フレンガル辺境伯領都ダカータ Ⅱ
ハモニルの果樹園?で野営を決めてチャッチャッと支度する
薄暗くなってる夜空に2つの月
直ぐにお風呂を支度して料理に取り掛かる
ソフィアは火の当番で薪を集めしっかり石を囲った囲炉裏に火を点けてる
フェリスはリンとアンのお世話、水と専用の草を与えてる、勿論自由にしてからだよ
下部となった子達は自分なりに考えてお手伝いしてるんだが?
チャコだけはグデーとして食べ物を待ってる┅┅┅急かすな!
«まだかなぁ?ブヒ!お腹空いた»
少しずつ個性がわかると対処の仕方も分かる
2人も理解したようで上手く付き合ってるようだ
まだ強い信頼は生まれて無いが友として向き合ってるのが微笑ましい♪美女と綺麗な鳥が話してるなんて!カメラ無いかな┅┅
美少女と子犬なんて!絵に描いたような場面!萌えますなぁ~
そして気高い黒猫が背筋をピシャリとして椅子に座ってる
それなのに残念子ブタはだらしなく食べ物をねだってる┅┅
邪魔なんだが?でもカワイイ┅
オーク肉がたんまり有るのでハンバーグをついでに量産!
ハンバーガーにすれば馬車移動中でも食べれる
とにかく作ったどぅ!ハンバーグの山!
焼いては収納!焼いては収納!
その度にブヒ!ブヒ!とせがむチャコ!これは意地でもやらないぞ
必死のオネダリに遂に根負けして1つあげたら飛び上がって喜びグッタリしてる?
オーク肉だから友食い?だから?
«ブヒ!ちがう!こんなに美味しいの♪天に昇るぅ~»
ハイハイ┅┅満足でしたか!
スープは簡単に香草かき玉、玉子も大量に買ってるからねぇ~♪
ジャガイモでフライドポテトも作って収納!収納!
程よい時間に料理も出来て風呂へ入る
お決まりのイチャイチャタイム!
本当に段々綺麗になってるカラダ
食べ物と俺が作った石鹸とシャンプーリンスが影響してるらしい
それにソフィアが言うには俺との混浴が一番影響してると言う?
俺のエキスですか?ん?
フェリスが言うには俺から出る魔力とマナが風呂のお湯に溶けてるからだとか?
それって魔力とマナが駄々漏れって事?ヤバイ!ヤバイ!
これは町へ入る前に制御しないと不味い!
魔物認定されたり魔人扱いされるぞ!良くこれまで持ったな┅┅
頑張って抑える!はぁ~
イチャイチャしてたら皆も入ってる?チャコさんや?浮かぶんだねぇ?
クロはやはり苦手なのか椅子でジッとしてる
フェルはご満悦でチャコを短い足で揺すってるのが面白い
エリザもプカプカと湯船に浮いて楽しんでる
なんだか落ち着くなぁ┅┅┅
どうやら食べ物は俺達と同じで良いみたいだ、今夜のメインはオーク肉のステーキだがそれをガツガツ食べてる
「ウフフ♪エリザは器用にサラダを食べてるわ、スープも飲んでるのはビックリ!」
「フェルは肉ばっかし、サラダは嫌いみたいよ?やっぱりオオカミだから?」
「クロはご飯もしっかり食べてる、でもチャコはなんでも食べるみたいだ┅┅顔中米粒だらけって┅┅」
「個性が分かると面白いわね、強いってのはどれくらいなの?」
「それは凄い能力だよ、スキルも凄い!神の加護のお陰でギフトも持ってる、まぁSクラスのモンスターも敵じゃ無いよ」
「スゴ~イ!じゃあオーガなんて一捻りね?」
「そうだね、だから素材重視で仕留めて貰うのを覚えて貰うかな」
「そうよね?仕留めるだけならぐちゃぐちゃにしそうだもの」
「これは彼等の課題だな、食べたら戦利品と前にダンジョンで獲得した宝箱とか整理しよう」
「うんうん!楽しみ♪」
「どんなのが有るのかしら?」
後片付けして少しの休憩の後にマジックバッグとアイテムBOXの中身を整理した
アフローディアからのマジックバッグは整理済みだから特大バッグとギフトのアイテムBOXが主体だ
何でもかんでも収納してるから多い事┅┅┅
特大バッグには倒した魔物がワンサカ入ってる、だから先に整理する
これにはあの盗賊達の戦利品も多くて剣とかの武器に武具と塩樽とかもだ
それとダンジョンの品も少し入ってる
取り敢えず全部出して空にする
空にしてから魔物を全部しまう
貴重品は別にしてどうでも良いのを収納する
すると残ったのは塩が入った樽が3つと油?が1樽、食用油だと判断して収納。小麦粉の袋は助かる!
