ブレンダル辺境伯領ダカータ Ⅳ

さてさて┅破壊神と戦う事になったが?どうする?


«主ぃ!もう逃げましょう!破壊神なんて無理無理!»

「確かにな┅┅でもあの子が喰われるのは嫌だ!あんな素敵なおっぱいにお尻なんだぞ!

綺麗な顔だしな、なぁクロ?あの子何歳なんだろな?」


«はぁ~?この時にそんな事を!

そりゃあれは主好みのカラダでしょう!ええそうでしょう!ですが!今はヤバイですよ!┅┅15歳?»

「そうだよな┅しかし15歳は違うと思うぞ?多分17歳くらいかな?そんな若い子をみすみす喰わせるのは悔しいと思わないか?」


«はぁ~つくづく因果なお方ですな?そんなに女好きなのになんで奥方様に手を付けないのか?»

「イヤイヤ!それはだな!なんだよ!まだ早いと言うか勿体ないと言うか┅┅ゴショゴショ┅」


«ん?最後のは?ナニがどうしたと?»

「だから!ナニがフニャフニャなんだよ!だから無理!フン!」

«えっ!主が不能?って┉┉»

「チガーウ!不能じゃないぞ!断じて不能では無い!そのぉまだ時が来ないだけだ!」


『何をグダグダと下らん事を!なんか凄い余裕だな?我を放ってオナゴの話しだと!これは舐められたものだ┉┉』

「おい!破壊神!お前はアフロディアとは何も無かったのか?」

『フフン!アフロディアは我の許嫁だったがな!あのおっぱいと尻は我の物だった┅┅だがそれを原初神様が禁じられたのだ、アフロディアにはもっと相応しい相手がいるとな┅┅クソッ┅』


「アフロディアはお前を好きだったのか?」


『馬鹿か!神に好いた惚れたなど無い!種を付けたが勝ちなのだ!神の子は精霊の子だが神同士の子は神子として最上位となる、女神だらけの神々だが男神はその時を待ってるのだ、永遠の時に1度だけ許される事なのだ┅┅それを!邪魔されて神域を壊した!それが何故悪い!アフロディアの尻がまだ目に焼き付いてるのだ┅┅』


「はぁ~糞面倒な話だな?それにくだらん!エッチを邪魔され駄々を捏ねて封印されたなんて恥ずかしくてやってらんねぇ~」

『邪魔するのが悪いのだ!それにどうやら破壊神を降ろされ我は神では無いようだ┅┅』

「なぁ?話を聞けばなんだか同情する所が多いんだがな?お前はアフロディアを好きとかじゃ無いんだな?普通に交尾したかっただけ?」


『うっ!明け透けに話すのだな?そりゃ1万5000年以上も交尾せなんだから1度はしたくもなるだろ?』

「アハハ!それはそうだ!男ならそうなるよな┅しかし神から降ろされたなら今は何なんだ?」

『どうやらドラゴン?竜種になってる┅┅古竜は破壊の象徴だったからな┅これは原初神様の企てだろう』

「じゃあ今はゴーストの姿だが魔力を取り込めばドラゴンになれるのか?」

『フン!その為の生贄なのだ!その生贄を喰らえば姿を顕現できる!用意してくれた物に感謝だ!』


「┅┅┅それは違うと思うぞ、多分だが破壊神を顕現させこの世界を滅ぼそうと企てたんじゃ無いのか?この子1人で神を蘇らせるなんて愚かな事を考えるのは魔人くらいだ、悪魔はそんな面倒な事は思わないと思うしな、そうか┅┅魔力を与えたら良いのか?」


«アルジ~なんか良からぬ事を?»

「ああ┅俺が魔力を与えればあの子は必要無いよな?それにドラゴンになるだけだろ?好きなんだよな~ドラゴン!俺の憧れなんだよ♪それも古竜だぞ!見てみたいと思わないか?」

«思いません!誰が!»


