リンデルン王国王都到着!
王女の尻を叩いた手が少し痛い
バッチリ手形が赤く残ってるだろうな┅┅┅まだ12歳かぁ
「私が先に入るわね」
「無理はしないでよ」
「俺も行こうか?」
「フェリスだけでは心配です!ケンジ様も!」
「そうしよう」
俺も隠密スキルで姿を隠しアジトの洞穴へ入る俺とフェリス
歩いて行くと残った賊が明るい声で話してる
「へへへ♪今回は楽勝だったぜ」
「姉御もホクホクのようだ、なぁ?コイツを犯っても良いか?」
「犯るなら早くしろよ!頭が帰って来たらヤバイからな」
「へへへ♪分かってるさ!この女の尻を見たら俺のが待ちきれなくてな!へへへ直ぐに終わらせる!」
そう言って連れてきたメイドをハダカにする、白い尻を突きださせイキった汚いモノで白い尻をペシペシ叩いてる
«コイツは私が殺る!»
«片付けようか»
男は今からと言う時に首に穴が開く
フェリスが投擲用のクナイで突いた!グラッと倒れる賊
白い尻を突き出したまま泣いてるメイドを置いて奥へと進む
檻があって中には大勢の女性達が泣いてる
奥の部屋が頭とかの部屋か?
「まだ帰って来ないのかい!何をしてるのやら!」
「姉さん、頭は騎士団の女に夢中でしたぜ、今頃は楽しんでるんじゃねぇですか?」
「フン!アイツは若いのに目が無いからね┅┅じゃあ戻るまでアタイを楽しませておくれよぉ~♪」
「へへ♪あっしもコレがどうにも張り切ってやがる、殺しの後はどうにも治まらねぇ!
何時にも増して楽しんでくだせぇよ!おりゃ!覚悟してくだせぇ!おりゃ!ほれ!」
激しく絡んでますなぁ┅
これはフェリスには見せられません!だからトントンと┅┅ハイ!
お楽しみ中に本当の天へと逝った
残りは裏手の見張り3名だけ?
フェリスが始末したようだ
ここは倉庫らしいぞ、この女が頭領なのか?┅┅では頂き!
フムフム?白金貨ばっかし?ザクザク♪
金貨と銀貨は袋入りで他は無いのか┅┅小さいのは配ったのかな?
後は宝石と装飾品、これは頂きます!貴族の物とか他は置いとくか┅┅ん?
剣?豪華な剣だな?箱入り?なんで?┅┅┅┅鑑定!
【聖剣アフロディア】?アフロディア?┅┅アフロディアねぇ?
なんで?いいから持って行こう!
魔剣【ディアムンド】魔王専用
えっ!魔王!魔物の王じゃないのか?魔王がいるのか?イヤイヤ!
この星に魔王はいない筈だぞ!
『お前が魔王じゃあ!!』
なに?誰?┅┅┅まっ良いか♪
まぁ魔剣は扱い易いからな♪
持って行こうか、他は?
おお!これはスキルオーブ!
なんと15個も!それに魔法スクロール!いやぁ!異世界だぁ!
初めての異世界物ゲット!
だから盗賊退治は辞められましぇん!異世界定番なら魔物の卵とか無いかな?┅┅┅┅┅無いかぁ!
つまらん!
«ケンジ!こっちに来て!お願い!»
«こっちは終わったから行くよ»
「どうした?」
「これ見て、宝箱よ!どうする?」
「鑑定したの?」
「あっ!忘れてた!見てみる!」
なる程┅┅王都近郊のダンジョン産だな、面白い!
「これねぇ~♪中になんか面白いのが入ってるわよ♪」
「世界樹の実は持ってるぞ、でも精霊の雫石ってソフィア関係じゃ無いかな?」
「なぁ~んだ見たのね?つまんない!そう言うの黙っとくもんよ?」
「みんな鑑定できるから隠してもしょうがないだろ?それは収納してよ」
「捕らわれてる彼女達はどうするの?」
「放って置いて大丈夫だろう、女冒険者も居るし自由だと分かれば出ていくさ、馬車も有るしね」
「馬車が5台も有るもんね、じゃあ行きましょ♪」
快適馬車に戻って街道じゃ無い道を進む事にした
面倒な事が街道にはプンプン匂ったからねぇ♪
顔は見られたが名前は誰も口にして無い、それに王国がどんな国かはこれで分かるかも知れないな
しかし┅┅フェリスとソフィアを変身してなかったのは俺の失敗だ
王都で冒険者登録するからね┅
何か言って来たならその時だ!
他の国へ行けば良いだけ、自由な身の上だよ?
