やはり来ましたテンプレ事案!

朝です!今日からは和気あいあいとなるべく敬語禁止なのです!

久しぶりに3人で眠る夜はぐっすり眠れました!

昼間は暑い季節だけど夜は結構冷えるのは乾燥してるから?

それに草原地帯で風通し良いからか?

結界に守られ寝ずの番なんて要らないから安心して眠ります!

いやぁ光魔法はとても重宝で最強ですねぇ~


寝てる2人を置いて外へ出ると今日も鮮やかな青空が広がってる

アンとリンに食べ物を与え撫でると嬉しそうにしてる

良く休めたようだ、そして朝風呂の支度、水を入れ沸かす、魔法はとても便利!


ゆっくりと浸かり景色を眺める、そして彼女達が来て素晴らしい裸体を堪能する

3人で湯船に浸かりイチャイチャしてこの頃はしっかりキスもしてます!

ええ!ディープなキスも!です!

多分彼女達は俺自身を待ってるのでは?

だって仕切りにフニャフニャを握ってるんですから┅┅スンマセン


充分に熟れたカラダは求めてるのがハッキリと分かり申し訳無くて残念ですがこればっかりは┅

朝食を食べる頃には敬語が無くてもスムーズに話せる様になってました!

お風呂でのスキンシップが良かったようです!フッフフン♪


「ケンジ様┅┅そのぉ辺境伯領地では素材を処分するんでしょ?」

「ああ、かなり貯まってるからね、売れるだけ売ろう」

「肉も売るの?」

「いや!解体した肉は全部とっておくよ、それに解体してないブラックサーペントの肉は欲しいからね」

「まだ先が有るから肉は大事ね?」

「売ったら買い物もしないと♪」

「もう野菜が少ないし道具の材料も欲しいな」

「私達は服を買いたいわね」


「アハハ♪じゃあ町に着いたら俺は材料で2人は服とか買いに行けば良い、バッチリ隠蔽の術を掛けるから変身だよ?」

「へぇ~そんな魔法も有るのね?」

「うん!スキルの隠蔽に変装ってのが有るからそれを使うんだ、ちょっといいかな?ソフィアに掛けて見るね」

「是非とも!」


ソフィアの頭に手を乗せ魔力を流す┅┅┅少し光ると?


「わぁ!凄い!耳がヒトと同じ!尖ってない!それに顔も少し変わってるわ!」

「自分では分からないわよ、鏡は無いの?」

「おっと!これで見て!」

「これは手鏡ね?洒落た物を持ってるのね?ウフフ♪どれどれ┅┅┅凄い!これが私?」

「その術は術者が解かない限り解けないから安心だよ」

「じゃあフェリスも同じ様にヒト姿になるのね!2人で買い物が自由に出来るのは最高ね♪」

「やったぁ!ソフィアと一緒に買い物や食事出来るなんて!」

「どうする?フェリスも術を掛けとく?」

「お願い!」「了解?」


フェリスも隠蔽術でヒト姿になり毛耳も尻尾も無い状態

これは一種の幻影術で実体は変わらないが思う姿になれる

直に尻尾を掴む事は出来るが服の中にしまえば分からない

ヒト姿で2人が御者して街道を進む、楽しく話してるのは耳触りがとても良い♪

2人の声も好きなんだよなぁ~


「ケンジ様!大変よ!」

「あれは盗賊に襲われてるんだわ!どうするの?」

「どれどれ?」


荷台の上に登り見ると馬車2台で1台は燃えてる┅そして護衛と盗賊が戦ってるねぇ?

あれは昨日のお貴族様の馬車ではないか?さて?どうしたものか?


「あれは昨日すれ違った貴族の馬車だよ、護衛と盗賊が戦ってる」

「助けは必要かしら?」

「う~ん1台は燃えてるし、護衛も殺られてるねぇ、騎士は全滅で冒険者だろうけど不味い状況かな」

「このまま知らん振りして行くの?」

「騎士達は間に合わないけど冒険者はまだ大丈夫だね、助けるとしますか?」

「ケンジ様ならそう言うと思った」

「私も!助けを必要としてるヒトを黙ってるケンジ様じゃあ無いもの!」

「そうかな?このまま何もしない方が面倒じゃ無いけどね」

「そこは上手くやってよ♪」

「フフン♪大丈夫!だってケンジ様だもの♪」


まぁなんて誤解を!俺はそんな聖人君子じゃあありません!

