第9話 秋の新薬師寺周辺を歩く

 前回は新薬師寺をご紹介しました。


 今日は、その新薬師寺の周辺を歩いてみます。季節は・・そう、秋です♪


 では、さっそく今日の近況ノートをご覧ください。

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16818093083060409189


 そして、奈良の秋と言えば・・柿ですよね。


 昔、奈良でバスの車窓から外を見ていたら・・白壁の上に柿の木の枝が伸びていて、青い空にオレンジの柿の実が光っていました。青、オレンジ、白の見事なコントラスト! あれ以来、奈良と言えば、ボクの頭にその光景が浮かび上がってくるのです。


 新薬師寺の周辺を歩いていると、柿の木があって、その思い出がよみがえってきました。郷愁に駆られて撮ったのが①番の写真です。残念ながら、白壁ではありませんが、青空と柿のオレンジがあざやかです。


 ②番は、新薬師寺へ続く、民家に挟まれた閑静な道です。歩いているのは、ボクのアホバカ妻でぇすぅぅぅ♪。


 そんな道を歩いていくと、不空院ふくういんというお寺がありました。③番の写真ですね。不空院については、アホバカcopilotに説明してもらいましょう。


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アホバカcopilot

 不空院(ふくういん)は、奈良県奈良市高畑町にある真言律宗の寺院です。山号は春日山で、本尊は不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)です。

 この寺院は、奈良時代に中国から渡来した鑑真和上が住んでいたと伝えられています。また、平安時代には弘法大師空海が興福寺南円堂のひな形として八角円堂を建立することを提案し、願文を書いたとされています。

 不空院は「縁切り寺」や「かけこみ寺」としても知られており、縁切りや縁結びの祈願をする参拝者が訪れます。境内には縁結びの祠や縁切りの祠があり、多くの人々が訪れています。

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 ここで番号が飛びますが、⑪番をご覧ください。不空院の山門から中を撮った写真です。左に、茶色の地に白文字の説明板がありますが、その説明板に隠れた位置に、アホバカcopilotが言った縁結びの祠や縁切りの祠がありました。


 縁切りなんて・・ボク、ヤァダァ~💦 怖いぃぃぃ!


 ボクは急いで、その場を立ち去りました(笑)。


 ④番は剥げ落ちた白壁、⑤番はむき出しの土壁です。土壁に穏やかな秋の西日が当たって・・なんとも風情がありますな。


 そんな中を外人のお兄さんが一人で歩いていました。⑥番の写真ですね。電柱の左に、小さく写っている青い服の人です。なんか、絵になりますね・・


 しっかし、外人さんって、こういうところをよく知ってますねぇ・・


 さて、新薬師寺の南門(前回の近況ノートの①番の写真です)の右横には、比賣神社ひめがみしゃという小さな神社があります。⑦番の写真です。『比賣神社』は、『ひめじんじゃ』ではなく、『ひめがみしゃ』と読むそうです。奈良の寺社の名前って、難しぃ~💦


 では、比賣神社ひめがみしゃについて、ネットの記事を引用してみましょう。


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 比賣神社(ひめがみしゃ)は、奈良県奈良市高畑町にある神社。比賣塚と呼ばれる小さな古墳の上に建てられている。南都鏡神社の摂社である。

 比賣塚は古くから「高貴の姫君の墓」と語り伝えられており、『日本書紀』の記載にある「天武天皇6年(678年)4月14日に十市皇女とおちのひめみこを、天武天皇10年(682年)に氷上娘ひかみのいらつめを『赤穂』の地に葬った」とされるこの二人ではないかと考えられている。この近くには赤穂神社がある。

 祭神は、主祭神が十市皇女とおちのひめみこで、脇座が市寸嶋比売いちきしまひめ

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 十市皇女とおちのひめみこは、天武天皇の第一皇女です。母は額田王ぬかたのおおきみで、大友皇子(弘文天皇)の正妃です。一方、市寸嶋比売いちきしまひめは、日本神話に登場する女神で、水の神様です。


 ⑦番の写真の青い服の外人のお兄さんは、⑥番の写真の人です。神社の前の黒いコートのようなものを着た女性は・・ボクの知らない人で、もちろん青い服の外人さんとも何の関係もありまっしぇんです。。。


 しっかし、神社の朱塗りの小さな鳥居が、秋の青空に映えて、キレイです・・


 さて、比賣神社ひめがみしゃの前から山の方に、『やまの道につながる道』が伸びています。『山の辺の道』ではなくて、『山の辺の道につながる道』ですよ(笑)。この道を少し歩いていくと、『山の辺の道』に合流しているのです。


 『山の辺の道』は、奈良と桜井を結ぶ有名な古道ですね。アホバカcopilotの出番です。


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アホバカcopilot

 山の辺の道(やまのべのみち)は、日本最古の道とされる古道で、奈良県の奈良盆地の東側を南北に走っています。この道は、古代から多くの人々が往来し、歴史とロマンが詰まった場所です。

1.特徴と見どころ

 歴史的背景: 山の辺の道は、古代の集落や神社、天皇の陵墓などを結ぶ重要な道でした。特に、桜井市から天理市にかけての区間が有名です。

 自然と景観: 道のりは、柿畑や梅林、古い家並みの集落など、変化に富んだ景観が楽しめます。また、奈良盆地や大和三山、二上山などの美しい風景も広がります。

 史跡と文化: 道中には、多くの古社寺や古墳群、『古事記』や『日本書紀』にゆかりのある地名や伝説が点在しています。

2.おすすめの散策ルート

 桜井市の「仏教伝来の地」付近から天理市の長岳寺までの約6kmの区間が特におすすめです。このルートは、アップダウンが少なく、気軽に歩けるのが魅力です。

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 ・・ということです。ゆっくり歩いてみたい道ですね。


 そして、⑨番は住宅街の中にある土壁です。秋の陽に照らされてステキです。住宅街の中にこんな土壁があるなんて、いいですねぇ。


 ⑩番の写真に行きましょう。お地蔵さんの祠の前に、白地の板がありますが・・これは、頭塔ずとうの説明板です。


 頭塔ずとうは1辺32mの正方形を基段にした、高さ10mの土製の塔です。7段の方形段を積み上げた階段ピラミッド状の構造をしている奈良時代の建造物で、東西南北の各面には石仏が配置されています。奈良時代の僧玄昉げんぼうの頭を埋めた墓との伝承があったため、頭塔ずとうと呼ばれています。ただ、修理のため、現在は見学することはできません。


 さて、みなさぁん、新薬師寺の周りの散策は如何でしたかぁ?


 こういうところを、秋の一日、のんびりと散歩するっていいですね!


 さて、今日はここまでです。


 今日もお付き合いをいただいて、ありがとうございましたぁ~💛


     (つづく)

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