旅は道連れ世は情け~♪

ガラガラと馬車の旅、異世界の景色を見ながら何となく日本の田舎を思い出してる

草原が広がり林が時々有って木立が並ぶ森も何度か抜けた

出て来た魔物は幸い弱いのばかりでホーンラビットやスライム

2度程ディアウルフの群れに襲われたがソフィアが瞬殺!┅┅


コボルトが群れで来たのは俺が相手したけど怖かった┉┉

5匹が次々に襲って来て素早かった?のは一瞬で┅良くみたらなんて事は無い相手だった


「コボルトもゴブリンやオークと同じで雑魚ですからね♪ディアウルフは毛皮しか素材になりませんがコボルトは毛皮と革が素材になります、大した金額にはなりませんけど♪」

「コボルトだけどなんか犬とか他のも混じってるんだね?」

「ええ、コボルトは犬、猫が多いです、でも魔石を持った時点で魔物としてコボルト種に変化するんです」

「なんか可哀想だな、犬や猫だったら他の生き方があるのにヒトに飼われたり」

「ウフフ♪ケンジ様は優しいからそう思われるんですね?普通は食用としか見ませんけど♪」

「えっ!食べるの?犬や猫を!」

「町では食べませんけど田舎は貴重な肉ですよぉ♪ネズミは冒険者達が重宝する乾燥肉となりますし、コボルトの肉も冒険者は食べるみたいです」

「はぁ~知らない事が多いなぁ」


「お役になれて嬉しいですよぉ♪私達の知ってる事は教えますからねぇ♪フフフ」

「頼もしいねぇ、とにかく常識を知らないと不味いのは実感してる、2人には感謝だよ」


この旅では基本野営する事にしてる、夜も進む事にしたからだ

街道は夜道だと他に通る馬車やヒトはいなくて速く進める

魔物は大抵ウルフばかりでオークとかはまず出ない

寝心地は悪いが交代で御者して王国へと急いだ

そしてヘンリー侯爵領を抜け次のペールグ伯爵領地へと入ったのは出発して1月半してからだった

普通なら3ヶ月掛かる道のりを半分で来た事になる

流石に馬車はボロボロで修理しないと駄目な具合だ

領都まではかなりある距離、これはどこかで修理する必要がある


「ソフィア?フェリス?馬車の荷台を修理するからどこか良い場所を探そう、それに今日の移動は無理かな」

「そうですね、車輪が持ちそうも有りませんね?」

「ご主人様が修理するんですか?」

「まぁ応急だけど手持ちの材料でなんとかなるだろう」

「あっ!あそこに河原が!」

「良いですね!街道から少し離れますが川も緩やかな流れですよぉ♪水浴びとか良いかも♪」

「そうだね!暑い時季になって来たようだ、サマーキャンプとか良いねぇ~♪」


「「サマーキャンプ?」」


「アハハ┅まぁ暑い頃の野営だよ┅┅アハハ┅」

「時々ご主人様は変な事を口にしますね?」

「そうよ?それは田舎の言葉?」

「そんな所だよ、あそこならリンとアンも自由に出来るんじゃないかな?」

「ええ、これまで頑張って貰いましたからね、ゆっくり休憩して欲しいです」


草原の中を進み河原へと出るとそこはとても良い感じでキャンプに向いてる場所だった

少し下がっていて街道からは見えない、河原も丁度テントを張る場所と広い場所とが確保できて流れも緩やかな場所だ


アンとリンを放して荷台を修理する場所へと移動

ソフィアは薪拾いでフェリスはキャンプの支度とテキパキと仕事する

マジックバッグ特大は3人共用として登録してるから2人は何も言わなくても仕事する事が出来る

慣れて来て倒した魔物を選んで収納するのもお手のモノだ


俺は土魔法で壁を建て見えない様にしてから風呂を作る

朝食の用意に昨夜の残り物シチューを出して温め途中で仕留めたロック鳥の肉を焼く

このロック鳥はなにを思ったのか急に襲って来た

多分フェリスを狙っての事だと思われる


フェリスの髪が陽に照されキラキラと光ってたからだ

光り物に惹かれるのは仕方ないのかな?

