冒険者とは?
アリアダンジョンの25階層から20階層でドロップ肉と多くの果実に薬草やキノコを超獲得してホクホク顔でダンジョンを出た
勿論!レベルアップも兼ねてだから顔つきが違う!
マリアンヌのレベルが100に成るまでと決めて挑んだから他の3人も自ずとレベルアップしたんだ
お陰でスキルも多く獲得して言う事無し!
全員が欲しがってた【鑑定】を取得!そして【千里眼】と【暗視】【気配察知【魔力感知】を得たので【マップ】が使える様になった
後は千里眼レベルが上がれば今より遠くを見る事が出来るだろう
フェリスは獣人が不得意な魔法を多く取得、4属性と光属性に回復魔法迄使える様になった
これ迄は拳術と投擲を多く使ってきたが、剣術スキルが開花した
ミスリルソードを華麗に扱いバッサバッサと切る事を喜んでた
ソフィアの指導も的確だったからね~♪
ソフィアは念願の闇属性を獲得!
シンシアの影魔法が欲しくなったからだとか┅┅聖属性は?
雷魔法に氷魔法と影魔法まで持ってるのは無敵じゃん!
レイピア使いは鮮やかだが、弓術がMAXに成り聖弓【シーファ】を使って貰う事に!
森のダンジョン産でエルフ国の宝だからネェ~♪
これは矢が魔力で出る弓、魔力次第の弓で通常の矢は撃てない
マリアンヌもレベルが102となってスキルも沢山獲得してた
驚いたのは槍術を得て器用に使ってたんだ
まぁ魔物を殺して笑ってる彼女だから魔法より実感出来て楽しいらしい┅┅┅聖女だよね?
チャコが孟獣から進化して【霊獣】と成った
もう1つ宝玉を取り込んだら【
神子って使徒だよね?違うのか?
«使徒ではないよ、浄神子は全てを浄め再生する力を持った存在なの、今は浄めが出来なくて回復と復元だけ、半端なのよねぇ»
言葉使いがブヒッ!が無くなり少し寂しいのは俺だけ?
前の姿が好きだったからね~♪
愛嬌があって可愛かった┅
カピパラ姿も可愛いけどシュッとしてる顔つきが愛嬌より整った可愛さなんだ┅┅┅微妙~
「完全体は神に近しい存在に成るのか?」
«孟獣は他にもいるの、姿は同じだけど色が違うのよ、私は土色が能力と似てるからあの色だったけど他は水色とか黄色とかいるわね
まぁ珍しい聖獣だから中々出逢う事はないわ»
他にも水色子ブタが!黄色子ブタとか見たい!その辺にいないかな?いないだろなぁ┅┅召還?
«フン!聖獣や神獣は気に入った物にしか近寄らん!主の様な稀ヒトには懐くが普通は山奥か森にしかおらんものだ
それに進化は条件が揃わねば成し得ない偉業だ
主に感謝するのだな!主が居らなかったら叶う事では無いのだ!
私やエリザに他の物達もいずれ進化する
それは主が進む道に必要な事だからな、必要不可欠な存在と言う事だ»
«それは分かってるわ、繋がりがそうさせてるもんねぇ
主は何にも知らないけどそれが良いのよ、知らない方が楽しくて面白いわ♪»
«気楽なものだ、楽しいばかりでは無いがな┅┅主┅┅迷惑かけるが頼りにしてるぞ»
「迷惑か?何を今更!家族だからな、良いも悪いも全部共にだろ?任せろ!」
快適馬車は子爵領地を抜け王都へ向かってる
あの痛い子爵令嬢を避け領都には近寄らず街道を行く
途中に村や町が幾つか有るけど全部寄らずに王都へと進む事にしてる
ダンジョンの町で野菜は買い込み調味料とかも買い足した
肉は売る程持ってるから食料不足はあり得ない┅┅魚介類も沢山!
