーという言葉に惹かれ恐る恐る一口食べてしまう
「酸っぱすぎるだろ」
到底食べられるものではなかった。
食料調達や脱出のためにもここを探索しなければいけない。
どうやらここは昔、城だった廃墟のようだ。
大きな通路を道なりに進むと大きな扉があった。開けるとその部屋は広く、段があり、その上に高そうな椅子をおいてある。
なんとも玉座の間らしい雰囲気を醸し出していた。
玉座の隣には水晶がおいてある。
それを触るとまたあの声がした。
ースキル『ステータスビュー』を獲得しましたー
水晶破壊とともに転移します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
激しい光に包まれる。
一瞬にして視界が真っ白になり、外に放り出される。
「やっと外に出られた…食料問題解決しなかったけど。
とりあえず良しとするか。」
今夜も満天の星空に照らされていた。
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