3人と精霊シルフィ

朝早く目覚めた┅┅何故なら?隣に寝てるんですね?

両隣に寝てるなんて┅┅胸が出てる!お尻が!

やはり下着事情は改善しないと┅


「ご主人様┅」「ケンジ様ぁ~」


何を寝惚けてるんだ┅

しかしソフィアは積極的だな?やはり年の功なのか?

しっかり俺のアレを握ってるしぃ

でも235歳で未経験ってのはどうなんだろう?

しかしフェリスは可愛い顔だなぁ

綺麗と可愛いが同居してるのは日本人好みの外人さんだよねぇ

あのアグネスラムがそうだった

可愛い顔だけど綺麗な顔立ちだったもんなぁ┅


ソフィアは完璧な美人だな、表情無しだと冷たい感じだ

完璧な美人ってのは鋭さがある

だから無表情だとどうしても冷たく冷酷に見える

笑うと凄い破壊力だけどね

2人のおっぱいは形も良くて張りもある、そしてなんと言っても柔らかな体なんだよ

もう芸術品と言える姿だね!


「うっうう~ん┅おはようございます┅」

「おはよう┅ございます┅」

「おはよう、良く眠れたようだね、俺は日課で朝風呂に入るんだ、お先するね」


風呂に入ると段々と体が覚める、これは血の巡りが良くなるからだけど魔力も一緒に巡らせてる

呼吸も忘れず巡らせてる、お陰で疲れが取れる

体を洗い湯船に浸かってると2人も入って来た

もう慌てない、彼女達は極普通に俺と接してるから一緒に風呂に入るとわかった

こっちが焦ったり恥ずかしがってる方がおかしい

これは俺達に取っての普通だと理解したんだ┅┅そうだよね?


「2人に下着を作ったから後で着けてね」

「下着を?それは助かります」

「ええ!きっと素敵なんでしょうねぇ♪」

「2人の体を守る為だよ、俺は2人を絶対に守るから!決して悲しませないからね!」

「「ご主人様!ケンジ様!」」

「ゆっくりすると良いよ、俺は仕上げをしないと」


寝る前に型どりと大まかに縫ってたから後は仕上げだけだ

ショーツは直ぐに出来たけどブラジャーは手こずった

カップの部分が難しくて上手くいかなかったからなぁ

でも!錬金術と細工のスキルでイメージすればどうにか出来た!

やはり魔法は便利だ、布だって作れちゃう!

そんなで2種類の生地で作った

綿布とグリーンキャタピラーの布

肌触りが全然違う

ゴムバンドの代わりにアラクネの糸を使った、この糸は伸び縮みするから丁度良い

ゴムの木とか無いかな?


出来た下着を持って風呂場に行くと待っててくれた┅┅ハダカで


「これがショーツ、パンツだよ、そしてこれはブラジャー胸の下着だよ」

「ブラジャーですか?変わった形ですねぇ?」

「このショーツは凄い肌触りが良くてピッタリです!凄く柔らかで前のゴワゴワバンツとは比べようがありません!」

「ブラジャーは前屈みで胸をこの袋に当てて後で留めるんだ、袋に胸を綺麗に押し込む感じでそうそう┅どう?後で留めれる?」

「初めてだから┅でも慣れたらどうって事は無いです」

「これは┅┅すごい!スッポリ収まるなんて!揺れるのが抑えられて楽です!それになんだか肩も楽です!」

「ホント!これは凄く良い!とても肌触りも良くて!」

「それはグリーンキャタピラーの布で作ったからね」

「グリーンキャタピラーですって┅┅凄く高級品です!こんな物を貰う訳には!」

「だから!それは2人の為に作ったんだ!それにそんな事で高級品だとか言わないの!俺としてはそんなのタダなんだから」


「でも普通は綿ですよ?グリーンキャタピラーの糸自体が高級素材ですから」

「アハハ!大丈夫だよ、彼等とは友達で糸を沢山くれるんだ、俺の下着やシャツはグリーンキャタピラーの布かアラクネの布で作ってるからね、そのショーツのバンド部分はアラクネの糸だよ」


「「えっええ!」」


「このショーツとブラジャーは凄い高価な品ですよぉ?売ったらどんなに高いか?」

「ケンジ様?綿でも作ったのですね?ではそれを普段着にします」

「その下着には防御の機能も有るんだ、だから普段着でお願いします!防具も買いに行くから」

「ご主人様はお金持ちなの?」

「そうです!この宿も高級宿ですし?」

「まぁまぁ!お金の事は心配しないで良いよ、それなりに持ってるからね、良いかい?遠慮しないで必要な物は言うんだよ?これから長旅だからね!それと時間停止のマジックバッグとアイテムBOXが有るんだ、収納するから荷物は全部出して」

「凄い!ケンジ様はいったい┅」

「ウフフ♪やっぱりご主人様に買われて幸せですぅ!とても優しくて┅┅お金持ちぃ~♪」

「ハイハイ、着替えて朝飯食ったら町を出るよ?馬車に乗るからね」

「「ハイ」」


「おはようございます、良く休まれましたか?」

「ハイ!とても良い部屋でした、朝食はあちらですか?」

「ええ!お好きな席へ、運びますから」


スープとパン、それと薄く焼いた肉と目玉焼きにサラダが出た

朝からボリーュム満点!

しっかり食べて宿を出ると買い物タイム!

馬車を買う事にした、歩くなんて嫌だ!もう懲りた

荷台と馬だな、これも商業ギルドで聞いてるから安心だ

宿代金は金貨3枚だったが荷台が金貨25枚?物価がわからん!

