夜の道をガオォオ!
伯爵領を迂回して進む事にした一行はなんと!伯爵領では魔物街道と呼ばれる滅多にヒトが通らない道を進む!
そして計画通りに夜の道も進むのだった┅┅┅┅怖い物知らず?
イエ!只のお馬鹿ですよぉ~♪
「ご主人様?こんな道も夜走るのですか?」
「これは無謀だと思いますが?」
「えっ?別に良いんじゃないかな?昼でも夜でも魔物が出るのは同じなら構わないんじゃ無い?」
「しかし┅┅夜は魔物達が活性化しますしなんと言っても暗くて視界が取れませんよ?」
「それは対策してるよん♪このライトを荷台の上に取り付ければ先も回りも見えるからねぇ♪
おおよそ先は500mは明るく見えるよ、回りも50m四方だね、いやぁウルフの魔石が多く手に入ったから助かったよぉ~」
「ライト?ですか┅┅」
「確かに!凄く明るいですね!先も見えます!そして魔物も見えます!」
「アハハ!それはそうだろうねぇ♪だって魔物街道らしいから!」
«リン、アン!このまま道に沿って走るんだ!手綱は無しだからな!»
««ハイ!任せて!»»
「2人は中で休んでると良い!魔物は俺が退治するから!」
「「ハイ!」」
御者台から飛び降りアンとリンの先を走る!
そして前方の魔物を斬って行く!
この時!その魔物が何なのかはケンジは知らずに斬って行く!
アハハ!オークの集団なんだが?それを簡単に切り捨てるのは魔剣だからでは無くてケンジの剣術レベルが既にMAXへと到達していたからだ
森を出てから全然ステータスを見ていないからどうなってるのか知らないのは残念な事で┉┉
ソロソロ全員のステータスを補正しないとヤバイんじゃ無かろうか?
3人で一番化け物なのはアナタ!ケンジさんなんですけどぉ!
こうして夜通しリンとアンとケンジで夜の道をガオォォオオ!と魔物を倒し進んで朝焼けが広がる頃は全身返り血まみれのケンジさん!
倒したのはオークとゴブリンが多く、ディアウルフにハングウルフとかも多数!しかし全て放って置いたから今頃は多くの魔物が貪り食ってるかと┉┉
まぁまぁ!ゾンビにならないならそれでヨシ!
今は朝の休憩地を探して進むのでした┉┉
「ウァ~┉┉良く寝ました┉この荷台だと眠れますぅ┉」
「とても静かで┉寝心地最高ですねぇ┅ファ~」
「もうすぐ休憩地に着くからそこで朝風呂にしよう、俺も汚れてるから早く風呂でサッパリしたいんだ」
「「ハ~イ♪」」
やっと広い場所に着いて停めると朝日が上がってた
とにかく浴びた汚れを落としたくて直ぐに風呂を作りお湯を入れる
彼女達にアンとリンを任せて服を脱いでドブ~ン!最高!
「なんだかリンとアンが酷く疲れてましたよ?」
「無理をしてなきゃ良いんですけど┅」
「アハハ!いやぁ魔物が次から次に来るからあの子達も交わすのに大変みたいだったよ、でも夜も問題無く走れるから進むのが速いよ」
「そうですか?夜はいつもケンジ様が対応為さるから心配です」
「次は私が夜番します!」
「否!夜は俺に任せて、その代わり昼はお願い、もう少し行けば辺境伯領に入るから、そしたら普通に行けるからね」
「もう!ご主人様は言い出したら聞かないんだから!でも昼間一緒に眠れるのは良いですねぇ♪ウフフ♪」
「そうそう!交代で添い寝できるのは良いですぅ♪」
「なんだよ?そんな事してたの?それは残念だな?2人とイチャイチャ出来ないじゃないか」
「それはお風呂でねぇ?ウフフ♪」
「そうですぅ♪お風呂でイチャイチャしましょ♪」
毎朝のイチャイチャタイム!
俺のナニはフニャフニャだから思う存分イチャイチャできるのは助かる!
こんな時にムクムクしたらイチャイチャじゃなくてズッコンバッコンになるから┅┅┅早くしたい!
もう完全に2人を娶る事にしてるのはいけない事でしょうか?
この世界は一夫多妻ですからね!彼女達を娶るのは問題無い筈!
2人もその気ですから!
この2人ならずっと愛せる自信が有るんだよ!
とても良い子達なんだから┉
とても真っ直ぐ俺を好きだと思ってくれてる
でもこのまま不能だったら┅┅
その時はスッパリと諦めよう!