『話を聞くと我は古竜になるしか道は無いのか┅┅確かにこの魂は既に神では無い┅┅この生贄を喰らったら恐らく古竜では無くてデスドラゴンかも知れん┅┅』


«あっ!確かに!この子の魔力ではその程度!かなりの魔力持ちだけど古竜には程遠いと思われますな»


「う~ん?じゃあ誰がこの子を張り付けたんだ?確か解放とか書いて有ったのはこの子かな?」


『なんだそれは?解放とか?』

「いやな?ここへ来る前に神殿みたいな所に書物が有ってそこに書かれてたんだ、あるお方とか言うのが現れて解放するとか何とか、それがルタルニア国王が書いた物だよ」


『そうか┅┅ルタルニアは滅んだのだな┅その女はルタルニアの女だ、その結界は空間魔法でな?時間停止なのだよ、そしてその女は聖淑女と見た、お前が魔人と言うのは恐らくルタルニアと敵対していた魔族だ┅┅そうか滅んだのか┅┅残念だな』


(クロ?こいつ悪い奴じゃないみたいだぞ?)

«しかしゴーストですよ!リッチ?まぁ魂の割に魔力が凄いですけど、何を考えて?»

(助ける?と言うかなんか親しみが湧いてるんだよなぁ、モテない君同士と言うかエッチしたいのに出来なかったとか、同じDTじゃん?凄く親近感がなぁ┅┅)

«┅┅┅DTだから仲間意識とか?はぁ~情けない┅もう好きにして!»


そうなんだよ!コイツはアフロディアとエッチしたかっただけ、でもそれを止められて怒った

まぁ神域で暴れたのは不味いけどすご~く分かる気持ちだな

アフロディアのおっぱいとお尻はそりゃあ!ムフフ♪だよな♪

超美人であのカラダは罪だよ?

破壊神で物に出来る立場なら挑むよなぁ┅┅俺は無理だけどね


「なぁ?俺が魔力をぶちこむから生贄は必要無いだろ?お前とは戦いたく無い気分なんだよ

ドラゴンになるんならそれで良いか?」

『┅┅┅┅簡単に言うな?どれだけの魔力を必要とするか分かってるのか?その生贄では足りないのも仕方ないが┅┅』

「デスドラゴンなんて嫌だろ?知能も意識も無くなるんだぞ?只暴れるだけのアンデッドモンスターなんて相応しく無いと思うぞ」


『それで良いのか?魔力が無くなれば死ぬのだぞ?』

「アハハ!どうやら俺は底なしに魔力があるみたいなんだ、どれくらいと聞かれても分からないけどな、この子より何倍も魔力はあるから行けんじゃね?」

«またそんな安請け合いを!ホントに大丈夫なんですか!»


『面白きヒト種だな?そもそも我と話すのが規格外なのだが?先程迄は戦う意欲満々だった、それにこのゴーストの我とどう戦うのかも分かっておらんようだったがな?フフフ┉それにアフロディアと原初神様を知ってる素振りだ、何か秘密があるのだな?』


「アハハ!俺は他の星からこの星へ来たんだよ、良く言う異世界人だ、次元を渡る時にアフロディアが世話をしたんだよ、カーさんにはまだ会えて無いが色々と世話をしてくれてる、他の神々も加護とか寵愛とかな?まぁ手違いで死んだお詫びとかだからな」


『なる程!異世界からの命なのか、しかし何故記憶があるのだ?普通は記憶無しで転生するのだが?』


「それは俺には分からないけど記憶が有るから助かってる、転生と言っても転移みたいなモノだしな?良し!決めた!魔力を取ってくれ!そしてドラゴンとなって話そう!その魂だけだとなんだかな?アハハ!」


『その覚悟!天晴れだ!死ぬかも知れないのに潔い!では我も誓おう!ソナタの魔力で古竜となれば従うとな!ガッハッハ!』


両手を掲げると魂の塊がフワフワと来て対峙した

そして魔力を放つとドンドンと吸われて行く!ヤバイ!