国は選ばない、俺達に都合が良ければ良いだけだ
遠回りだけど王都には直ぐに着く距離まで来てる
明日には到着する、しかし遠かった┅┅帝国越えであの山脈も越えたんだ、少しはゆっくりしたいものだ
「いよいよ王都ね?」
「遠かったなぁ┅」
「王都で冒険者として暮らすの?」
「それは決めてないよ、王都で冒険者登録して選択肢を得る事が目的だったからね」
「商業ギルドは登録してるから商人とかも出来るよ?」
「ここへ来る迄に錬金術を使える様になって道具やポーションとか作っただろ?
なら薬師ギルドや錬金ギルドとかも登録したが良くないか?」
「そうね┅行って聞くしか分からないわね、問題は王都で何もなく過ごせるかよ、あの王女の事が心配よ」
「それは確かに!探されてお縄とか嫌だよな?」
「女の子のお尻ペンペンは恨まれるわよ、それに気位が高い子だったからね♪」
なんで楽しそう?フェリスさんや?お尻ペンペンを知ってるの?
「あれは堪えますよぉ~それを10回も┅┅きっとトラウマになると思います┅┅」
「ウフフ♪幼児虐待反対!ってね?でもあの王女には良いお薬でしたよぉ~♪」
虐待はしてない!お仕置きだぞ!
でもトラウマは不味いよね┅┅
「王都が駄目なら他所へ行けば良いじゃない?
他の国へ行くのも悪くないわよ」
「帝国があんなだから王国はマシと思ったのにね?今度は貴族とか王族とか面倒よ?」
「ソフィアの言う通り他へ行けば良いさ、どうせ旅して廻るんだからな」
お気楽なもんで答えは簡単に出た
嫌な事は受け入れないし無理なら逆らわない逃げるだけ
身の振り方は冒険者だから旅して行けば良い
ゆっくりと寝て朝のローテーションをこなし王都近くへと来た
「わあっー!凄く綺麗な町ね!」
「見事な城塞都市だな」
「ここから全部見えますね、大きな町┅┅都はどこも同じようです┅┅」
「国の都だからあんなもんでしょう、ヒトが多いのは億劫ね┅
賑やかなのは慣れないわ」
ソフィアはエルフらしく町は苦手らしい、フェリスは珍しさが勝ってる感じだ
シンシアは自分の事を思い出してる、俺は┅┅やはり田舎としか?
しかし異世界の町は興味が有る!
ファンタジーの世界をこの目で見れるんだからな!
それに冒険者ギルドも何かと楽しそうだ、テンプレとかね?
マリアンヌは元気無いが?はて?
高い丘から王都入り口までそんなに時間は掛からなかった
朝出て昼には入場門に並べた
王都には東西南北と門が有って街道に面した門は西門一番大きな門だ!
俺達が並んでるのは東門、行列は少ない、何故ならここは麦とか耕作地に面していて村しか無い
王都へ入る者は大抵農民で、後は依頼を受けた冒険者くらいだ
まだ子供?の冒険者パーティーが前に並んでる
「薬草集まって良かったな」
「うん!でもラビットが出た時はビビったよ!」
「これっぽっちじゃ又お腹一杯食べれないね┅」
「だからラビットを狩ろうって言ったのよ!それをビビって!
これじゃあ何時までも貧乏のままよ!」
なる程┅この4人はお友達パーティーらしい
平民の子ばかりで冒険者始めたばかりだな
薬草採取かぁ┅スキル無しだと知れてるよねぇ~
ラビットってのはホーンラビットかな?普通のラビット?