どこかでパンを大量に焼いて保存する事にしよう!
小麦粉袋が100袋!1つが60kgだから凄い量だ、麺も保存するかな
後は宝石類、原石が多くダイヤモンドやルビーとかかなりある
「このダイヤモンド凄く大きいわね~♪サファイアも大きくて綺麗♪」
「やっぱり宝石は良いわぁ~」
「どうして女の子は宝石が好きなのかな?分からん!」
宝石は1つの麻袋に纏めて別ける
煌びやかな飾りの装飾品は売るのに大変かな?
キラキラの剣とか家宝じゃあ無いのかな?
ネックレスも重くて首が持たないぞ?他にはピアスとか指輪が多く2人はうっとりして手にしてる
「好きな宝石でも装飾品でもあればとっておいて、残りは処分するから」
「「ええっぇええ!処分!」」
「売るの?」「売れるの?」
「こんなの持ってても肥やしにしかならないよ、2人が欲しいのを取ったら残りは売るよ」
「それは重大ね!」
「うんうん!気合いよぉ!」
結構な時間睨みながらうんうんと唸り選んでたのは面白かった!
こんな1面もあるのか?
プレゼントとか要注意だな┅┅
ダンジョン産の物は全部残した、魔法書が多くて13冊
アイテムBOXのダンジョン宝箱は最後の楽しみとしてとっておいた
特大バッグは普段使いだから魔物や素材中心で直ぐに使う物ばかり
アイテムBOXは売るのに考える必要が有る物を収納した
そして宝箱!全部で15個も有った
順に好きなのを選んであける
罠は無いからワクワクしか無い!
「これは私の運とか有るのよね?どんなのが出るのかしら♪」
「初めての体験だからドキドキするわぁ♪」
「俺としてはソフィアには弓でフェリスには剣とか出たら良いかな♪」
開けて行くと┅┅┅┅出た!
【聖弓】魔法の矢が出る
伝説級 壊れない エルフの宝
【ミスリル剣】片手剣 伝説級
壊れない 手入れ不要
【魔法杖】伝説級 壊れない
魔法発動増大 威力増大
ゴッズ級
【不滅のローブ】ゴッズ級
決して破れない 魔法防御
物理防御 共に100%
このローブが3つとは!色違いは助かるぅ~♪
【魔法ブーツ】【魔法シューズ】
【魔法の武具】魔法書にマジックバッグが特大1つ大2つ中2つに小が3つ時間停止機能付きが3つも有った┅┅
他には金塊やミスリル鉱石の塊にアダマンタイト塊とか色々┅
3人はグッタリ┅┅その凄さに圧倒されて声も出ない┅┅
なんと言っても驚いたのが木の宝箱自体がアイテムBOXだったのは驚いた!
これには登録機能がちゃんと有って後から付ける仕組みだった
3人で魔力を流すと1度光って消えると中身が頭に浮かんだんだ
登録完了と言う訳で┅┅
これは荷台専用、木の箱だから目立たないのも有難い
疲れたので貴重品を木の箱アイテムBOXに収納してゆっくりする事にした
お茶を飲んで月を眺めてる
両隣に2人が寄り添って来て3人でマッタリしてるのは現実逃避
あんな物を見たら誰でもそうなりますがなぁ~
「明日もここでのんびりしようよ?ハモニルの実も収穫したいし、持ち物を分けて武器や武具を整えようよ」
「そうね┅┅慌てる事は無いわね、武器も試さないと駄目よ」
「あんな凄いのを身に付けるなんて┅┅良いのかな?」
「アハハ♪良かったよ、各々の必要な物が出てそれを使える、まぁ財産だと思えば良いさ、自分自身の財産だよ」
「それって良いのか┅┅」
「当然だよ!2人は家族なんだから、相応しい物を持つのは必要なんだ、だから遠慮とか駄目だから」
「「ありがとう!」」
「これからもっと良い物を身に着けて欲しいんだ、それで身を守れるなら最高だから、2人にキズとか絶対嫌だから、本当に良いのが手に入ったよ」
「これもアナタに守られてるから出たのよね┅┅」
「うん!ケンジ様に守られてるって感じたのよ!だって普通はあんなに良いの出ないでしょ?」
「そうよ!普通は良くて上級物よ、伝説級とかゴッズ級なんて出ないわ」
「2人の運がそれだけ凄いって事だよ、さてと?チャコは何してるんだ?」
«ブヒ!主ィ!ここに変なの有るよぉ~»
「何が有るんだ?」「なになに?」
«ブヒ!匂う!臭う!ブヒヒィ!»
