スペンデル伯爵領都スペンサー町 Ⅲ

今俺はシンシアと手を繋いで白亜の教会に来てるが?別に結婚式じゃないのは残念かな?エヘヘ

だってシンシアだよぉ~♪

スッゴイ美人で性格超良しで俺を好きなんだもん♪


はぁ~過去を思えば夢みたいな毎日なんだよなぁ┅┅イヤ本当に!


ジッとシンシアの横顔を見てる┅


「┅┅そんなに見詰められると恥ずかしいです┅┅」


モジモジと顔を赤らめてるが目は潤んでる


「ごめん┅シンシアが綺麗すぎるから見惚れてた┅」

「┅┅恥ずかしい┅┅」

「俺は幸せ者なんだなぁってつくづく思うんだ┅シンシアやソフィアにフェリスが俺を思ってくれる事が嬉しいんだ、それなのに俺はちゃんと出来てるのかな?

3人に応える事が出来るのかな?なんてのも思ってる

これからもずっと一緒に居たいと願ってるけど叶うのかな?

不安になる時が有るんだ┅┅

なんだろう?多分俺の自信の無さがそう思わせるんだろうね┅」


自信の無さ┅┅どうしても記憶の自分を今と比べてしまう

今はアフロディアとか色々とお世話になっていっぱしの男になった

でも本質?記憶の俺はヘタレのモテない君なんだ

容姿だって平均の普通だったし誇れる物も無い普通で少し頑張る努力家だっただけ┅┅空回りだった


ウジウジと理屈っぽくて事後肯定する情けない奴だよ?

いつも頭をこね繰り回して狡い答えを求める

全部安心する為の武装だった┅┅

後悔したくない、悔いを残したく無いなんて贅沢な事を思って生きてた

そして結果が後悔ばかりで未練タラタラの自分を嫌いになった


間違いで死んだけど今はそれが良かったと思ってる

まぁゲンキンな物だよね?

今が良いから悪かった時を遠ざけ嫌うなんて┅┅┅ヘドが出る┅


この先本性が出るのが怖いから自信無いのか?

化けの皮が剥がれて3人に嫌われるかも知れないと思うのはこの記憶の自分が大きいからかも┅┅


「ケンジ様?」

「あっ!ごめん!」


「フフ♪なんか謝ってばかりですね?ケンジ様は良く深く考えに囚われますよね?

でも私は思います、ケンジ様は素直なお方ですから余り思考に囚われるより心のままに為さったがケンジ様らしいのでは?

私達3人はケンジ様と出会いその時を一緒に居て知ってます

ケンジ様の性格やお心はお慕いするに余りある物です

ですから身も心も命さえも捧げる事が幸せなのです」


┅┅┅┅なんだかなぁ

なんで涙が滲むのかな?

なんでこんなにも胸が痛いのかな?

なんで俺なんかを┅┅


「ウフフ♪そんな顔は駄目ですよぉ~♪さぁ!神様に感謝しましょ?ホラ!シスターが見てますよ♪ウフフ♪」

「うん┅ごめん┅フッまた謝ったね┅」


真っ白な教会は町の繁栄と同じなのか豪華に思えた

行き交うヒトも多く普段から祈りに来るんだろう

【創生教】と言われ国教になっている、大陸全土に拡がっていて誰もが信仰してる


【聖王皇国】が大本山で大陸各国が支援して成り立つ国だ

そこには大聖女が鎮座していて国を治めてる教皇より権威が有るらしい

創造神ガルーダを信仰してる訳だが創生教では主神がガルーダで他の11柱も信仰されてる

あのアフロディアは一番の人気者とは知らなかった┅┅マヌケだよ


「こんにちは♪ようこそ♪」

「中へ入っても?」

「ええ!勿論でよぉ♪♪結婚式なら聖務所ですぅ~♪」

「イエイエ!お祈りですよ!」

「まぁまぁそれは失礼しました!でもお似合いですねぇ♪

手を繋いでなんて!式はいつですかぁ♪」

「まだなんですよぉ~ウフフ♪」

「あらぁ?まだ?そのぉ♪あっちもなのですか♪勿体ないですぅ~♪」


このシスター?なんか凄く突っ込み所が多いんだが┅┅

しかし┅┅エロすぎんだろ!

なんだよあのおっぱい!溢れるぞ!

しかも神官服がパッツンパッツンで体の線が丸見え┅┅おっぱい!


胸のポッチが2つ┅┅

お尻もはっきり割れ目が見れるとは?

綺麗な顔立ちで金髪なんだろう頭を覆ってるが額から分かる

美人だよねぇ~♪スッゴク!