それをソフィアが有無を言わさず首から切り飛ばしたのはビックリした┅┅┅やっぱ怖い!

あの華奢な体と細い腕でどうして切れるのか?

化け物の力とはそんなものなのか?俺ももう少しは強くならないと駄目かな?


フェリスはフェリスでロック鳥だ!と喜び血抜きの為に荷台の後ろに逆さに括り付けてる┉┉

逞しい事で┅┅美味しいのかな?


フェリスは解体してる時にこのロック鳥の肉は最高級肉だと力説!

癖が無く柔らかな肉で何にでもなると言う、確かに記憶でも唐揚げがベスト!みたいな感じだった


その肉を小さく切ってソテーしてる、シチューとパンにソテーしたロック鳥肉とサラダが昼食メニューだ


食後は荷台の修理に専念

で?2人は水浴びする!とハダカで川に飛び込んでる┅┅

はぁ~最高の眺めだぁ!

絶世の美女2人のハダカ姿が川で踊ってる♪

真っ白なタプンタプン♪と揺れるおっぱいにプリンプリンの桃尻が!たまりましぇん!

ずっと見ていたいんですけど!


でも修理しないと┅┅残念!


この世界の馬車はとても簡素で車軸なんて無いしサスペンションの概念も無い

だから収納してた多くの剣を錬金術で板に変えバネ代わりにする

車軸は四輪駆動にするから多めに鉄を錬成する


問題は車輪なんだが?木だけってのが駄目でやはりゴムの代わりを考えないと┉┉

ダンジョンで獲得したプラックスパイダーの糸を車輪に巻くのはどうか?溝を作りそこに分厚く糸を巻くとクッションにならないか?


バネ板は8枚バネとして付け車輪もゴム代わり糸でどうにかできた

そして荷台その物がみすぼらしかったのでこれも付け替える

貴族用とは違い豪華では無いが木目が綺麗な荷台にした

内装も少し変えて広い居住空間とした

前よりふた回りも大きくなったが足回りは完璧だと思える!


ざっと5時間掛けて完成!


2人は水浴びして風呂に入って寝てる?昼寝かな?


まだ夕食には時間があるから釣りでもしますかね?

前と同じで石を捲り虫を集めて釣りをする

やはり不思議な魚しか釣れない┉


サバみたいなサバリ┅アジみたいなアアジイ┅大きなのがブリでブリリン┅┅もぅ勘弁して下さい!

はぁはぁ┅足元に見えるのは?

エビだね┅┅

釣りを辞めてエビ取りに掛かる!

ホッホッ!これは良い!

なんと車エビじゃないか!それも沢山いるぞ!


手掴みで次から次に捕まえる!

ざっと50匹!これは良い食材ゲット!夕食は魚三昧!

えっ?車エビの名前?┅┅┅


旦那ぁ~決まってますやろ?勿論車エビリンですがな♪って!何でやねん!


この魚の名前にはムカつくがまぁ手軽に海の魚をゲットできるのはファンタジーだね┅┅はぁ~


「魚ですか?私も釣りたかったなぁ┅」

「まぁ明日フェリスと釣ったら良いよ、それとこのエビリンは今夜のメインだからね♪」

「まぁ!エビリンですか!大好物です!もう何十年も食べてませんから嬉しいですよぉ♪」

「何十年もって┅多分フェリスもそんなに食べた事が無いだろうからね?魚三昧の夕食だよ」

「楽しみですぅ♪」


エビリンはフライと天ぷら、そして塩茹でも用意した、アジジイもフライにしてサバリは3枚おろしで塩サバリ、今日は食べない

ブリリンは照り焼きと煮付け

全部食べるには多いから余りは収納してご飯を炊く


米は順調に増やしてるから先ず無くならない

2人は初めての米色だが?食べてくれるかな?