俺の全てを吸う様にジャンジャンと流れる魔力とマナ!そして少しの神気も流れる┉┉


(これは┉┉もしかしたら?また転生するのかな?アハハ┅はぁ~)


«主!主!ヤバイ!不味い!死ぬなぁ~!»


ゴーストの塊は次第に姿を現す

それは真っ黒と言うか漆黒!

膨れ上がる魔力の渦から次第にドラゴンの形となるゴーストの魂

ケンジの体からおびただしい光りがドラゴンへと流れる

そして!古竜!エンシェントドラゴンが出来上がった!

余りの大きさに檻となってる空間が壊されていく

体長30mは有る姿、天井を突き破り多分あのロビーへと到達してる

薄れ行く意識の中でケンジは思った┅┅┅


(アニメのベル○ラみたいだ┅┅)

«ア・ル・ジィ!»


ラ○ガ!かよ!




なんだ?この柔らかな感触?アハハ┅ソフィアの膝枕だな┅┅

ソフィア?フェリス?なんだか変な夢を見たんだ┅

チャコの扉の先に美少女がいて┅

そして神とかいてな?それがドラゴンになるって言うんだ┅┅

変な夢だろ?アハハ┅┅┅


『マッタク無茶をする子だよ!

あれだけの魔力とマナを出し切るなんて馬鹿だねぇ┅

でも破壊神を無事に古竜にしてくれたのはありがとう┅

あの子はヒト寄りだから変な好奇心でアフロディアに恋したんだよ

交尾したけりゃヒト落ちすれば良かったんだがね┅┅

まぁアフロディアみたいな娘はヒトでは中々いないからのぉ

フフ♪又借りが出来てしもうた

アフロディアのおっぱいモミモミでは足りんな┅┅

では能力を少し足して置くかのぉ

じゃがアフロディアが知ったらどうなることやら┅┅

アヤツはケンジ好き好きじゃしなぁ 命は助けたからどうにかなるじゃろ┅┅

しかし善き命を持った奴じゃな?楽しみじゃ┅♪』



うっ!頭が痛い┅┅しかしこの柔らかいのは?


『お目覚めですか?ウフフ♪』

「誰?┅┅なんか朦朧と┅」

«主!しっかりして!»


『ケンジ殿!我は見事に顕現できたぞ、この姿!ガッハッハ!素晴らしいぞ!早く起きると良い!』


「大きな声をだすなよ┅┅まるで二日酔いだな┅はぁ~でも生きてるんだな┅┅綺麗な顔が目の前に┅┅」


『ケンジ様?ありがとうございます┅私の命を解放してくれて┅┅それに清らかな命に逢えました┅クロ様から話しは聞きました

それと古竜様からも┅┅

私の祖国は最早何も無いのですね?仕方ない事です┅┅

私のこの身と命はケンジ様に捧げます!』


「アタタタ┅はぁ~そんなの良いから、俺は若い子が生贄なんてのになるのは嫌だっただけだ、気にしないでよ┅┅┅なんでハダカ?」

『えっ?そのぉ┅服とか有りませんしケンジ様なら差し支えありません┅┅』


なに真っ赤な顔して┅しかし?声はそんなに若く無いんだな

落ち着いてるし?そのおっぱいも何故俺の目の前なんだ?