それと町の宿より野営の方がフェルやエリザ達が自由に出来るし、アンとリンも駆け回れる
キャンプは高級宿以上の設備だし料理は俺が作るから皆は喜んでる
街道に魔物は出ないが盗賊は出る
王都に近づくにつれ回数が多くなる、こればっかしは仕方ない
商人が多く通るし貴族も多い
盗賊達が狙うのは大手の商会や奴隷商会にお忍び貴族とかだ
彼等には必ず冒険者の護衛が付く
貴族様にはお抱え騎士が付くけどお抱え冒険者も一緒だ
大抵が高ランク冒険者だが良し悪しも有る様で┅┅┅
俺達はと言うか俺は盗賊退治が美味しいと思ってる
アジトにはそれなりのお宝を蓄え思いもしない物が眠ってるんだ
「もう!ケンジは!これで3つ目よ!盗賊ばっかり狙うのは辞めて!」
「ソフィアは分からないかなぁ?盗賊退治は悪い事じゃないだろ?
それに隠し持ってる物が面白いんだよ?良いと思うけどなぁ┅」
「ソフィアが言ってるのは先を進もうって事、わざわざ街道を外れて迄盗賊狩りしなくてもって言ってるの」
「そう言うフェリスは隠密が使えるからぁ!って意気盛んじゃないか?」
「そりゃ戦うなら負けない様にスキルを使わないと駄目でしょ?」
「あまりヒトを殺めるのは┅┅」
「シンシアの言う通りよぉ~♪
好んでヒト殺しは駄目なのよねぇ~必要な時だけにしたが良いと思うわよぉ~♪」
言ってるのは分かる、ヒト殺しはなるべくしないが良いと
例え命が軽いこの世界でも狙ってヒト殺しは駄目だと分かってる
欲の為だしね┅┅義賊じゃねぇ!
「了解!必要な時だけにするよ、必要じゃ無かったら無視だね?」
「盗賊より魔物を倒しましょ!以外といるからね」
「そうしよう!」
街道を行き交う馬車を良く見かける様になってからは薄暗くなって野営地へと街道を外れた適度な広場へと向かう事にした
「今日はこの辺りだね」
「夜に走る訳には行かないもの」
「目だっちゃうからねぇ~それに魔物が面倒よ」
「後片付けとか嫌です!昼間ならどうって無いですけど夜は流石に疲れます」
そう!夜は街道に出てくる魔物が多くゴブリンばかり
収納したく無いから燃やすか埋めるだもん!
昼間ならスライムさんが始末してくれる、助かるんだよなぁ、夜は出て来ないからねぇ┅┅なんで?
何時もの様に支度して結界と土壁を張り巡らせて女性達が風呂に入ってる間に料理する
一緒に風呂するのは辞めたんだ
これ迄ナアナアと言うか流されて一緒だったけどもう辞め!
「どうして?」
「これ迄は不能だったから性別関係無かった
でも機能が戻ってはっきりと男に成ったからだよ
女性と一緒ってのは嫁さんくらいでまだ結ばれて無い女性とはおかしいだろ?」
「婚約者ですよ?」
「婚約者は一緒しないの!それと添い寝も!」
「「「「えっぇぇぇええ!」」」」
ええ!じゃないよ!マッタク!
何の為に部屋を作ったと思ってんだ!少しは男と女を意識して欲しいぞ!もうフニャフニャじねぇ!
頑として突っぱねた!
もう俺が持たないんだよ!
襲いたく無いからね!
そりゃ結ばれる事は願ってるけど綺麗なモノにしたいんだ
ウヤムヤとかイキナリとか絶対に嫌だ!
お互いが求め感情と気持ちが素直になれたら自然と結ばれる筈?
好きだけじゃ納得出来ない!
好きなのは当然で美女と仲良しになったらそうなるさ、それが男っちゅうもんなの!
好き以上の気持ち、恋とか愛を感じて求めるんだと信じてるし、そうありたい!
日常の中で欲情しました!は只の本能行為で色欲ハーレムだと思う
快楽の為だけの関係は望まない!