スープは味噌汁が良いが味噌が無い、アフロディアにはそこまでの知識がなかった┅┅┅

まぁ醤油を入れておいてくれたのは有り難いけどね♪


もうスッカリ暗くなって腹の虫も鳴いてる

蛍に似た光虫が飛んで幻想的な景色が広がるのも旅の醍醐味

でもこの光虫は毒持ちの魔物虫で刺されると麻痺してしまう

火に弱いからすぐに死ぬけどね


「うわぁ!初めての料理ばかりですね!それにパンじゃなくて米?これはラシスですか?」

「ラシス?」

「ええそうね、これはラシスだわ、飼料だと思うけど?」

「えっと?そのラシスってのはこれと同じなの?飼料って食べないのか?」

「ウフフ♪ラシスを食べるなんて初めてですよぉ♪」

「ええ!絶対に食べませんよ?ラシスはエサですから!」

「そうなんだ、でも俺の田舎ではこの米が主食でパンはそんなに食べないんだ、まぁ食べれば納得すると思うよ」

「「食べれば┅」」


「熱い内に食べよう!いただきま~す!」

「┅┅┅いただきま~す」

「???いただきま~す?」

「ハム┅┅ウ~ン!美味しい!何ですかこれは!この照り焼と一緒に食べるととても美味しいですぅ♪」

「ハムハム┅┅素材と一緒ですと味が引き立ちます!でも米自体が甘く口当たりも柔らかくて美味しいです!」

「エヘヘ♪米は腹持ちが良くて栄養もパンよりあるからね、麦はパンと麺だけど米は色んな料理に出来るんだよ」

「ん?麺とは?」

「えっ?パスタだよ、それにピザとか」

「それはなんでしょうか?」

「それも初めて聞きますねぇ?」

「ねぇ?小麦は?」

「小麦は少ないですね、それに粉はとても高くて一般的ではありません、貴族がパンを焼く程度です」

「はぁ~凄く遅れてるんだなぁ┅まぁ良いや、旅の間に俺の知ってる料理を食べてみて、そして王国で探してみよう、帝国の様子は知ったからもう良いや」

「それは楽しみです!ケンジ様の料理はどれも凄く美味しいですからぁ♪」

「うんうん!ご主人様はとても最高ですぅ♪好き!」


このフェリスのご主人様呼びはどうしても嫌だと聞いてくれずソフィアみたいにケンジ様とはならなかった

やはり獣人さんは義理固く恩を受けてるから忠誠心も凄い

それにフェリスは俺を大好きみたいでご主人様で無いなら旦那様と言うなんて┅┅┅まだ早いよ


だから仕方なくご主人様と┅でもこうなったら旦那様の方が良くないか?ご主人様だと下僕か奴隷とか思われないか?

それはボチボチと考えようとなってるんだ


『丁度良い時に来たようね?』

「アハハ!確かに、今日は魚三昧だぞ、シルフィはエビリンが好きじゃないかな?」

『えっ!エビがあるの!好き!大好き♪ちょうだい!』

「じゃあエビリンフライとエビリン天ぷら、ご飯も食べな」

「誰に言ってるんですか?」

「ああ、シルフィだよ、今来たところなんだ、それで夕食を分けてあげてる」

「精霊様が来てるんですね?」

「ソフィアの精霊も一緒だよ」

『ケンジ様には感謝しかありません、シルフィ様も仲良くして頂きありがとうございます』

『そんなの良いわよ、それよりアンタも食べたら!ケンジの料理は最高なんだから!この私が美味しいって言うのよ!ビックリしなさい!』


なにをそうドヤ顔してる?

俺の料理だろうが!


「あっ?なんだか少し見えます!この大きな方がシルフィ様ですか?小さいのが私の┉┉」

「へえ~ソフィアも見える様になったんだ、これは解放したからかな?」

『フン!そうよ!大体ハイエルフは精霊や妖精と話せて見える種族なのよ!それを変なしきたりで見えなくして!馬っ鹿じゃないの!そんなに力を欲しがるかねぇ?まぁ昔ながらの事をしてたら今のエルフ国じゃ無かったのにね!』