ああ!膝枕してるからか┅┅

天国だと思ったよ、起きないと不味いね┅┅できればモミモミとか?駄目かぁ┅┅


『ケンジ様がモミモミとかしたかったらどうぞ┅この身は┅┅』

「でっ!ごめんなさい!そんなつもりじゃ無いから!おきます!」

«┅┅┅┅主?奥方様達に報告しますので┅┅»

「馬鹿!余計な事は良いの!さて?破壊神さんは古竜になったがどうする?」


『フッフン♪我はソナタと約束したのだ、ケンジ殿の下僕として従うぞ!我が主はソナタだ!』

「従うって┉ドラゴンを連れて歩ける訳無いだろ?古竜なら姿を小さく出来るだろ?デカ過ぎるんだよ!声もデカイ!」

『そうか┅┅┅ならば!エイッ!┅これならどうだ!』


まぁ!なんて事でしょ?スルスルとあの図体からシュッ!とヒト姿に変身!これがヒト化の術!


「なんかすげぇイケメンになったな?しかし┅┅この服を着れよ!そのぶら下がったのは隠せ!」

『おぅ!そうだな、これが服と言う物か?こんな小さなのを纏うのか?フムフム┅』


「それは下着!パンツだよ!サイズはまぁ俺がデカイから丁度良いか┅少し小さい程度ね、それと彼女にはこれを、目のやり場に困るからな┅┅」

『これはケンジ様の?良いのですか?』

「良いも悪いも今はそれしか無いからね、ハダカは駄目だよ、クロ?あのロビーには行けそうか?」


«行けますけど奥に部屋が有ります、なんかプンプン匂うんですよね♪チャコが言ってたお宝の匂いです♪»

『あの部屋は宝物庫です、本来ならばこの場所は謁見の間なのです、それを魔族が改造して┅┅』

「魔族はあの宝物庫に手を出さなかったのか?」

『部屋の扉は王の魔力でしか開きません、ですから諦めたのです』

「行って見るか┅┅」


ヒト化した破壊神とクロに聖淑女さんと一緒に宝物庫なる部屋へ行くと頑丈な扉だ

つくづく扉ばかりだな?

その前に立つと自然と開いたんだが?


『まぁ!凄い!ケンジ様は認められたお方なのですね!やはり♪私の力を解放するのはケンジ様!あ~あ!やっと女になれるのですね┅┅うっう┅』

『泣いてるが?ケンジ殿と交尾出来るのが嬉しいのか?』

«あちゃ!身も蓋も無い!この助平神!彼女は運命のヒトに出会えたと泣いてるんだ!馬鹿!»


『そうなのか?しかし彼女は既に1000年否!それ以上の歳だぞ?まぁ聖淑女は男を知らん体だがな』


ヒェー!そんなお年寄り?でもピチピチガールだぞ?

エルフでも流石に1000年以上だとピチピチでは無いのでは?


『ええ┅私は生贄になる時が20歳でした┅┅今はどれくらいなのか知りません┅』

«今はルーニャ歴2150年だよ»

『なんだと!そんなに時が過ぎたのか!はぁ~我は10000年以上も閉じ込められていたのか┅』

『2150年┅┅ではルタルニアが滅んだのが1800年ですから┅┅415年も┅』


「1万年以上って!そんな昔にアフロディアに迫ったのかよ!じゃあ今のアフロディアを知らない?フフフ♪今はもっと綺麗だぞ♪フッフフン♪」

『グヌヌ!なんと羨ましい!だが!我はこの姿を得た!フフフ交尾は出来るぞ?しかと見たであろう!我の文身体はそれなりだぞ♪』

「ハイハイ!だからと言って襲うなよ!俺が恥ずかしい!とにかく中へ┅┅┅┅┅┅これは凄い!」


そこにはお宝の山┅┅金貨や銀貨に白金貨だが見た事の無い通貨がコンモリと高い山に積まれてる

そして棚には多くの剣や鎧に魔道工、奥には本棚がビッシリと並んでる

まぁ国の宝物庫だから当たり前と言えば当たり前なんだが┅


«確かあの書物には全てはそのお方にって書いてましたね?だからこれは全部主の物ですよ»

「そう書いて有ったな┅┅」


『間違いありません!ケンジ様がこの神殿の主なのです!