ホーンラビットは魔物でラビットは動物、所謂ウサギさんだ
「ねぇ?君達ラビットを見かけたのかい?」
「えっ!┅┅ハイ┅┅」
「ホーンラビットじゃなくて?」
「そうだぞ!角無しだった!」
「良くいるのかな?」
「ラビットは良く見ます、ホーンラビットは向こうの林近くに多いです、でもスライムも多くて┅┅」
そうなのか、ウサギさんにしたら魔物が出る所よりこっちが良いよね、じゃあ他の動物もこっちかな
「それじゃあイノシンもこっちに出たりするの?」
「ハイ!時々ハンターのヒトが仕留めて来ます」
「ほぅ~冒険者じゃ無くてハンター?それは良いことを聞いた、君達冒険者だろ?薬草採取の依頼かな?」
「冒険者です!でも依頼じゃなくて常設依頼の薬草採取をして来ました」
「常設依頼ね?依頼は受けないのかな?」
「私達まだG級で依頼は町の雑用ばかりなんです┅朝それを取れなくて┅」
「雑用ねぇ┅俺達この王都で冒険者登録するんだ、良かったらギルドまで案内してくれないかな」
「冒険者登録ですか?なんで?大人なのに?」
「商業ギルドには登録してるけど冒険者はまだなんだよ、買い取りとかして欲しくってさ」
「そう言う事ですか、良いですよ、僕達もギルドへ行って薬草買い取って貰うんで」
「助かるよ!」
俺は子供達と仲良くずっと話してた、彼女達はそれを聞いてるだけで何も口を挟まなかった
順番が来て何もなく商業カードで通れた
冒険者ギルドはこの東門から近く商業ギルドは西門に近いと教えて貰った
彼等はやはり王都に住んでいて平民でも貧しい部類だと分かった
親がそんなに良い仕事に着いてなくて収入も平均より下らしい
ギルドに着いてから4人にはお礼として銀貨5枚づつを渡した
とても驚いた様で最初は遠慮してたがお礼と褒美だと言って強引に手渡した
凄く頭を下げて喜び家に帰って行った┅┅┅良い子達だ
さて?冒険者登録だ!何があるのか?ワクワクだね♪
たのもぅ!声は出さないよ┅
「どのような要件でしょうか?」
キタァー!美人受付嬢!
凄い美人さん!流石王都のギルド本部!受付嬢がズラリと並んでる!美人さんばかり!
王都冒険者ギルド本部!
建物はどっかの会社ビルかよ!
大きい!建物全部がギルド!
それに広い!広すぎる!
奥には食堂と喫茶店、売店も大きい!なんと言っても!
受付カウンターが沢山!
「登録に来ました」
「冒険者登録はあちらのカウンターになります」
手を差し出された先に3つの別枠カウンター!
仕切りがあって別々になってる、この美人お姉さんのカウンターは依頼専用らしい
仕切り直しで!
「登録をお願いします」
「ハイ、ではこの書類に記入して下さい、住所は書かなくて良いですよ」
「これだと職業とスキルを書くんですね?」
「そちらは任意です、大抵が冒険者と書かれますよ、スキルは一つだけが多いですね」
「分かりました」
俺とフェリスにソフィアにシンシアで2つのカウンターを使ってる
職業は冒険者でスキルは生活魔法と書いた、皆同じですか┅┅
「ケンジさんですね?18歳┅┅えっと┅┅ではこの水晶に手を当てて下さい、これは魔力測定です、こちらの石板にも手を、これは犯罪履歴を見ます
勿論ですが犯罪履歴が有ると登録はできません
魔力は規定量に満たないと駄目です」
ふぅ~ん┅魔力ねぇ┅
全員問題無い、隠蔽してるから楽々だよ~♪
「大丈夫ですね、カード発行迄に簡単な説明をしますね
登録されたらG級からのスタートです、そして┅┅┅」
知ってる事を聞いてるのは彼女の仕事を取らないようにだ
アニメやラノベと同じ事だったしアフロディアの書物にも書いてあった┅┅┅なるべく大人しく
「説明は以上です、この小冊子は最初だけですので失くさないように良く読んで下さい、何か質問は?」
「えっと、買い取りは出来ますか?」
「ええ勿論、冒険者以外の方も出来ます、でも冒険者以外だと15%も引かれます、登録した後ですので問題無いですよ」
「魔物のランクとか大丈夫ですか?」
「ええ、買い取りに魔物のランクと冒険者のランクは関係しません、G級の方がAクラスの魔物を持ち込んでも買い取りしますよ(あり得ないけど)」
「良かった!では買い取りをお願いします、量が多いのですが?」
「それでしたら奥の階段下が解体場ですのでそちらへお願いします、ゴブリンはないですよね?ゴブリンは買い取りしませんので」
「ええ、勿論無いですよ」
マリアンヌは何も言わず付いてくる、冒険者登録はしなかった
まぁ聖女様だしね
解体場へ付くとどこの盗賊ボスかと言う顔をしたオッサンが暇そうにしてる?
「ん?なんだオメェラ!」
「買い取りをお願いします!」
「ほぅ?物はなんだ?」
「それが多くて、全部出して良いですか?」
「ガハハ!良いぞ、しかしチンケなもんは返すからな!」
「では」
オークから始まりオークの各種類をジャンジャン出す!