「やっぱり┉┉欲の皮を掻いたのが仇となりましたか┅ケンジ様やシルフィ様の話を聞いてつくづく愚かだったと実感しました」

『ねぇ?世界樹は大丈夫なんでしょうね?』

「それは┅┅私は早くに国を追われて既に200年経ちました┅今のエルフ国は全然知らないのです」

「┅┅┅ソフィアは普通にシルフィと話してるね?どうして?」

「ハッ!そうです!見えます!ハッキリと!それに声も!ああ!なんて素敵な事を!」

『フン!ケンジと一緒だし眷属となったからよ!元々の才能も加味して私と話せるの!ケンジに感謝しなさい!』


「やはりそうでしたか┅┅」

「良いなぁ┅私は全然見えないし聞こえないもん、でもキラキラは見える様になりましたよぉ♪」

『まぁ銀狼族には無理ね、獣人は精霊要素無しだもの、エルフ族とドアーフ族は元が精霊だからよ、それを!えっ!もうエビリンフライ無いの?』

「それで終わりだよ、明日もっと取るからな、今日はそれで我慢しな」

『ウグウグ┅良いわよ、それでね?次の伯爵領だけど┅モグモグ

きな臭いから行かない方が良いわよ、遠回りだけど避けたが良い!返って遅れるからね┅ングング』

「きな臭い?何が起こってるんだ?」

『後目争いよ、馬鹿息子2人が後継ぎを取り合ってそれに賛同する者達が争うって事になってるの!伯爵は帝都に行って留守だから好機として始めたの、馬鹿なんだから』

「それならシルフィの言う通りに避けて行こう、馬車も直したから問題無い」

『道は有るけど整備されて無いし魔物も多いわよ、でもアンタ達なら問題無いわね』

「ええ!魔物なら大丈夫です!」

「アハハ┅化け物2人だからねぇ?それと素材と肉の調達にもなるかな、辺境伯領で売れば良いからな」

『じゃあそうしなさい!私はその辺境伯領を先に見てくるから』

「助かるよ、早く王国へ入りたいからな」

『それとね?辺境伯領ではその銀狼族は被りして獣人だとバレない様にしなさいよ、辺境伯領はヒト族至上主義ばかりだから』

「クソッ!最後が最低の土地か!良いさ!バレたらその時だ、ちょっかいしたら容赦しない!フェリスに指1本触れさせないからな」

『そう言えば名前を聞いて無いわ、ハイエルフがソフィアね?銀狼ちゃんがフェリスかぁ、とにかく用心しなさい!この国は殆んどが亜人差別だからね』

「わかった、町とかは隠蔽で隠すよ、スキルも増えてるから」

『じゃあ行くね!ご馳走さま♪』

『私もシルフィ様のお供します』


行っちゃった┉┉そうだよここは帝国だ!2人は迫害対象者だからな、もっとしっかりしないと┉

俺に力が有ればこの国を正すんだがそれはチートな者に任せるしか無いわ┅┅┅チート能力かぁ┉


風呂には3人で入る事が日課となってしまった┅┅

美女2人に泡まみれになって洗われるが一向に目覚めないのだが?

フニャフニャを2人は持て遊び俺は4つのおっぱいを持て遊ぶ

それはそれで至極の極みなんだがなぁ┅

やっぱりこう!ムクムクとしたい!男だぞ!それもDT!

こんなたまらん肉体と美女が据え膳とは!トホホ┅┅オウ神様!


そんな願いは届かず寝床でもフニャフニャで2人に抱かれて寝るのでした┅┅


結界エリアの外には沢山の魔物死骸、こんなにウルフが来るなんてねぇ?

リンとアンも慣れたもので結界内で大人しく寝てた


「ウルフしか居ないの?」

「変ね?普通はゴブリンとかだけどねぇ?」

「えっ!そんなにゴブリンって多いの?」

「そりゃ普通はゴブリンとオークですかね?」

「このウルフ達はゴブリンをエサにしてるから居る筈だけど?」

「まぁ出ない方が良いからさ、朝風呂に入ってエビリン狩りをしよう!」

「そうですね!エビリンフライの為に!」

「私は天ぷらが好きですよぉ♪ウフフ♪」


風呂上がりの暖まったカラダでエビリンを捕まえる

3人だと取れるは取れる!既に2000は取れた、それと手長エビリンも出て来たからそれも沢山捕った!こりゃ当分エビリンには困らないね!