ソフィアとフェリスにシンシアとは深い繋がりと愛情で結ばれたいんだ!特別だから┅┅
マリアンヌはなんと無く理解してる素振り
彼女はまだ家族の中に入ってなくて第三者、冷静な見方が出来るからだろう
「ねぇ?聞いても良い?」
「なに?」
「アナタは何故冒険者になりたいの?」
「マリアンヌは冒険者ってどう思ってる?」
「う~ん?ガサツで教養がなく自己中かな?それと仕方なく冒険者ってのが多いと思うけど」
「アハハ!酷いな、冒険者だって役に足ってるだろ?」
「そうね┅護衛とか魔物退治かしら?」
「冒険者って仕事とか職業だと思って無い?でも本当の冒険者ってのは違うんだなぁ」
「それって絵本の中の冒険者って事?」
「絵本?それは知らないけど、冒険者ってさ?冒険する者だよね?今は無理するのを冒険と言ってるのが多いけど本来は知らない所に行って見て!感じて!知る事だと思うんだ」
「旅して廻るって事?」
「冒険の旅ってさ?まだ見ぬ土地で知らないヒトに出逢ったり知らない事を知る事かな、その中で自分自信を知っていくって事かな?
生きるってさ?旅と同じだと思うんだ
知らない道を進む事は何があるかわからないけど、その時々で考えたり先を選んだりして進むだろ?
明日なんて誰もわからない
でも生きて足掻いてどうにかしてるんじゃない?
そして決めなければならない時に選んだ結果を悔やんだり喜んだりして年を取って行く
後悔って必ず有る事なんだと思うよ
あの時にああしてたら?こうしてたら?とかね?
過去を振り返って見ると必ず後悔してる事がある筈だ
旅も同じであっちの道を行けば良かったなんてね」
「旅と生き方は分かるけど冒険は?」
「この世界で旅するにはそれなりの力が無いと無理だろ?
魔物や盗賊に野盗とかね、弱肉強食がルールだから弱いと何も始まらない、貴族とかも面倒だしね?
だから鍛練したり訓練して強くなっていく
その中で自分の可能性を知る事が大事だと思うんだ
本来の冒険者ってのは困ったヒトや助けを必要とするヒトをどうにかするのが冒険者だとおもってる
ギルドに依頼される魔物討伐はそんなもんだろ?
絵本に描かれてる冒険者みたいじゃなくても普通にそうありたいしね
俺としては目立たない様に!それとはしゃぐのは駄目だね
性格的に直ぐに調子コクし┅
でもヒトの意見はなるべく聞いて必要なら出来る事をしたいな
出来る範囲だよ
つくづく冒険者って良いと思うよ?
自由で自己責任だからやりたい事が出来るし普通にしてたら文句も言われない
俺はこの世界で好きに生きて楽しい毎日を送りたいよ
また同じように後悔しないようにね┅┅」
「それって1人と言うかアナタだけの事じゃないの?」
「ん?」
「だって奥さんとか子供がいてもそう言えるのかな?」
「そう言いたいね、だって奥さんも生きてる上で冒険者でいて欲しいんだ
子供はお互いで育てるものだしね、子供にも沢山色んな所を見せたいよ、一緒にね」
「奥さんが理解してくれるヒトじゃないと無理かな?フフフ♪
冒険者って各々の考え方よね?
旅と生き方が同じと言うのは主体的な考えよねぇ~♪感傷的かな?
ケンジって若いけど年取った考え方するのね?良く理解したわ」
見事な感想だな┅┅まぁ41歳だし
痛い所は所帯持ったらどうか?
俺は例え所帯持ちでも冒険者が出来ると思うけど普通にはどうだろうか?
良く聞くのは子供が出来たら引退するとかだな┅
あの宿や食堂のヒト達は元冒険者だったもんね
危険だからなんだろうな┅
冒険者の孤児が多いのは金だよねぇ、稼がないとって無理するんだろう、だから死んじゃうのか┅┅
意識の問題だと思うんだ
家族大事なら無理なんかしたら駄目だよ、普通にしてたら稼げるんだから
やはり知識不足と勉強不足はい咬めない世界だ
識字率も低いのは教育が為されてないからだろう
8歳や10歳で働くなら早くから教える事をしないと┅┅貴族がなぁ
でも俺はこの2度目の人生を悔いなく生きると決めた
自由に好きに生きる、笑って過ごしたいんだ
この世界をもっと知って家族や仲間も同じ様に好きに楽しく生きて欲しい
その為に勉強するし頑張るしかない、恋愛耐性0だからねぇ
「ねぇ!ねぇ!盗賊が馬車を襲ってるわよ!どうするの?」
「先の分かれ道辺りよ!」
「このままだと行き当たりますね、巻き込まれでしょうか?」
「それ良いね!巻き込まれてどうにかした?それに決定!」
「なんか楽しんでるわね?」
盗賊は多く100人近くもいる
馬車は3台と騎士が30人と冒険者の護衛が12、3人?3パーティーかな?護衛少な!