ボア系もデカイウィルドボアは出さず他の各種をエイ!っとな~♪
量が多くかさばるのを優先して出していく
「オイオイオーイ!待て!待てぇえ!収納持ちかよ!最初に言え!バカヤロー!それになんだ!この量は!」
「はぁ?まだ半分も出してないですよ?」
「┅┅なぁお前?見かけない顔だな?」
「さっき登録したばかりです」
「そうか┅どこから来た?」
「はぁ~帝国からです、出身はガンダバルの田舎ですよ」
「なる程な┅じゃあ大抵の物がその収納に有るんだな?」
「ええ┅┅ワイバーンとかサーペントにバジリスクとかコカトリスもです、それとドラゴンも┅」
「┅┅マジか?まぁ帝国からなら有り得るか┅ん?待て!ガンダバルとか言わなかったか?」
「ええ、俺だけですがガンダバルの森の方からです」
「はぁ~参ったな┅じゃあ悪いが証拠にだな┅そうだな┅ブラックサーペントはあるか?」
「ブラックサーペント?黒くてデカイヘビですよね?それなら何匹かありますね」
「何匹かだと┅じゃあ1匹出せ!」
「良いんですか?30メールはありますよ」
「構わん!出せ!」
ホイっとな~♪
「ホントに出たな┅┅こりゃまた綺麗だな?まだ生きてるようだ┅
なぁ?おめぇ達のカードを預からせろ、G級とかふざけた事を言ってたな┅ちょっと待ってろ」
カードを4枚受けとると詰所に声を掛けるオッサン!するとゾロゾロと出て来る解体職人達!
「お前達!久しぶりの徹夜だぞ!オークを先に片付けろ!ランクが低く多い奴からだ!
まだまだブツはあるからな!」
「「「「「「「へーい!」」」」」」」
いやぁ!圧巻ですな?職人が次々に解体していく!
俺は場所が空くとそこに追加して魔物を出す
あのオッサンが戻る迄は大物は出さずにDクラス以下ばかりを出す!まだまだありまっせ~♪
「待たせたな、俺は解体長のガイスだ、こっちは副ギルマスのアメリアな!」
「アメリアよ、まぁまぁ!凄い量ね?あれで半分なの?」
「まぁそうですね┅ケンジと言います、登録したばっかりですけど」
「ねぇ?ドラゴンもあるんでしょ?どこで手に入れたの?」
「国境山脈ですよ、あそこでグリーンドラゴンが2匹襲って来たんで仕方なく仕留めました」
「2体も!」
「あっ!1体は解体して食べて素材は収納してます」
「「はぁぁああ?解体した!」」
「ドラゴンステーキ!美味しかったですよ♪」
「呆れるわね┅良く解体できたわね┅┅それじゃあ素材を見せて┅イエ!買うわ!出して!」
「良いですよ、でも血は少ないですよ」
「どうしてなの?」
「いやぁポーションを作るのに使ったし、まだ作りたいんで」
「┅┅まさか?エリクサーを?」
「ええ、どうにか作れました、素材が揃いましたからね」
「確か世界樹の葉、コカトリスの羽、ドラゴンの血、魔力草、聖水よね?揃ったのよね?」
「ハイ、コカトリスの他にフェニックスだと完璧でしたよ、聖水でなくて真水が作り易いですね」
「┅┅┅何本作ったの?」
「確か┅30本が上級で20本が最高級、他は普通のが50本だったかな?」
「100本も!それホントなのね!ああ!凄い!」
なんか泣いてるし┅オッサンはオッサンで早々とブラックサーペントを捌いてる!楽しそう?
「おい!坊主!ボア!ウィルドボアはねぇか!」
「ありますけど?デカイですよ?」
「良いぞ!それとワイルドボーンはねえのか?」
「ああ!牛は沢山あります!フェリスのバッグだったよね」
「ハイハ~イ♪」
「それならオークが終わったらそこに全部出してくれ、品薄で困ってたんだ」
ワイルドボーンは300体!
ボロボロと出します!すると!
どこから途もなく男達が集まってきた!
何でもお肉屋さん達らしい、それと商業ギルドの方達も┅┅マジ!
このワイルドボーンさん、まぁ牛肉なんだが王都では品薄と言うか近郊の草原から移動していなくなったらしい
ワイバーンが好んで補食するからだとか┅
ワイバーン討伐が上手く行ってないそうで冒険者の怪我人だらけとか?
「あなた達!直ぐに上の執務室に来て!」
「こんなにありゃお手上げだ!
残りは別の日にたのまぁ!しかし査定は楽しみにしてろよ!
色を付けて査定してやるからな!
ウィルドボアにブラックサーペント!これでアイツをギャフンと言わせてやる!フフフ」
なんか怖いですぅ~オッサン悪人面だしぃ!
言われる通り皆で2階の執務室へ入る┅┅┅はぁ~やっぱり
「来たか、私が本部ギルドのグランドマスター!ケンウッドだ」
はぁ~お偉いさんだよ?
なんか面倒くせぇ!
どうなる?どうする?何?
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