するとゴブリン達がやって来た!

えっ?あれがゴブリンなの?

まさか!あれはきっと子供ゴブリンだよね?


「もう!せっかく楽しくエビリン狩りをしてたのに!」

「フェリス!数が多いわよ!」

「フフン♪今日は俺がゴブリンの子供を相手するよ、2人は朝食の用意でもしていて」

「「(子供ゴブリン?)ハイ!」」

「ケンジ様ならあっと言う間でしょう!」

「ゴブリンは役に立たないですから川に流すと良いですよぉ♪」

「了解!焼く手間が省けるね!」


これが子供ゴブリンねぇ、だから数で来るのか、フフン!子供なら問題無い!経験値になって貰おう!エイ!


魔剣でスパスパ切って行くケンジ!

手応え無しで弱い相手だとこんなもんか?と驚く

ざっと30体を斬って捨て川に流れて行くゴブリン

そのゴブリンにガブッ!と食いつく巨大魚?

ありゃなんだ?


【アナコンダ】体長10m ランクD

蛇の中でも大きい方で皮はまぁまぁ高い 肉は食用で普通肉


アナコンダって┉┉蛇がゴブリンを食べるなんて聞いてません!

しかしそれも有りなんだろうな┅

あれにはかかわらない様にしよう!うん!そうしよう!


「あれはアナコンダですね?ゴブリン掃除に良いですね♪」

「あれだとゾンビにはならないでしょう、良かったですね?」

「アハハ┅そうなの?しかしこんな所でも魔物が多いんだ」

「街道を外れると多いですね、これから向かう遠回りの道は魔物が多く出ますけど盗賊はいないでしょう、街道だと盗賊ですがね」

「盗賊は殺しても文句無しだったね?人殺しかぁ┉」

「ご主人様はまだ?」

「うん、でも大丈夫だから!2人を守る為なら人殺しなんてなんとも思わないよ」

「ご主人様!」「ケンジ様!」

「俺はどこかおかしくて悪い奴なら簡単に人殺しが出来るんだよ、そうきっと簡単にね┅┅」


前世でもそう思ってた、もし俺に関わる人が悪い奴に殺されたり襲われたらきっと殺すなんて何とも思わないだろう

気が狂ってると言えばそうかも知れない

これは俺の気持ちの問題で人間のクズとかは死ねば良いと思ってる

多分幼い時に苛められて来た事が原因かな?

虐待と質の悪いイタズラをいつも受けてたから目付きは最悪だった

叔母さんなんか怖い目を向けるな!って叩かれたもんさ

憎みとかは無いんだ、ただ死ねば良いと思ってた

そんな曲がった性格だから人殺しが正当だと思うのは仕方ない

そんな人間だよ俺は┅┅┅


キャンプをしまって片付けいよいよ改造馬車での旅だ!

どんな乗り心地か?楽しみ♪

御者は俺がして2人には乗り心地を確かめて貰う

これ迄はガラガラと音を立て進んだが?ガラガラでは無くてトコトコに変わってる!


街道に出たら全然コトコトもしなくてスムーズに走る


「これは!全然揺れませんよ!」

「ホント!とても静かで凄く乗り心地が良いですよぉ!これならお尻も痛くならないです!」

«主!引くのに力が要りませんよぉ!凄く軽い!»

«これは初めての感じ!素晴らしいです!»


リンとアンにも好評だ!

早く改造すれば良かったなぁ、あのお尻の痛みは我慢出来なかったからなぁ

本当にゴムの木を探そう!


街道を進むと伯爵領とそれを迂回する道の別れる所に出る

それを迷わずに迂回路へと進む改造馬車!

草原から木立の多い道へと入ると雰囲気が変わるのは肌で感じる

きっと多くの魔物が出て来るのがわかる

アイツ等には俺達が獲物としてしか見えないんだろうからな

こっちも獲物として相手をするだけだ!

来るならコイヤァ!フン!

経験値とスキル確保するだけだ!

ソフィアとフェリスもレベルアップとスキル獲得に燃えていた!




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る