劣勢なのは襲われてる側だねぇ?
騎士達が弱いようだ、冒険者の中でも戦ってるのと殺られてるのとに別れてるな┅┅
「へへへ!コイツは当たりだな!護衛の弱い事!それに女が多いぞ!ヒヒヒ!楽しみが増えたぞ!」
「頭!手筈通り配置したのが当たりやしたね!
こりゃ美味しい獲物だ!野郎共!後が楽しめるぞ!手柄を上げるんだな!」
「「「「「「「「ヒャッホー!」」」」」」」」
「不味い!せめてあのお方達でも逃がさないと┅┅」
「副団長!半数が殺られ冒険者もA級だけと┅┅」
「まさかこんな盗賊団が来るとは!私が前に立つからおまえ達はあの馬車を逃がしてくれ!」
「ハッ!必ず王都へ!」
「必ずだぞ!我が身は捨ててでも通さぬ!頼む!」
「「「「「ハハッ!」」」」」
5人の騎士が綺麗な馬車を走らせ逃げる
残された2台の馬車には女性が多く悲鳴が響く
「くそっ!こりゃ安い護衛依頼だったな!反れにC級なんか入れやがって!」
「愚痴を言ってないでどうにかしなさいよ!」
「魔法が届かない┅┅魔力が┅┅」
「私ももう魔力が少ないわよ、相手はまだ┅┅死ぬの┅」
「まだ俺が盾になる!諦めるな!」
「ヒヒヒ!女冒険者が3人にメイドと他も女が多いなぁ?
他の冒険者は?へへへ!なんだもう楽しんでやがる!
女が多いと困るんだよな!仕事しねぇ!ヒヒヒ!」
「助けてー!いゃあ!やめて!」
「冒険者は活きが良いねぇ!それに若ぇから楽しみがいがあるぜ!ほら!足を開け!ヒヒヒ!」
女冒険者だろう、4人が盗賊達に犯されてる┅┅まだ子供?なのに
「この先は通さん!来るなら来い!この剣であの世へ送るぞ!」
「おい!この騎士さん女だぜ!」
「ああそうだ!ソイツは副団長のソレイルだぞ!
少しは剣を扱うようだぞ!美人剣士で有名だしモノにしたら極上だぜ!ありゃ男を知らねぇ!
俺の女にしてやるかな!ガッハッハハ!」
ソレイル副団長は王都騎士団でも有名人で人気も有る
ソレイル・ミルナ・ガーランド
伯爵令嬢で三女だ
王都騎士団は総勢3万の大所帯、王国の守りの要で精鋭を要する
何故彼女が人気者なのか?
それは容姿が凄く綺麗でスタイルも超1級だからだ
綺麗で剣の達人、それに賢く優しい、子供が好きで動物も好き
気立ての良い娘は好かれる
剣の達人と言うのも剣聖の職業持ちで彼女独自の剣術技を使う
年はまだ20歳、これが若いのか?どうかは分からない
しかし多勢に無勢ではいくら剣聖でも体力が持たない
A級冒険者パーティーがゴブリンの群れに敗れるのも数には勝てないからだ
「はぁはぁ┅腕が┅┅」
「ククク!粘りやがったがスタミナ切れか!随分と手下を殺りやがって!
もう腕も上がらんだろう?大人しく捕まるんだな、後でタップリと男を教えてやるからな!クク」
「はぁはぁ┅最早これ迄か┅あのお方は┅」
「頭!逃げた奴等は捕らえたぜ!驚いた事に騎士達は女だったぜ、殺さず捕らえたから俺達のもんだろ!5人は貰うぜ!ガハッハハ!」
「姫さんはどうした!」
「へへへ、ちゃんと捕らえたぜ、お付きの侍女と一緒だぜ!
