第2話 俺の親は俺のためによくやらかす
えーと、女性にジロジロ見られながら読むのは恥ずかしすぎるが読んでもう。
て、いうか羞恥心はいらんって、今から殺されるのだよ!?
なんでこんな羞恥心出るの?
まぁでも思い返すとお母さん以外の女性と話すシーンそんななかったな。
あったとしても、面談のときに担任の先生と話すときぐらいか…
なんで俺はいらんことを考えるだ?
とっと読んで殺してもらおう
。もう自分が恥ずかしくなってきた。俺はメールを開き読み始めた。
「息子へ
気にいってもらえたかな?」
ん?俺は一度メールを閉じた。
まだ俺、一部しか読んだないのですが?メールの一部しか読んでないのですが?
え?まさか、この女性?俺はもう一度メールを開き読み始めた。
「息子へ
気に入ってもらえたかな?
私とお母さんはおまえのためを持って彼女を送った。おまえは先生から聞いてもお友達から聞いてもストーカーしても女の子と話したり遊んでんでいる姿が見られなかった。だから、彼女と幸せな家庭を築いてくれ。
優しい優しいお父さんとお母さんより」
俺はメールを読み終えて、画面を閉じた。
はい?どうゆうこと?まず最初に目に入ってしまったストーカーとは?親ずっとストーカーしてたの?
いやでも見られていても恥ずかしいところ行ったりはしていなかったから大丈夫だけど。
いや大丈夫じゃないけどな。
18禁コーナーとかいっていたら、今、完全に死んでいたぞ?
その次に、なぜこの女性が送り込まれたの?
さっきから不思議そうな顔で見つめてくる。
俺が話さないのが悪いかとしれないけど。
ん?待て。このさっきまで思っていたこと伝えた方がいいのか?
親が「幸せな家庭を築いてくれ」と、書いてある時点で結婚して、子供を産ませろって、言っているもんだぞ?
この女性の意思を尊重しなずに親が決めたのか?
それとも親が同志か?ん?親同志なら、これは許嫁って、いうやつか?そんなフィクションみたいなことが起きていいのか?
こんな俺に?いやいいかもしれないな。
女性との付き合いがなかった俺に神(親)は運命を与えてくれたのだ…。
逆に破綻しないか?
女性との付き合いがなかったからこそ破綻しないか?
どう接してば良いかがわからない。
とりあえず、さっきの話しに戻るが、謝るか?周知プレイって、行ってしまったことなら対して。
いやこれは親が悪いか?俺が謝ることではなくないか?
だって、事前に伝えていない親が悪…。
!?
そういえば、今日は俺の誕生日である。
だから、親はサプライズとして、許嫁を授けてくれたのか?
俺は新作の銃を頼んでいたが、許嫁もありかもしれないな。
って、だから、勝手に自分の世界に持ち込んでいくなー!
まず許嫁じゃないかもしれない。
親が脅しているか金でつっているかもしれない。
ん?これだから、友達少ないんだよ。
いや少ない理由は他のが原因だと思うがいいだろう。
世界を広げていく前にこの女性いやもう彼女にしよう。
混乱させる前に自己紹介をしよう。俺は勇気を振り絞った。
「あのごめんね。驚かせてしまって。ちょっと自分の世界に入り過ぎてしまった。自己紹介がまだだったね。俺の名前は中井 健斗 (なかい けんと)だ。よろしく。」
俺は勇気を振り絞って自己紹介したつもりだが、最初の冒頭の部分絶対いらない。ただの言い訳にしか聞こえない。
「はい。こちらこそすみませんでした。私のお名前は白田 美優 (しろた みゆう)と申します。こちらこそよろしくお願いします。」
彼女の自己紹介が終わったところでお互いの事情を話し合おうとしたが、今見るとめっちゃ可愛いなこの子。
さっきまでは不法侵入者だと思い込んでどう逃げるかしか考えていなかったから…。
ん?違くね?途中から周知プレイさせられて、解体で殺されて、人体売買されることを考えていたような気がするが、もういいだろう。
それにしても声も可愛く聞こえてきたな。
こう考えている時点でかなりキモくないか?
まぁいいか。そんなことは後で考えるとして。俺は一度頭の中を整理して、彼女と話すことを決意した。
「美憂ちゃん。早速だが、状況を整理しよう。まず俺の親になんて言われたんだ?」
俺は今、1番気になっていることを尋ねた。
俺の親、俺のためになると何をしでかすか、わからないからな。
うん。だから、今、こんな状況になっているわけだ。
あれ?美憂ちゃん?俺が尋ねてからずっと美優は驚いたような顔でこちらを見ていた。
俺、なんかやらかした?
早速、1日目で?
俺がなにをやらかしたかを考えている最中、美優ちゃんは喋り出した。
「す、すみません。ちゃん付けをされたことが嬉しくて呆然としていました。」
俺も予想外の応えが帰ってきたので驚いた。
ふぅー。ビビったよ。いきなり嫌われてしまったと思ってしまった。
でもいきなりちゃん付けで呼ぶのって、キモすぎたのかな?
まぁでも本人は嬉しいといっているし、セーフなのか?
「あ!すみません。ご質問のお応えをしていませんでしたので、お応えします。飼い主様の親御さんから、飼い主様のお…お嫁さんになってくれませんか?と、言われたので来ました!」
美憂は顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに応えた。
お、おー。最後の方、早口で言っていたが、なんとか聞き取れ、ているので大丈夫。
うん。やっぱり、うちの親、やらかしているわ。
こんな子に俺のこと「飼い主様と呼べ」と、言っているだろ。絶対。
家に帰ることがあったら、1回お父さん殴るか。それにしても美憂ちゃんの顔、真っ赤になってるなるな。
熱でもあるのかな?大丈夫か?でも見間違えているだけかもしれないな
。
次の質問にいこう。
「美優ちゃん、どうやって、俺の家に入った?」
俺はこれを聞いておかないと対策ができないので、尋ねた。
「はい。窓を一度、外されてもらって、入らせてもらいました。」
美憂は当たり前のように応えた。
え?窓を壁にするしか対策できなくね?って、いうかまず、どうやって開けたん?俺は窓を見てみた。
ちゃんとハマっているな。俺は美優ちゃんの方を見て聞いた。
「業者の人に頼んだのかな?」
一応、個人及び保護者と管理人の許可が降りれば、できると思うがそんな手間のかかること、やるのか?
「いいえ。自分で開けて戻しました。」
え?
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