声も甘えるアニメ声?

ニコニコしてる表情は人懐っこい感じだけど?あっちも?

仮にも神官だろ!下ネタ言うんじゃねぇ!


「そんな┅全部まだなんです┅」

「全部?チュウもですかぁ?そんなぁ┅┅アナタは酷い彼氏なのですね!こんなに待ってる彼女なのに何もしないなんて!

では今日済ませましょ♪ウフ♪

そして結婚式ですぅ~♪」


なんだこのヒト┅┅でもおっぱいの谷間が良く見えるから♪ムフフ

クネクネ話すから破壊力が凄い!

揺れるおっぱい♪振れるお尻がプリプリ♪


「こらぁ!マリアンヌ!また余計な事を!それにその格好はなんだ!正式な服にせんか!」

「えっ?服?┅┅┅キャアー!やだやだ!なんで!見たの?なんで見るんですぅ!エッチィ!バカァ!」 バタバタバタ!


はっ?なんだそりゃ?でもお尻が割れてますぅ♪ ┅┅┅┅なに?


「すみませんご迷惑を!」

「┅┅個性的なシスターさんですね?」

「とても可愛いお方でしたね?ウフフ♪」

「はぁ┅困ったシスターでホントご免なさい!あれでも聖女候補なんですがねぇ┅あっ!どうぞ中へ!」

「ハイ」

「あの像は神々全部ですね?」


そう!聖堂の中に陳列されてるのか?壁際にズラリと並ぶ像は11柱の神々┅┅デカイ!


「ええ!そうです、祭壇の像が創造神様ですよ、囲む様に並んでるのは創造神様を支える神々の姿です」


ふぅ~ん?でもなんでガルーダさんがお爺さんなの?


「あのですね?創造神様の像ってなんであんなですか?」

「えっ!あんな?創造神様の像は古くから伝えられてるお姿ですが?」

「だって┅┅お爺さんですよ?」

「┅┅(なに言ってるのかしら?)アハハ┅お爺さん?創造神様の神々しい姿ではないですか!」

「ケンジ様?創造神様はあのお姿ですよ?そして周りの神々は女神様ですよ?」


「シンシアの時もお爺さんなのか┅┅なんでそうなってる?」

「おかしな方ですね┅┅どうしてそう思われるのか?」


怪訝な顔のシスターさん、シンシアも不思議な顔?

ガルーダさんはお姉さんなんだがなぁ┅┅

それにみんな似てないけど?

アフロディアの顔とスタイル┅

すげぇ残念女神なんだけど?

あれじゃオバサンだしおっぱい垂れてるしお尻も異様にデカイだけ


怒られっぞ!リターニャもチガーウ!モームなんておっぱい女神!

はぁ┅少しは下界に関与したが良くね?

ジジイのモームは糞ジジイだぞ!ドアーフジジイ!

リターニャは幼児じゃねぇ!

エロイお姉さんだぞ!

間違いすぎるだろ!


「お祈りしましょ?ねっ?」

「ああ┅┅なんかモヤモヤするけどね」

「┅┅┅┅(変なの)どうぞごゆっくり┅┅(大丈夫かしら?)」


手を組んでお祈りポーズすると直ぐに真っ白な雲?が立ち込めて┅┅ああこれだ┅┅


『ケンジ!やっと来たわね!もう!遅い!プンプン!』

「ゴメン!やっと帝国を抜けたんだ」

『ウフフ♪フッフッン♪でもちゃんと来たから許すわねぇ♪

どう?馴染めてる?』

「どうにかだよ、仲間、家族も出来たんだ、毎日楽しいよ」

『そう?でも不満があるでしょ?女の子に囲まれて何も出来ないの不満じゃないの?』


「それは┅┅わかってるよ、俺の責任なんだろ?」

『うう~ん┅私から強制できるけど嫌でしょ?

ケンジのアレはガルーダ様が原因だしねぇ~』

「えっ?ガルーダさんが?なにをしたんだ!」

『フフフ♪それは楽しみにしてて♪それとその子、シンシアちゃんだっけ?ありがとうねぇ♪

偶然だったけど助けてくれて良かったわ、それと子供達もよ♪』


「アフロディア様!勿体ないです!ああ~!アフロディア様ぁ!夢ではないのですね!ははぁー!」

『ケンジ?これが普通の反応よ?それなのにアナタは┅┅』


「シンシアは大袈裟なだけだ、それより子供って?」

『神獣や聖獣よ♪なんだかんだと仕事してるじゃない♪』


「成り行きだよ、聞いて良いかな?」

『なぁに♪』

「教会のガルーダさんが爺さんなのはなんで?それにアフロディアがオバサンだぞ?