でもここは助けないと後味悪く目覚めも悪いからな

馬車を降りてリンを外し飛び乗って駆けて行く!


「2人はゆっくり来てケガしたヒトを助けて!俺は盗賊を始末するから!」

「「ハイ!」」


リンの足なら直ぐだ!そう思ってると着いてしまった!

冒険者の姉さんが3人の盗賊に押し倒され裸にされてる!

それを蹴り飛ばし剣を抜く!


「なんだおめぇは?助っ人って訳か?辞めときな!早死にしたく無ければな!ガッハハ!」

「殺れ殺れ!どうせ殺すんだろ?」

「助けて!お願い!」

「うるさい!黙ってろ!このアマァ!」 ドカッ! ウグッ


「やめろ!おまえ達はクズだ!ヒトの顔した魔物だ!さしあたりお前はオークでそこのはゴブリンだな!」

「このやろう!許さん!俺をオークだと!なら死んで詫びれ!この!」


斬り込んで来たのをヒラリと交わしてザシュ!と斬り捨てる!

そして次はゴブリン2体!スパーン!スパーン!と斬り蹴られて倒れてるお姉さんに回復!ヒール!

キズが無くなり安心したのか眠ってしまった┅┅

うん!良いおっぱいですなぁ┅┅

そして馬車へと行くと冒険者が5人で必死に馬車を守ってる

盗賊はざっと30人で囲んでる

周りにも弓を構えたのが多く居るようだ


「助けは!」

「助かる!ケガしたのが多くて┅┅」


そう言った冒険者も片足がなかった┅これは無理だな


「おい!冒険者は全員馬車に集まれ!1つに固まってろ!後は俺が始末する!何も言わず大人しくしてろよ!分かったか!」

「ああ┅┅頼んだ┅」


そう言うとバタンと倒れた、彼は助からないだろうな┅

集まった5人に向けて回復魔法を放つ! エリアヒール!

これで少しは助かるだろう

では退治しますかな?フフン!


「おいおい!困るなぁ!俺達は楽しんでんだ!それを邪魔されたらお前さんも始末しなきゃならん!良いのか?」

「フン!その口振りは何か裏があるのか?」

「ほう?顔も女みてぇな顔して売れば高そうだな?それに頭も良さそうだ、貴族のババアが欲しがる奴だな!」

「馬鹿じゃねえか?この数に1人とケガした冒険者だけだぞ?勝ち目はねぇ!」

「それに俺達は冒険者崩れだしな!元A級冒険者を相手に残念だったな?ヒヒヒ」


「ふぅ~ん?お決まりのセリフだな?それに元冒険者って関係無いだろ?辞めたならその元冒険者ってのは恥ずかしいんじゃないか?冒険者が務まらなかったから落ちぶれたんだろ?駄目な奴ですよぉ~と言ってる様なもんだ!あ~イヤダイヤダ!落ちぶれた奴は惨めだね~」


「言わせておけばふざけた事を!おめえ等!コイツはギタギタに切り刻んで殺りな!」

「言われなくても殺りまさぁ!覚悟しろ!」


一斉に向かって来る盗賊達を難なく斬り捨てるケンジ!

もうプッツンしてるのはケンジの方で怒り心頭で手がつけられない

次々に盗賊達を斬って行くと合間に魔法も放つ!

遠くに弓を構えてる盗賊にウィンドカッターが襲う!

馬車を飛び越えピョンピョンと跳ね盗賊達を血祭りにするケンジ!

これはアドレナリン爆発でハイ状態┅┅┅人間辞めてますなぁ~


「ヒィー!化け物だぁ!逃げろ!」

「こんなの適わねぇ!にげ┅」


逃がさない!1人残らず殺ってやる!このクズ共!


「へっ!ちったぁ出来る奴だったか!だが俺はそう簡単にはいかねぇぜ?フフ!かかってこいよ!」

「元A級ってのがどれ程か?見てみようか?」


ボスなのかその男は大剣を構えジッと見てる

確かに隙が無い構えだがそれはそれ、シュ!と打ち込む!

遅れてかわす男、汗が流れてる


「おめぇ┅┅まさかS級なのか!その剣捌きに身のこなし!クソッ!辺境伯めぇ!こんなのを差し向かわせたのか┅」

「何を勘違いしてんだか、そんな

のは良いから決着をつけるぞ!」


そう言い終わる前に男が大剣を振って来た!これは縮地法だな?

