第8話 新薬師寺は秋がいい!

 前回、薬師寺をご紹介しました。で、今回は・・薬師寺とよく似た名前の新薬師寺です。


 あれっ? 「新薬師寺って、薬師寺の親戚なの?」という声が聞こえましたね。その辺はインターネットに記載がありますので、以下に引用してみましょう。URLはいつものように、安全のために記載しませんよぉ。


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 新薬師寺は天平19年(747)に光明皇后によって建立された名刹です。

 新薬師寺の「新」には、霊験が「あらたか」であるという意味が込められています。聖武天皇の目の病を治すべく、病気の 治癒祈願が目的で創建されています。現世での御利益を願う薬師如来様がご本尊のお寺です。

 新薬師寺という名前が付いていますが、薬師寺とは何の関係もありません。新薬師寺と薬師寺の違いは、似て非なるものということになるでしょうか。

 鎌倉時代の作と伝えられる境内の地蔵堂は、方1間の小さな仏堂ではありますが、蛙股かえるまたが実に優美で印象的です。 古い建物の意匠に目を凝らしていると、美術鑑賞にも十分耐えうる対象に出会うことができますね。

 本堂は創建以来の建物で、かつては食堂(じきどう)として使われていました。中に安置される十二神将をはじめとする仏像群も国宝なら、この本堂そのものも国宝に指定されています。屋根瓦の流れるようなラインが実に美しく、 太い柱とともに奈良時代の入母屋建築の粋を見せています。

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 ・・ということで、実は、新薬師寺は薬師寺とは何の関係もないお寺でした!


 さて、前記のネットの記事にある『蛙股かえるまた』とは何でしょうか? こちらもネットを調べてみました。


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蛙股かえるまた(蟇股)

 横木(梁・桁)に設置し、荷重を分散して支えるために、下側が広くなっている部材です。そのシルエットが蛙の股の様に見えることから「蛙股」と呼ばれるようになりました。

 本来は屋根からくる荷重を支える部材の一つでしたが、平安時代後期以降は装飾材としての役割が重視されていきました。

 そのため装飾様式で、奈良時代、平安時代、安土桃山時代、そして江戸時代と、建物の建立時代を判定できる部材の一つです。

 江戸時代にはその装飾美は頂点に達し、左甚五郎による日光東照宮の「眠り猫」は有名ですね。

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 なるほど。日光東照宮の『眠り猫』のような建築部材のことなんですね。


 さて、新薬師寺は、奈良市高畠町にある小さなお寺です。高畠町は、東大寺や春日大社のすぐ南側の地域になります。ちなみに、前回の薬師寺は、奈良市西ノ京町で、東大寺や春日大社のずっと西南にあります。場所から言っても、新薬師寺と薬師寺は、全く違うところに建てられているという訳ですね。


 それでは、今日の近況ノートをご覧ください。新薬師寺は秋がいいと言われます。近況ノートの写真は全て、そんな秋の新薬師寺です。

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16818093082866900455


 新薬師寺には東門と南門がありますが、常時開いているのは南門です。①番の写真が、その南門ですね。こちらで、拝観の受付をしてくれます。ちなみに、写真の中央に黒い影になって写っている人は観光客の女性で、ボクのアホバカ妻ではありまっしぇん。もちろん、ボクの知らない女性です。このとき、アホバカ妻は写真のずっと向こう側の南門の近くまで行っていて・・ボク、知らない女性をアホバカ妻と間違えて撮っちゃいましたぁ(笑)💦


 さて、南門の中に入ると・・小さい境内があって・・すぐ眼に入るのが、②番の本堂です。先ほどのネットの記事にもあるように、天平19年(747)の創建以来の建物です。国宝ですね。


 で、本堂の左側に入口があって(③番の写真です)、中には薬師如来像が祀られています。さらに、その周りを薬師如来を守る十二神将像が取り囲んでいます。仏様の写真は撮れないのでお見せできないのですが、新薬師寺のHPに各仏像の写真がありますので、ご興味のある方はぜひHPをご覧になってください。


 ④番が、南門を入ってすぐ右側にある鐘楼です。


 ⑤番は、前記のネットの記事にあった地蔵堂です。ネットの記事にあった蛙股かえるまたが、お堂の上部、白壁の部分に小さく見えていますね。地蔵堂の横には石塔があります(すみまっしぇん。写真には写っていまっしぇん💦)。この石塔は、奈良時代のもので、新薬師寺のHPでは、『東大寺二月堂の修二会(お水取り)を始めた実忠(じっちゅう)和尚の歯の塔だと言われています』と記載されています。


 さて、この鐘楼と地蔵堂はアホバカcopilotにも説明してもらいましょう。


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アホバカcopilot

 新薬師寺は奈良県奈良市にある華厳宗の寺院で、多くの文化財を有しています。その中でも、鐘楼と地蔵堂は特に注目すべき建物です。

〔鐘楼〕

 鐘楼は鎌倉時代に建てられた重要文化財です。特徴的なのは、土台部分が漆喰塗りになっている「袴腰(はかまごし)」という構造です。鐘楼には「日本霊異記」にも登場する梵鐘(ぼんしょう)が掛けられており、これは元興寺ゆかりのものとされています。

〔地蔵堂〕

 地蔵堂も重要文化財に指定されており、内部には南北朝時代の地蔵菩薩立像、鎌倉時代の十一面観音菩薩立像、室町時代の薬師如来立像が安置されています。これらの像は格子の間から拝観することができます。

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 さて、⑤番の写真で、地蔵堂の向こうに土塀が見えていますね。この土塀に門があって、門の向こうには、庫裏と新薬師寺の香葉師堂こうやくしどうというお堂があります。


 ⑥番の写真が、その門から庫裏と香葉師堂こうやくしどうを眺めたところです。


 では、香葉師堂こうやくしどうに関するアホバカcopilotの説明です。


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アホバカcopilot

 新薬師寺の香葉師堂は、白鳳時代の金銅仏「香薬師如来立像」を安置するためのお堂です。この香薬師如来立像は、かつて白鳳仏の代表作として知られていましたが、昭和18年に盗難に遭い、現在も行方不明です。現在はレプリカが本堂に安置されています。

 香薬師堂には、地蔵菩薩立像(国宝)が祀られています。この地蔵菩薩立像は、平家の残党である平景清にちなんで「景清地蔵」とも呼ばれています。拝観は予約制となっており、香薬師堂拝観者のみが購入できるお守りもあります。

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 で、⑦番から⑪番は、その門の中、つまり、香葉師堂こうやくしどうの周りの景色です。これらには説明は不要ですよね。秋の新薬師寺の風景をお楽しみください。おっと、⑩番の橋の上にいる女性(写真中央のボカシの人)は、ボクのアホバカ妻でぇすぅ♪


 みなさぁん、如何でしたかぁ? 新薬師寺は、前回の薬師寺とは全く違いますよね。


 さて、秋の新薬師寺の周りの風景はとっても深みがあって・・ボク、大好きなんです。それで次回は、この新薬師寺の風辺の景色をご紹介しますね。


 お楽しみに~♪


 さて、今日はここまでです。


 今日もお付き合いをいただいて、ありがとうございましたぁ~💛


     (つづく)


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