あれも良い女だ!コイツら馬鹿なのか?あんな護衛で女ばっかしだとよ!笑わせるぜ!」
「そのお陰で楽しめるし金もガッポリだ!おめぇら!女は先に連れていけ!」
「ああー!どうして!王女様!カレン!リンダ!アンリ!レイラ!ターニャ!アアーァァア!」
「フッ!他人の世話より自分の事を考えな、おい!コイツの鎧を剥いでハダカにしろ!」
「イヤァァー!」
「自害はさせねぇ!口にクツワをしろ!ヘッヘヘ!綺麗な肌だ┅ゴクッ┅たまんねぇな!
あのおっぱいを見てみろぉ!
揉み甲斐がある大きさに張りもスゲェな!こりゃ腰が抜けるかもな!ガッハハハ!」
素っ裸にされたソレイルは頭の言う通りに素晴らしいカラダだ!
透き通るような真っ白な肌で豊かな胸に尻は目が離せない
グッタリと力なくされるがまま
そんな騒ぎの中を快適馬車が何事もない様に通る┅┅通る┅
「なんだコイツは!」
「ヘッ!ワザワザ捕らわれに来たのか?」
「御者を見ろ!スゲェ良い女だぜ!いや!エルフだ!スゲェ!」
「ほぅ?エルフ女は高く売れるぞ!捕らえろ!」
「「「「「「「「「「おおっー!」」」」」」」」」」
残念!これから盗賊達は地獄を見る事になるとは思いもしてない
そして捕らえられたソレイルに王女様も手痛いお叱りを受けるなんて┅┅┅何せ物知らずで無自覚
「はぁ~終わってるなんて、じゃあ皆殺しかな?」
「あのね?なるべく殺めないと言ったばかりでしょ?」
「そうですよ!例え悪者でも弱者を殺めるのは質が悪いです!」
「でもコイツら生かしても処刑か奴隷だよ?ここで死んだが幸せじゃないかな?」
「う~ん┅┅┅それもそうかも?」
「こらぁー!何を勝手に殺してやがる!俺達が弱い?なら殺してるから死んで思い知れ!」
戦いが始まると直ぐに終わった
口程にも無い!
この魔剣で首を飛ばされ笑ってるじゃないか
知らぬ間に切られてるからねぇ~
ソフィアは聖弓で3本同時に放ち魔力操作で盗賊だけを追尾して射貫く
フェリスは剣を覚えて使いたいばかりに次々に切っていく
シンシアは投擲と魔法を放つ!
影魔法で影移動しながらナイフを投げ仕留めてる
マリアンヌはケガした生き残りを介抱してるが襲ってくる盗賊には槍で応戦!殺してる
物の20分で終わった
頭はいつの間にか死んでいてもう何が何やら?
俺は気がついたら血だらけでソレイルの前に立っていた
「アナタは┅┅」
「どうやら生きてるな、盗賊は始末したぞ、俺の仲間が介抱するから待て」
「王女様を!┅┅助けて┅」
「ああ?あの子かな?元気だぞ!生意気だがな」
「王女様┅┅ありがとう┅」
気を失った┅┅丸見えだが┅
綺麗だな┅全部が┅┅
「ねぇ!この子!私には無理!」
「ん?ああ┅生意気だから文句言ってるのか┅」
「早く妾を王宮へ連れていくのだ!」
「姫!今は待つのです!この有り様では馬車がありません」
「何を申しておる!あそこに良き馬車があるではないか?
あれで行けば良かろう!」
「あれは┅話して見ますが┅」
「フン!連れて行かぬのなら不敬として捕らえよ!見ると平民ではないか!妾の為に尽くせば良いのだ!」
なんか言ってるぞ?ソフィアが避けた相手だ、さてどうする?
「すみませんがアナタ達の馬車で王宮へ行って貰えませんか?」
「いや!ここの始末を終えて盗賊達の事を知らせるのが先ですよ
アジトも有りますから他に捕らえられたヒト達を解放しないと
アナタ達と一緒の方々も連れて行かれてますよね?」
「ええ┅┅しかし!どうか!先にあのお方をお願いします!」
「どこの誰か知らないがこの惨状をどうにかするのが常識では無いですか?」
「ロザリー!まだなのか!何をしておる!」
「姫!出てはなりません!」
「ソナタがグダグタと話しておるからだ!そこのモノ!妾を馬車で王宮へ連れて行くのだ!