2人には幸せになって欲しいから┅┅┅┅幸せに┅
「ケンジ様?昼間の魔物素材はバッグに入れてますが夜のは無いのですよね?」
「夜は集めるのは辞めてるよ、大体相手が分からないんだ、休む間も無く次々に来るからね、昼間の分で良いんじゃ無いかな?」
「ご主人様は魔物素材より肉がご所望ですものねぇ♪美味しい肉が出ると良いですけど♪」
「オークは出て来てるのかな?」
「オークは毎日倒してますよ、お陰でオーク肉はかなり有ります、昨日はジェネラルが来ました、あれは別にしてます、それと珍しいのでブラックサーペントが出ました、この道は魔物が豊富で肉には困りません!」
「アハハ┅┅やっぱ2人は凄いねぇ┅そんな魔物を仕留めるんだから┅俺も頑張ろうっと」
「まぁまぁ!ケンジ様ったらぁ~冗談は良いのですよぉ♪」
「そうですよぉ♪私達よりご主人様が凄いのは知ってますからねぇ♪フッフフン♪ほらおっぱいですよぉ♪」
「うん♪益々張りが出て形も良くなってるねぇ♪」
「あのブラジャーのお陰ですよぉ♪激しい動きでも邪魔になりませんしぃ肩もこりません!凄いですよぉ♪」
「暇な時にスポーツブラも作るよ、それだともっと楽に動けるからね」
「「お願いしま~す!」」
2人のおっぱいはブラジャーでは激しい運動は不味いのは分かる
豊かな胸が激しく揺すぶられると乳筋が切れて次第に垂れてしまう
細い乳筋は切れたら増えも治りもしないから垂れる一方だ
早くスポーツブラでカバーしてやらないと┅┅垂れた乳は嫌だぁ!
俺の為に作ると決めてる!フン!
昼間は彼女達が夜は俺が御者して進む事ができるのはリンとアンのお陰で成し得る事が可能、この2頭は特別だと分かる
時々回付魔法を掛けるがスタミナ切れなど起こさない
実にタフで疲れ知らずなんだ、休憩も取るがそれは昼間だけ、まぁ魔物素材を集めたり解体の時は休んでるからだけど
それと食べる草に薬草も混ぜてる、魔力草とヒール草を混ぜ味消しにハーブも混ぜてる
飼い葉を買っては来たが直ぐに無くなりもっぱら草原から調達してる
それと果物や野菜もおやつとして与えてる
特にプルプラートが好きみたいで美味しそうに食べてる
この2頭も家族同然の扱いだしそう思ってる
ステータスが面白い事にアン・ホンダとリン・ホンダとなってるのは笑ったけど実質家族なんだと実感した
そしてリンが普通の馬で無くてスレイプニールだと知った時はビックリした┅┅
【スレイプニール】軍馬 最強種
疲れを知らず長命種 伝説の馬と言われる希少種
ヘンリー侯爵領を出て1月で伯爵領を抜け辺境伯領の近くまで来た
恐るべき速さだが無茶な旅をしてる感じでは無い
それは速く帝国から出たい一心で進んでるからだ
彼女達は亜人種だからこんな国ではゆっくり出来ない
王国に入れば普通にゆっくりとした旅にするから今は辛抱だね
「ふぅ~ケンジ様はまだ寝てるのかしら?」
「ええ、あの分かれ道が辺境伯領への街道になりますね」
「ねぇ?フェリスったら良い加減その敬語は辞めてよ、お互い家族でしょ?」
「ええ┅┅でもソフィア様は皇女様で歳も上ですから┅」
「それは言いっこ無しと何度も言ったでしょ?アナタも族長の娘、お姫様なのよ?それより貴女と私はケンジ様に仕える身よ?今はケンジ様の体があんなだけどいずれ2人は嫁となる身、お互いが気の合う仲が良いの!だから敬語は辞めて」
「そうですね┅┅ハイ!努力します、直ぐには難しいですけどなるべく努めますから」
「そうよ?私はもう貴女の事を妹みたいに思ってるから」
「ソフィア様┅┅ハイ!」
なんだか良い雰囲気ですねぇ~
こんな時に起きるのはヤボでしょう、ここはタヌキ寝入りでタイミングを見ましょう~♪
「出て来たわよ!あれはオーガね!不味いわ!数が多い!」
「ええ!軽く10体ですね!馬車は停めて応戦しましょう!」
近くにオーガが迫る!数は12体
その中にジェネラルが2体もいる
さて?どうするケンジ!
出て行って3人で退治するか!
でも怖い┅┅┅オーガなんて┅┅
ソフィアの弓が次々に放たれる!
フェリスは火魔法を放つ!
2人の連携は見事で次々に倒れるオーガ達!しかし!
ジェネラルでもコイツらはレア種だった!
オーガジェネラルゼア?
なんだそれは?
鑑定! オーガ種の進化途中種
オーガキングのなり損ない
しかし魔法を使い肌は硬い
Aクラス 皮膚は防具になる
牙は武器になる
これは不味い!化け物だぁ!
でも助けなきゃ┅┅俺が?出来るのか?こんな弱い俺が?でも┅┅
ええい!守るんだろ!この意気地無し!嫁とする2人を守らないで男と言えるかぁ!だあぁぁあ!
剣を持って飛び出した!
目の前にオーガ2体?デカイ!
5mはある図体が迫る!彼女達は他のオーガと交戦中!
このレア2体は俺が仕留めるんだからな!
振り下ろされる混棒が音を立て迫る!
それを交わして懐に入り斬る!
【斬殺剣】! ズバァーン!
見事に腹を真っ二つ!