一瞬で近くに現れた

その剣を跳ね退け体制を直しこちらも縮地で近くへと行く!

ズバッ! 腹に剣が埋まり胴体が二つに別れる


残った奴等が逃げる体制だがソイツ等も次々に斬って捨てる!

そして1人が馬に乗って逃げて行った


「終わったかな┅┅酷い有り様だ」

「ケンジ様!ケガ人は全員介抱したわよ!」

「燃えてる馬車からもケガ人を介抱したから!」

「ウッウウ┅」

「おっ!まだ死んで無いな、他にはいないのか?」

「騎士の中に死んでないヒトが居たわよ!」

「おい!そこの冒険者!直ぐに助けを呼びにいってくれ」

「ハイ!」


慌てて馬に飛び乗り駆けていく冒険者さん


「ありがとう┅助かった」

「その片足が無いのがリーダーなのか?」

「ああ、俺達は2つのパーティーで護衛してたんだ、しかし殆んど殺られた┅」

「向こうで襲われてた姉さんは大丈夫だぞ、このリーダーも命は助かるだろうが足は┅」

「アハハ┅命が有るなら儲けもんだ、足は仕方ないよ」

「この馬車には誰か乗ってるのか?」

「ああ┅辺境伯様のお嬢様だ┅向こうの馬車には┅┅」


すると馬車の中から2人の女性が出て来た?


「私はエリス・メルバ・フレンガルです!」

「私はリリアナ・フォン・ガンブルです、この度は助けてくれてありがとう!」


ん?ガンブル?この帝国はガンブルだよな?それって?

それにフレンガルってのは辺境伯の┅┅ヤベェ!ここは逃げるか?


「辺境伯令嬢と王女様でしたか┅ではサヨウナラ!」

「あっ!待って下さい!どうかお名前だけでも!」

「待ってぇ!」


ピュー!と走りフェリスとソフィアを抱え逃げる!待ってたまるか!


「どうしたの?」

「ヤバイって!アイツ等辺境伯令嬢と王女だぞ!面倒くさいに決まってる!ここは逃げるしアジトに行くよ!」

「アハハ!そりゃ面倒でしょうね?アハハ!でもまた王女とは愉快ね♪」

「王女に令嬢だと何をされるか分からないわよ♪ウフフ♪それで焦ってたのね?カワイイ♪」

「そう言うなよ、絶対面倒だからな!取り敢えずアジトをぶっ壊して先へ進もう!」

「アジトは分かるの?」

「さっき馬で逃げた奴の後に血が残ってる筈だ、それを辿れば行ける」

「良くそんな余裕があったわね?流石ねぇ♪」

「アジトには捕まったヒトが要るかな?」

「まぁ行けば分かるさ」


点々と血が落ちてる後を進むと洞窟が見えた、それに向かって血が落ちてる


「あの洞窟だね」

「ウフフ♪洞窟ってゴブリンじゃ有るまいにねぇ?」

「そうね!そのくらいの知能かもねぇ?ウフフ♪」

「俺に隠匿スキルが有るから身を隠して入ってみるよ」

「隠匿も有るの?じゃあ隠密は?」

「隠密はまだ無いけどあれに入れば付くかもだね」

「そんなに簡単には行かないわよ」

「それが強く思うとスキルが獲得できるんだ、2人も何か欲しいスキルが有るならそれを思って動くと獲得出来るから、これ本当の話しだよ」

「そうなの?じゃあそうする」

「私もやってみるわ」


「俺が呼ぶまでここで待機だよ?絶対に入ったら駄目!それに後ろを警戒してて」

「分かったわ」

「周りを警戒して気配察知のスキルを願うからね♪」


そして身を隠して中へ入る┅┅


「姉さん!逃げやしょう!ボスは無理だ!あれは化け物ですぜ!」

「お黙り!ノコノコと逃げて来て!もう少しすると援軍が来るのさ!そうしたら一気に始末するからね!」

「ボスも焼きが回ったな?なんで自ら行くかねぇ~援軍が来てから出れば良かったのに」

「ビリー!あんたは働きもせずに何を言ってんだい!捕らえた女達はどうしてんのさ!」

「ククク┅そりゃハダカに剥いて動けなくしてるんで逃げやしねぇ、それに楽しむのは駄目なんて言われてるからコイツがはち切れそうだ」

「おや?随分と元気良いようね?私の相手をしなさい!こう疼いて堪らないのよぉ~援軍が来るまでにこの火照りを沈めておくれ~」

「ヘイヘイ!何時もの奴ですねぇ~しっかり逝かせてあげますぜ」

「お前はしっかり女達を見張るんだよ!」

「へぇい┅┅」


奥の部屋に行ったか?