命令だ!早くしろ!フン!」
「ロザリーさん?でしたかね、あの子は頭が悪いのか阿保なのかそれとも目が見えないのですか?」
「そんなことは┅┅」
「それか凄い愚か者の子でしょうか?親が知れます、余程の馬鹿か!愚か者でしょう!」
聞こえる様にわざと大声で話すとその子は俺の前に来た
「フン!平民風情が言うではないか!妾はこの国の王女だぞ?
言う事を聞かぬと言うならお前の命はないと思え!」
「┅┅┅┅こりゃ駄目な子だな」
「なんだと?」
いきなり腹を抱え四つん這いにさせヒラヒラスカートをまくり上等なパンツを破り捨て白い尻を出すと思いっきり叩く!
「止めるのだ!やめろ!」
パッシィーイィィィン!
ギヤァ!イターイ!
パッシィーイィィィン!
ヤメテェ!イターイ!
パッシィーイィィィン!
ヤメテェ!いやぁぁぁあ!
パッシィーイィィィン!
ヤメ┅ガクッ
パッシィーイィィィン!
パッシィーイィィィン!
パッシィーイィィィン!
パッシィーイィィィン!
パッシィーイィィィン!
パッシィーイィィィン!
「フンム!尻叩き10回の刑!大人しくしてろ!馬鹿もんが!」
ロザリーはオロオロして涙を流して見てたが気を失った姫さんを抱え泣いてる
「誰のせいでこの惨事が起きたと思ってるんだ!
盗賊は悪い!しかし王女ならこんな護衛で出歩くな!
責めて1個師団が最低だろうが!
冒険者護衛もだ!舐めてるのか!
尻を叩かれただけで有り難いと思え!この世間知らずの阿保王女!」
「ヒィェェエエ!すみません!すみません!」
ロザリーさんがしきりに頭を下げてる┅┅宮仕えは大変だねぇ
「アジトはどうするの?」
「あの奥だよな┅冒険者が動けるようだ、彼に王都へ行って貰おうか、馬で3時間くらいだ」
「そうね、後は騎士団に任せましょ」
「このハダカの子は副団長らしいぞ、怪我は治ったのかな?」
「大した怪我じゃなかったわ、もう大丈夫よ、気が付くでしょう」
「うっう~ん┅┅はっ!姫は!王女は!」 パッシーン!叩いた!
バタン 「うっ┅どうして┅┅」
「あんた騎士団の副長だろ?なんでこんな無謀をしでかした?」
「それは┅┅姫がどうしてもと言うから┅」
「あの阿保が何を知ってる!
子供だぞ!それでも出るならもっと護衛を付けろ!姫か王女か知らんが守りたいならそれなりの事をしろ!
冒険者だってC級とか雇うな!
盗賊を軽く見すぎだ!
あの阿保王女にはお仕置きしといたから何も言わんだろうが、あんたはあんたの仕事をしろ!
無理を言う阿保をのさばらせるな!いいか!後は知らん!」
「┅┅お仕置き?何をした!姫に何をした!お前?死にたいのか?仮にも王女様だぞ!」
「フン!王女でもヒトの道に外れた奴はお仕置きしないと駄目だ
その事で処罰するなら来い!
相手になってやる、例え王で有ってもだ!
ヒトの上に立つ者は権威を笠に間違いを起こさぬものだぞ!
何が正しくて何がいけないのかを知らんとは言わせない!
来るなら来いだ!相手してやる」
「┅┅┅┅┅┅┅」
A級冒険者リーダーともう1人が馬で王都へと走った
これで後片付けは騎士団とかがするだろう
俺達はその場を離れアジトへと向かった、誰も何も言わなかった
何か言えば説教されると分かったからだ
飲料水と食料、それとポーションを数本置いて出た
この国は大丈夫なのか?
ふとそう思ってしまった┅┅┅
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