私を解放したのが証となります!聖淑女として国を任されたのですが魔族にしてやられあの様な無様でした┅┅ルタルニア王はいつか必ず現れるお方を信じて逝かれました┅┅┅

ケンジ様で良かった┅┅』

『我もそう思うぞ、ケンジ殿だから我を顕現させる事が可能だったのだ、それにその書物を読めるのはそうおらんだろう?全てが物語っておる』


«古代語なんて今のヒト族には読めませんよ?主は他にも読める様ですね?»

「ああ、エルフ語やルーン語とか読めるし書ける、俺が持ってる本はそんなのが多いからな」

『えっ!ルーン語が!凄い!奇跡の言語です!それを!なんて素晴らしい♪』

『我も古代語とエルフ語は解るがルーン文字など今はサッパリ解らん┅┅やはり我が主なのだな♪

それなら名を付けて欲しい!頼む!』


「そう言えば貴女の名前を聞いて無かったな?」

『これは失礼しました!すみません!私の名前はフリエリです』

「えっ!フリエリ!その名前はあの書物に書かれた名前┅」

『えっとですね?聖淑女は皆がフリエリなのです、王と一緒に書かれたお方は別人です、ですからもし宜しければケンジ様から名を頂きたく思います』


「そうだよな、ずっと代々と連なってる名前だったんだ、本当の名前は無かったんだな┅┅

まぁ名前は無いと不便だからな┅┅┅┅エンシェントドラゴンに相応しい名前はなんだろ?┅┅イヤイヤ破壊神だったんだ┅┅ボルガー┅ボルガで良くない?」


『ボルガ┅┅なんか良いな┅ボルガ┅エンシェントドラゴン!ボルガ!ガァッハッハハ!良いぞ!我が名はボルガだ!』


あっ!又獲られた!あ~目眩が~


«主!大丈夫か!もぅ!簡単に名付けなんかして!死んでも知りませんよ!マッタク!»


『名付けとは身を削る行い、それを簡単に┅┅格下ならば死にはしません、エンシェントドラゴンを格下として扱うケンジ様は?神なのでしょうか?』


「イヤイヤ!ヒトだって!まぁヒト族ではないけど┅┅でも貴女はヒト族だから魔力とか取らないでしょ?ねっ?」

『確かに┅┅ではあなた様の思う善き名前を授けて下さい』


聖淑女だろ?おしとやかで超絶美少女!まぁ20才過ぎで400年以上の女性だからなぁ┅

ここはオーソドックスにシンシアとかマリアとかじゃね?

俺と同じ銀髪で凄いお嬢様タイプだもんなぁ┅┅シンシアかな


「シンシアってのはどうかな?」

『シンシア!┅┅私はシンシア┅┅うっ┅うう┅グスッ』

「泣いてる!そんなに嫌だった!じゃあ他に!」

『グスッ┅違います!嬉しくて┅なんて可愛らしくて素敵な名前を┅ありがとうございます!ケンジ様!』


『シンシアとは中々良い名前を与えたのだな?フフフ♪ケンジ殿も隅みに置けん!女を手名付ける事を知っておるとは、余程の女タラシだな?ガッハッハ!』


「人聞きの悪い事を!はぁ~なんだか疲れた、腹は減って無いか?俺は腹ペコだよ」

«私も少々»

『我は食べ物と言う概念が無いが?この体は欲してるのかな?』

『私も永きに渡り何も食べておりません、眠ってたのも有りますが┅┅グゥ~』

「アハハ!2人共腹ペコなんだな?直ぐに用意するから」


収納からテーブルと椅子を出して造り置きの料理を出していく

それを見て驚く2人┅┅ヨダレは!ダメ!ボルガ!