援軍とか来る前に始末しないとな、それと捕らえられてるならどうにかしないとな┅


姿は見えないからと中へ進むと檻の中に女性達がハダカで入れられてる

ざっと20人┅┅壮観だな

そして鎖で繋がれた女性もハダカで吊るされてる

大の字に繋がれそのハダカは見事だ!顔もキズだらけだが綺麗な顔立ちをしてる

なんで別なんだ?それにしてもナイスバディだな┉

年は若そうでおっぱいがプルンと綺麗な形をしてる、お尻もブリンブリンで┅┅┅


「へへ!アグレス!騎士様のハダカは良いねぇ!おいらじゃあそのおっぱいは自由にできねぇ┅だが今は俺様のもんだ!ほら!こうして揉めば感じるだろ?ここも濡れてるぞ?フフ!お高く止まっていても所詮女だ!こうすれば同じなんだよ!ヘヘヘ!こうだ!」

「殺せ┅ウウッ!早く殺せ!こんな侮辱!許せるか!」

「喚くな!その口に俺のをぶちこんでやる!そうすれば大人しくなるだろ?ウヒヒ!ホレ!咥えろ!そうだ!もっと口を広げろ!こうだ!ざまぁねぇな!ヒヒヒ!良いぞ!逝きそうだ!」


ングング!クチャクチャ!


「プハァ┅うっ┅クソォ┅殺せぇ!」

「黙れ!」 ドスッ!

「ング!┅┅」

「へっ!気を失ったか、それにしても気持ち良かった┅良い女は何をしても良いもんだ!ヒヒヒ!」


スゥ~と近寄り首にナイフをブスッと刺す ドサッ

そして奥の部屋を蹴破る!ドガーン!


「なんだ!」

「侵入者かい!」

「お楽しみ中に悪いが死んで貰う」

「ふざけるな!この!」

「フッ!無様なモノをしまえ!目が腐る!汚物はこれで消えろ!」


ファィヤーボール! ドガン!


うわわっ!ヤバ!逃げろぉ!


狭い部屋に爆発したから返り火が迫る!

ヤバイ!火が!少しは考えたら良かった!でもあんなの見たら┅┅

ふぅ~さて?援軍はどれくらいかな?お姉さん達を解放しないと


先ずは鎖で繋がれた騎士のお姉さんを解放して檻のお姉さん達も解放っと┅┅服が?

部屋へ入ると倉庫かな?おっ!服が沢山?これは脱がせた奴だな?

それを全部抱え檻へ投げ入れる

倉庫には騎士さんの鎧とか一式あったのでそれも彼女の側に置いておく

倉庫には樽に入った塩、小麦粉の袋、油?金庫も有る┅┅貰っとくか?

金庫には白金貨や金貨がザクザクと有るのは溜め込んでた分だな

かなりの盗賊団だったのか┅┅

それを収納する

隣にも部屋?そこは武器庫と何やら有るが?


ほう?魔物?捕らえられたのか?

これはオオカミ?綺麗だな?

よしよし解放してやるぞ

他にも鳥?だな┉尾っぽが長いね?

こっちはブタ?子ブタかミニ豚なのか?ハイハイ解放するからブヒブヒ言わない!

なんだよ?動物だらけだな?全部解放!イッケェ!


武器も全部収納!後で整理しよ!

これは?お宝♪宝石と鉱物だね!これも全部頂き!

アハッ!空っぽだよ~ざまぁだ!