モーム達が女神でリターニャが幼児ってのは?他もだ!」


『ああそれね┅┅困った物よ!なんで私があんな婆ぁ!あのスタイルもよ!前から変えろって言ってるのに!くそっ!

ガルーダ様はあれで良いのよ、ヒゲを垂らしたお爺ちゃんで良いの!威厳とか出てるからねぇ♪

じゃないとねぇ♪ウフフ♪』


『なんじゃ妾の姿は威厳がないのか?』

『はっ!ガルーダ様┅┅どうして?』

『フン!小僧に会うと不味いのか?』

『イエイエ!どうぞ!どうぞ!』


ガルーダさんも来たんだ、暇か?

やっぱり綺麗なおっぱいだぁ~

お尻も桃尻♪


『暇では無いぞ?おっぱいばかり見おって相変わらず失礼な奴じゃ!しかし楽しく生きておるようじゃな?』


そうだ!心読まれるんだった┅

アハハ┅楽しいよ、それに出会いも嬉しいよ


『そうか ケンジよ?何故世界樹の元へ行かんのだ?』


世界樹か、今は落ち着く先を優先したいんだ、帝国はあんなだから駄目だった

この王国でどうにかなると分かってから行こうと思ってるんだ

それに転移とかまだ無理だしね


『なんじゃそんな力も持っておらんのか?アフロディア?どうなんじゃ?』

『ハイ!そのぉケンジにはヒトらしく能力上げからと思いまして┅┅』


『愚かな事を ケンジはヒトでは有るまいに では妾が授けようかのぉケンジにはお詫びが有るから不便はさせぬ そう申した筈だが?』


ガルーダさん?今でも相当な力を与えて貰ってるよ?

アフロディアもお世話してくれてる、感謝してるんだ


『フム?その程度がお世話なのか?まだ全然足らんと思うが?

妾が言ったのはお詫びをどうにかせよだったが?

神のお詫びとはその程度なのかのぉ?どうじゃ?他の者もそう思うておるのか? 嘆かわしい事じゃ』


『それは!┅┅┅』

『フン!どうせ面倒は嫌なのじゃろう しかしアフロディアはケンジ好き好きでは無かったかのぉ?そんなでは妾が世話をするとするか?』

『イエイエ!ガルーダ様にそんな事をさせられません!ケンジ!アナタからも辞退しなさい!』


辞退って?俺は関係無いだろ?


『またそんな事を!』


『フフフ♪良い良い 妾は時折世話をするとしよう それに妾が贈ったモノが機能しとらん様じゃな?それをどうにかするかのぉ♪ククク┅┅丁度良いのがおるのぉ~♪アッハッハハ♪善きかな善きかな♪ケンジ?妾を楽しませるのじゃ♪カーオス様も楽しんでおられる 育つのじゃぞ♪ではな?フフフ♪』


カーオス様?原初神が楽しんでるって┅┅┅見てんのか!


『あら?なによアンタ達!』

『バカモン!聞いたぞ!ケンジの事をなんで普通扱いで話した!』

『そうだ!コイツが原初神様のお気にぃって言わなかっただろうが!』

『そうよ?ガルーダ様があんなに、珍しいわよこんなにお世話されるの』

『フッフフン♪ケンジ君可愛いよねぇ~♪食べちゃいたい♪』

『確かに可愛いよねぇ~♪こんな事知ってたら加護だけじゃ済まなかったのにねぇ♪アフロディアちゃん?一人占めは駄目よぉ♪』


『なによアンタ達!面倒そうにしてた癖に!それにケンジは私のケンジだからね!良い!フン!』


何やら集まってるなぁ┅┅

それにアフロディアを無視して話しあってる┅┅?


『おう!ケンジよ!この俺様武神の加護持ちなのになんだそのザマは!ん?ハハ~ン!そうか!こりゃ俺が悪かったな、じゃあ足しとくぞ!これで不甲斐ない戦いはせんだろう、期待するぜ!良いな!ガァッハハ!』

『私もよぉ♪』『あたいも♪』

『私もよ!』『ウフフ♪』

『悪かった!』『足りなかったんじゃな┅┅酒を作るんじゃぞ!』

『┅┅付けた』『今度ゆっくり会いましょう』『カワイイ!』


なんだかなぁ┅┅寄ってたかってなんか言ってるし┅┅

あの2人は初めて見る神だけど?

それにしても銅像と全然違うなぁ?なんで放って置くのか?


┅┅┅┅┅┅┅┅┅知らんけど!