それを見たもう1体がすかさず魔法を放つ!火玉!
ファイヤーボールが来るがそれを剣で払い斬ると走って側へ行く!
ソイツは大剣を振り回し近付けない様に逆らうが走りながら
スマッシュ!スマッシュ!スマッシュ!
斬撃が飛んでデカイ図体にキズを付けて行く
たまらず大剣を投げて来るがそれを払い首を落とす!スパーン!
既に達人の粋に達した剣術はオーガでは敵にもならない
見ると残り2体が逃げて行くのが見える┅┅フッ!
ウィンドカッター!鋭い風の刃が逃げる2体を襲い斬ってしまう
そしてその刃はそのまま木立の木々を何本も倒して消える┅
「ケンジさま~!助けてくれてありがとうございま~す!」
「オーガの群れは疲れます~」
「こんなデカイんだね?でも俺の知ってるオーガと違うけどなぁ?肌が紫色じゃないんだね?」
「紫色の肌?それはブラッディオーガですよ?こんな所にはいません、そんなモンスターが出たら適いませんよ」
「へえ?俺はその紫色しか相手した事が無くてこの赤い肌は怖かったよ」
「「┅┅┅┅┅┅┅はぁ?」」
このレアオーガはそのまんま収納して他は全部燃やした!勿論!
穴にまとめてだよ?
「ソフィアの矢はまだ残ってる?」
「もう10本しかありません」
「じゃあ作っておくよ、フェリスの剣は手入れしとくから」
「「ありがとうございます!」」
「武器の事は俺が担当だからありがとうは必要無いよ、でも嬉しいよ♪片付いたし腹も減ったね?」
「ええ!お昼にしましょう♪」
このオーガ襲撃が最後かも知れないなぁ、もうすぐ街道へ出る
次はいよいよ盗賊との戦いになるだろうなぁ┅┅人殺しかぁ┅
少し行った所に広い空き地みたいな場所に馬車が2台停まってる?
豪華な馬車は直ぐに貴族専用だとわかった、護衛の騎士や冒険者が多い┅┅
目配せしてそのまま通り過ぎて先を進む、街道だから速いよ♪
そして30分は進むと川が見えたので道を逸れて河原へ向かった
街道からは少し遠いが落ち着いて休憩出来るのは良い!
遅くなった昼飯を作って食べるとゆっくりと休んだ
もうこのまま野営してしまうか?と思ったが2人がこの場所は虫が多いと嫌がったから先を進む事にした
領地の境など分かる筈も無くて恐らく辺境伯領地には入ってるだろうくらいの認識
この街道をずっと進めば町にぶつかる、その距離は全然分からないけどなぁ┅┅気ままな旅だから
夕暮れが迫って来たから野営地を探す、これ迄小さな村とか全然無くてずっと道だけとは┅┅
暗くなる前にと思ったが適当な場所が見つからないから草原へ入り場所を作る!
草をウィンドカッターで切り払い空き地を作って場所とした
「しかしな~んも無いんだな?」
「ウフフ♪こんな物ですよ、辺境地ですから町が点在するくらいです、村は町の近くしかありません」
「田舎はみんな同じです」
「ねぇ?もうその敬語は辞めない?なんか他人行儀で居心地が良くないよ」
「しかし┅良いのですか?」
「タメ口は恩有るお方に失礼ですから┅」
「だから!恩とか無し!俺は2人を嫁にと思ってるんだ、だからもっと知りたいし仲良くなりたい!その為にも敬語は嫌なんだよ」
「「嫁!」」
「それは本当ですか?嫁にしたいと?」
「こんな私がご主人様の嫁に┅」
「2人が嫌なら仕方ないけど俺は嫁にしたいと決めてる、今はそのぉなんだ┅不能で相手出来ない体だけどきっと治るから!だから嫁になって下さい!」
「「┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅ハイ!」」
「私は幸せ者です┅ケンジ様の嫁になれるなんて┅」
「私も幸せです!ご主人様の嫁!ずっと思ってました!お嫁さんになれたらと┅┅ウッウウ┅」
「まだ何も無いから結婚とかは王国のどこか落ち着ける町になると思うんだ、だから婚約になるのかな?」
「ええ、そうですね、婚約です!」
「3人は婚約者同士と言う事ですね♪ウフフ♪」
「だから敬語は禁止!良いね?」
「禁止ですか?難しいですねぇ┅」
「そうですよぉ~急にタメ口なんてぇ┅┅」
「これは決定事項!敬語で話したらペナルティだからね!」
「「ペナルティ?」」
「うんと?罰だよ!罰を与えま~す!良いね?」
「罰は嫌ですねぇ~」
「私も嫌ですぅ~」
「スタートは明日の朝からだよ?それまでに少しは慣れると良い」
「そうですね┅では明日から!」
「ハイ!明日からです!」
いやぁ可愛いねぇ♪もうたまりましぇん!
不満の時にプクッと膨らますホッペ!
考え込むしかめっ面なんて凄くカワイイ!
2人に出逢えて本当に良かった!
俺は幸せ者だぁ!
早く治れよジュニア!
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