外に出て2人に援軍とやらが来るからと説明、中に女性ばかり捕らえられてるのも話して馬車を隠す

そして洞窟の影に隠れて援軍とやらを待つ

その間に動物達はジャンジャン逃げて行く┅┅┅┅まぁ良いか


来た!ほぅほぅ?あれが援軍?軍隊だな?盗賊の援軍って┅


「あれは帝国の軍よ?どうして盗賊の援軍なの?」

「それは分からない、でもアイツ等を見てれば分かると思うよ」

「そうね┅┅確か王女を襲ったのよね?何か有るわね」

「ああ、ボスもそんな事を匂わせてた、これは陰謀だね」

「陰謀┅なんかワクワクするぅ~」



「おい!この洞窟で間違いないか!」

「ハイ!ここで合っております!」

「では誰か?そうだな┅分隊長!お前が行って王女を連れてこい」

「ハッ!直ちに!」



「やっぱり王女を誘拐して何か企んでた様だな」

「分隊長ってあれ全員軍人よね?」

「帝国軍の反乱かな?それとも王族の揉め事かな?」

「何はともあれあれが入って行ったら盗賊仲間として退治しても文句言われない」

「殺るの?」

「殺らないと中の女性達は皆殺しになる、ざっと30人だが軍隊だ簡単には行かないかもね」

「私とフェリスは援護射撃ね?」

「ああ、弓と魔法をガンガンぶっ放して欲しい、俺の事は考えなくて良いから魔法も打ち込んで」

「「了解!」」


サッと飛び出し剣を抜くと2人は直ぐに矢と魔法を放った!

油断してた軍隊の連中がバタバタと倒れて行く!


「なんだ!敵襲だと!図られたか!」

「敵襲!敵襲!応戦せよ!」

「閣下!中には王女はいません!それに盗賊達も誰もいません!」

「なんだと!クソッ!応戦しながら退却だ!図られた!」


「そうは行くか!馬鹿じゃねえか?盗賊の一味よぉ!」

「何を言う!我ら帝国軍だぞ!盗賊と一緒にするな!」

「馬鹿だな!盗賊のアジトに来たんだぞ!

そしてその分隊長さんは中へ入った、もう言い逃れは出来ないぞ!それに王女って言ってたな?王女は今頃助けが来てる頃だ、フッおまえ達の企みもこれ迄だ!」


「クソッ!ならばコイツを始末しろ!他の仲間もだ!」

「我ら軍の誇りにかけて賊を仕留めろ!」

「笑わせるな!賊はおまえ達だろうが!もう容赦しないぞ!覚悟しろ!ウィンドカッター!」


大きな風の刃が一団に飛んで行く!馬も兵も刃に斬られ飛び散る!

そして慌てる隊に駆けて行き剣を振る!

狭い道に隊列を組んでるから身動きできないのは愚か!

ケンジは考え軍の兵には身動き出来ない攻撃しかしないで親玉を仕留める事にした

そう閣下と言われた人物、閣下だと将軍だろうか?

王女を誘拐して何かやるんだ、クーデターかも知れない


「こしゃくな!この私を伐つと言うのか!小僧!名を名のれ!」

「ヘン!てめえから言うのが筋ってもんだ!礼儀も知らねぇのか!」

「フン!では名乗ろう!私は┅」

「哀れな名前なんか知らねぇよ!くたばりな!老害さん!」


ドサッと首が落ちる、それを見た兵隊が一斉に逃げ出す

これで済んだか?ん?分隊長さん?まだ殺るの?


「この首は証拠として預かる!反乱軍大将の首として届けるが良いか?」

「あんたは反乱軍では無いのか?」

「私は軍人では無い、間諜だと言えば分かるか?」

「フン!暗部のモノか?」

「ほぅ!良く分かるな?只者では無いと思ったが┅では良いのだな?」

「好きにするんだな、俺には関係無い、盗賊を始末しただけだ」

「フフ、面白いお方だ、いずれ又会うやも知れない、その時は話をして貰えると有り難いが!では!サラバ!」


シュッと消えた?影移動だろう

帝国も危ういねぇ?

さてと?お姉さん達は勝手に戻るだろう、騎士のお姉さんもいるし


「終わったよぉ!」

「アハハ!じゃあ行きましょう!」

「なんか変な幕切れね?いったいどうなってるの?」

「後で話すよ、今はなるべくここから離れよう!面倒は御免だ」

「そうね!早く行きましょう!」


逃げる様に走る!街道が使えないから山道を通ってとにかく進み街道へと向かう

襲われた馬車の煙りが遠くに見えるくらい来たがまだ進む!

そして煙りが見えなくなってやっと街道へと出た

もうスッカリ薄暗くなって来てる時刻、野営地を探し街道の外れに馬車を停めた


用心してグルリと周りを土壁にして囲ってしまう

そして結界を施してキャンプの用意をした

疲れた~3人共グッタリと湯船に浸かり顔を見合せ笑った

その笑い声は高らかに夜空へと響いていた




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