「アワアワ┅ケンジ様┅┅これはケンジ様のお力?」

「ああ┅見てた?こんなもんだよ、神様って言っても変わんないだろ?」

「┅┅┅それはケンジ様だからです!神々様に会えるなんて┅┅私死ぬのかな?┅はぁぁ~

でもあの中にお爺さんがいましたが?他にも厳ついお方と学者様?あれは┅┅┅?」


真っ白な霧が次第に晴れて来て周りが見えて来た


『もう!ケンジ!今度ゆっくり話すわよ!みんな邪魔ばかりして!良いわね!絶対よ!』


ハイハイ┅┅じゃあな!


聖堂は何も無かったかの様に他のヒト達がお祈りしてた

出口を見るとあのおっぱいシスターが着替えて来たのか質素な神官服でこっちを見てる┅┅┅?


「あのぉ┅アナタ達は使徒様でしょうか?」

「えっ?違いますけど」

「どうしてマリアンヌさんはそう思われたのですか?」

「私の名前?ああメアリーですね?では改めて、ここの神官をしておりますマリアンヌです」


頭を下げるおっぱいシスター

やはり溢れるおっぱいは着替えても乳がはみ出してる┅┅ウフ♪


「見習い商人のケンジと言います」

「婚約者のシンシアです、まだ結婚は先ですよぉ~♪ウフフ♪」


「そうなんですね┅┅あっ!使徒様かと聞いたのはアナタ達が光ってたからです、それと創造神様や他の神々の像も光りました

そんな事は啓示や教示の時しか起こりません、だからです」


ふぅ~ん神の啓示って思いっきり関与してるじゃん!

なにが下界の事は知らんだ!


「へえ~そんな事が、でも他のヒトはなんとも思って無い様ですよ」

「なにかの見間違いではありませんか?」

「そんな事はありません!はっきり見ました!それにケンジさんでしたか?

アナタはなんだか凄く良い匂いがしますし┅┅神気でしょうか?

体から滲んでます」


そう言うと顔を近付けクンクンと匂う┅┅┅近い!近い!


「あ~あん♪やっぱり!凄く良い香りですぅ~♪それにこの神気も♪ケンジさんは使徒様なのですねぇ♪」って! キャア!


近いから避けてたらよろけてしまった┅┅┅バタン!


おっぱいに手が!いいわぁ~♪

モミモミ┅┅顔近いし!

赤い顔して目を閉じ口を尖らせてる?イヤイヤ?なにしてんの?


「この!無礼者めぇ!ケンジ様から離れなさいよ!もう!」


あのシンシアがなんて口を!

かなりのお怒りですかね?


「その尖った口は止めましょうねっ?」

「あっ!アハハ┅つい┅でもぉ~綺麗な顔┅┅ハァ~」

「ああ!マリアンヌ!また!すみません!すみません!この馬鹿ぁ!早く起きなさい!」

「メアリー┅だってこのヒト凄く良い香りよ?ほら?顔もこんなに綺麗で優しそう┅┅綺麗な髪ねぇ♪」


「な、なに言ってるの?このハレンチ!もう病気は治まったと思ったのに!司祭様に叱られるわよ!早くして!」

「えー!離れたく無い!ケンジさん!良いでしょ?ウフ♪」

「いい加減にしないと容赦しませんよ!私のケンジ様に馴れ馴れししくして!初めて会ったばかりで厚かましいですわね?

それともアナタは痴女神官なのですか?」


「ほらぁ!迷惑でしょ!離れなさい!」

「あっああ!ケンジさん!」

「なにがケンジさん!だ!この馬鹿おっぱい!さぁ!来なさい!孤児院でアナタの天敵が待ってるわよ!フン!どうもお騒がせしましたぁ~ご免なさい!」

「ええ!いやだぁー!悪魔よ!チビッ子悪魔は勘弁してぇーぇ!」


┅┅なんだったんだろうか?

でも彼女┅┅マリアンヌさんの体を抱いた時はとても柔らかく良い気持ちになって┅┅おっぱいに手を添えたんだ┅自然と

そして少しムクッとしたのは?


グラマラスな肉体?イヤイヤ!彼女よりシンシアの方が肉感的だぞ?おっぱいもお尻もだ!


なんでだろう?聖女候補とか言ってたが┅┅聖なる香りなのか?

神気からの匂いは精霊達や妖精達が好んで俺の体にまとわり付く

まさかそれだから?

あの体から香るのでムクッ?


帰って確かめるかな?

風呂でよ~く見て見よう!そして匂いを嗅いでみよう!

ふにゃふにゃが治るかも知れない!

でもこれって発情したって事?

あのおっぱいシスターに?

発情ねぇ~?どうだろ?

はぁ~なんでかなぁ?




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