何やら地面を掘ってる?でもなぁ┅残念!その手では無理!
チャコに代わって掘ってみるとなんと!扉があった!
ずっと広げて土を退かして行くと立派な扉?門?なんじゃこりゃ!
«ブヒブヒ!ブッヒン!»
「なんかすげぇドヤ顔してるんだが?」
「これチャコちゃんが見つけたの!凄いわね!」
「こんな才能が有ったなんて!」
「扉だけど今はよそう┅┅夜だしチャコだし┅┅開けるの怖いよ」
「そ、そうね!今は辞めときましょ!明日よ!」
「賛成!ちょっと怖い~」
«ブヒ!なんでやのぉ!ブヒヒィ!»
まあまあアイツは放って置いて寝るとしましょう!
皆も寝てるしね┅┅しかし魔物が全然いないのはなんで?
結界をしてるとしても魔物が寄って来ない、それはここに神獸と聖獸が4体もいるからだとはまだ知らないケンジだった┅┅残念!
ぐっすり寝た朝は爽快な気分で体も軽い♪
何時ものローテーションを済ませハモニルの実収穫か?あの扉を開くか?悩む!
チャコは扉に肘をついて横になりバンバンと叩いてる┅┅
«ブヒ!これはお宝の匂う扉だじょう!さぁ!主ィ!ブヒヒィ!»
「お前なぁ┅女の子なんだから少しはそれらしくしろよ、何がお宝だ!アンデッドの巣かも知れんぞ!見たけりゃ行ってこい!」
«ブヒ?なんで?行かないじょお»
「やれやれ、決めた!それは後だ、ハモニルの実を収穫するぞ!全部だ!良いな!」
«ブヒ!後悔するかもだじょう»
「収穫終わったら開いて見るよ、少しは気になるからな」
«ブヒ!主ィ!好きだブヒィ!»
「収穫するの面白そう♪高い所はどうするの?」
「ウフフ♪それはエリザに頼むわよぉ、あの子やる気マンマンだからねぇ♪」
「それは助かる、2人に渡したバッグは大だからかなり収納できる筈だ、俺は新しい特大にするから後で1つに纏めよう」
流石に速く収穫する3人!動きが半端ない!
次から次と収穫してざっと50本は有った木を全部収穫した
1本あたり約300個は実ってたから1万5000個の収穫!
時間停止で収納するから何時でも新鮮な実を食べれる!
ジャムとかアップルパイとか煮たのをパンに入れるとか┅┅ウヒヒ
「ふぅ~沢山取れたわね、汗でびっしょりよ♪でも気持ち良いわ」
「仕事したって感じ♪早くお風呂しましょ♪良い時間よ?アハハ♪」
「風呂に入ってサッパリしたら昼めしだね、でも思ったより速く済んだ、これもエリザのお陰かな?ありがとうエリザ!」
«お役になれて嬉しいです♪何時でもお助けしますねぇ♪»
「エリザはお姉さんだね?アハハ!それに引き換えチャコはどうにかならないか?」
«ウフフ♪彼女は特別だから仕方ないでしょうねぇ♪»
「そうなのか?特別ねぇ?普通にブタなんだけど┉」
フェルとクロはどこかへ行ったのか見あたらない?
なんか皆自由だなぁ~まぁ魔物に負ける事は無いから心配はしてないけど┅┅良いのかこれで?
相変わらず扉に寝そべりパンパン叩いてるチャコ┅┅
何がそう気になるのか?不思議な奴だ
でもチャコの予感は的中したんだ
その扉の先に驚きの事実が隠されていたとは┅┅┅畏るべしチャコの能力!
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