出したのはハンバーグとシチューに簡単なサラダとパン

ホカホカの料理に目をこれでもか!ってくらいに見開き見つめる2人に食べよう!と告げる


ボルガは一口食べるとガツガツと食べ押し込んでる┅

シンシアは流石に淑女、ゆっくりと口に運び堪能してる

時々ホ~ッとタメ息しては口に運ぶ、とても絵になるのは超絶美少女だからだな┅┅


『こんなに美味しい料理は初めて食べます、そして少しずつ力が湧くのは何故でしょうか?』

『そうだな!モグモグ┅こう!力が漲っていく!旨い!モグモグ』


«それは主が造る料理は神気が宿ってるからだぞ、主の体から漂う気が尋常成らざる物だからな»


『そうか!確かにこれは神気だ!だがヒト種がそんな能力を持つなど聞いた事が無いが?ケンジ殿は神に近しい存在なのだな』

『やはり使徒様では?』


「チガーウ!決して使徒なんかじゃあ無いぞ!俺はヒトなの!良いかい?この事は絶対に秘密だからな、俺が転生者で異世界人なのは秘密!良いね!」


«やっぱり┅┅奥方様達には?»

「何れ話すよ、まだ早いから」

『私は絶対に話しません!ケンジ様が嫌がる事は絶対しませんから』

『我も話さんぞ、まぁこんな我がなにを言っても信じらんだろ?ガッハッハ』


宝物庫の物は全て持ってるマジックバッグに収納した

特大に大2つと中2つで収まった

本は俺の空間収納に仕舞いホクホク顔で出口を探した

出口は簡単に見つかり出るとボルガに頼んで破壊して貰った

どうせ魔物の巣になるだけだ、あの神殿も壊れてるから遺跡にならないからね


出るとそこは馬車を停めてる場所から反対側の所で遠くに微かに見えた

クロは素早く先を走り戻って話すらしい

ボルガとシンシアを連れて歩くとなんだか不思議な気持ちになる

元破壊神と元聖淑女だもんなぁ┉

それにボルガはエンシェントドラゴンって┉なんの冗談だ!ってなるよねぇ~


「お帰りなさい!」

「お帰り!」

«ブヒ!お宝!ブヒッ!»

«お疲れ様でした»

«無事で何よりです»


「只今!新しい仲間になる2人も一緒だよ」

『我はボルガ!ケンジ殿の下僕だ』

『シンシアです、ケンジ様にこの身を捧げた者です┅┅』


「「ふぅ~ん┅┅ケンジ様!」」


「ヒャイ!」

「ゆっくりと話しを聞きましょうか?」

「ええ!何が有ったか詳しく!良いですね!」

「ヒャイ!」


はぁ~参った!長々と話をしてやっと理解してくれたんだ

だってシンシアの身を捧げるとかは駄目だよねぇ~

でも話を聞いて2人共涙を流してたのは優しい子達だからね

2人の身の上も同じ様に波瀾万丈だから┅┅┅┅俺もだよね?


驚いたのはシンシアが何も知らないと言う事、そう完全なお嬢様!

着替えや身嗜みにトイレも侍女さんが全て処理してたとは!

勿論料理なんて┅┅アハハ

まぁ赤ちゃんが大きくなった程度の知識しか無い

ソフィアとフェリスがそこは教えると言ってた


一番お姉さんなのに一番手の掛かる幼女とはなぁ┅

でもスタイルは一番良い!

身長175cmで胸はEカップ!ウェストは62くらいでお尻は95くらいのナイスバディ!

肌が真っ白で透き通る白さ!

モチモチの柔肌は吸い付くんだ

鼻はツンと上向きで小さく瞳が大きい、青い目は引き込まれそうでもぅ!なんて可愛らしくて超絶美少女!


見た目が17歳なんだよなぁ~

ソフィアとフェリスも若いからなんだか子供扱いされそうだ

俺は何時の間にか18歳になった様で鍛えた体は更に逞しくなってる

背丈も195cmで筋肉が付いた分少しは子供らしさが抜けてる



中身はもっと歳なんだがね┅┅

アハハ!はぁ~



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る