馬は各々値段が違う?あの馬は?なんだか元気無いけど凄く逞しい馬体


「あれは駄目だ!言う事を聞かないんだ、ずっと売れなくていっそ肉にしようかと思ってる」

「そうですか┅┅でも?」


近くに行って良く見るとやっぱり元気無い┅┅もしかして?ヒール!体全体に回復魔法、そして前足を見るとケガの跡?

それにキュア!すると黄色く光りキズが消えた

不思議そうな顔で見る馬さん、なんだか可愛い顔だなぁ

目がクリクリして大きい瞳に吸い込まれそうだ

«アリガトウ♪治してくれたァ~»

«痛かったんだな»

«体も楽になったわよぉ~»

«ん?メスなのか?»

«そうよ、まだ若いわよぉ~2歳»

«そうか、俺達の荷台を引いてくれるかな?»

«もぅ!ずっと付いてくわよぉ♪良い男だもの♪それに優しい♪»


よし!ゲット!


「この馬を買います、それと向こうのも」

「そうかい?その馬をねぇ?まぁ良いよ、では2頭で金貨20枚だ」

「えっ!凄く安いんじゃあ?」

「アハハ!良いんだよ、その馬は潰す予定だったんだ、それにアンタが選んだのも買い手が付かなくて困ってた、2頭とも買ってくれて有り難い」

「そうなんですね、アハハ!」


もう1頭は馬ではなくて魔物なんだ、珍しい馬だと思ってたらくて本当の事を馬主は知らなかった様だ


バイコーンの亜種でライムバーン種、長命種で細い馬体だが知能が高い、丈夫で疲れ知らず

魔石所有だからか魔法も使える


コイツはバイコーンの要素が有るんだな、闇属性なんて珍しい

確かバイコーンは清らかな者は乗せないだったな、コイツはどうかな?2人を乗せて見よう


ソフィアは乗れなかったがフェリスは乗れた、2人共処女だが?

どうやら獣人だから気が逢うようでバイコーンとの違いが分かった

どうやらバイコーンとは直に系統してない種族みたいだ

もう一方はソフィアに懐いた、メス同士なんだが?

なんでもソフィアは子供の頃から乗馬をしてて馬には慣れてるらしい、それを感じたんだとか

俺は乗れないけど┅┅乗馬なんて金持ちの道楽だからな!


名前を付けたんだが?

ケガしてた馬は女の子だからそれっぽくリン

ライムバーンも女の子だからアンと┅まぁ責められてもぉ~

アンはやはり魔物だからかネームドへと覚醒する眠りについた

名付けとはそんなモノだと確信した、でも魔力とマナを持って行かれる感覚は慣れないなぁ┅



2人は御者も出来ると有って俺は道々教えて貰う事にした

そして買い物をする、パンを大量購入、だって3人分だから!

肉と野菜も種類多く大量購入!調味料とか食材を大量に買う!

ソフィアとフェリスは驚いて見てるのが面白い!


「ケンジ様の買い物は豪快ですね?」

「なんか店ごと買ってませんか?」


「長旅なんだからこれくらいは買うさ、料理は任せてくれよ?旅の食事は大事だからな♪」

「料理は得意で無いので┉」

「私も全然ダメでしてぇ┉」


やはり残念女子だったぁ!

そりゃ皇女様と族長の娘だからな、その後も料理とか出来なかった筈だ


最後に防具を買う、武器は大量に持ってるから買う事は無い

ダンジョンで収納したから本当は処分したいが暇な時に錬金術で片付けよう、刀を作りたいしね


革の胸当てを予備も入れて2セットづつ買う、ソフィアの普段使いに良さそうなレイピアが有ったからそれも買った、エヘヘ♪これを参考に独自に作って見ますか┅┉

フェリスは片手剣らしい、収納したミスリルソードが有るから大丈夫だし、俺は魔剣を使うからね

武器は揃ったし防具もこれで良いだろう

さて!出発しよう!


ガラガラと馬車で門を通る、門番は3度見で俺達と言うか彼女達を見る、まぁしょうがない、町でも注目の的だったなぁ┅┅

ずば抜けて美女だしスタイルも抜群だから目が留まるのは分かる

でも2人は俺の彼女達だからな!

きっと将来はこの2人と結ばれるんだろうなぁ┅┅結ばれたい!

今は不能だけどいつかは!復活すれば!まだDTなんだからな!

はぁ~なんでだろう?クソッ!


街道をガラガラと進む、クッション代わりに布団を買って良かった!車輪が木の車輪だしサスペンションなんて付いてない

車軸も貧弱だからどうしても揺れるし跳ねる!

硬い荷台の座り心地は最悪だ、これは改良しないと尻が持たん!

課題が多いなぁ┅┅



『ケンジ!随分と話が違うようね?』

「シルフィ┅┅成り行きで奴隷2人を買ったんだ、空の旅は無しになったよ」

『はぁ~なんでアンタはそう考え無しなの!奴隷は嫌だとか言って無かった!それにハイエルフに銀狼族って!』

「まぁそう言うなよ、そうだ!ソフィアの契約精霊を解放したいんだった!手を貸してくれよ」

『フン!エルフ族ってのは昔から無理に契約するから嫌われ者なのよ、それなのに精霊の末裔とか言って馬っ鹿じゃないの!大精霊様達はエルフ族を敵だと思ってるのよ、今はエルフ国に近寄る精霊もいないわ!まぁ解放なら幾らか良いわ、でも許さないからね!』


「まぁ彼女に罪は無いんだ、エルフ族は成人の儀式で必ず契約する決まりだから国を治めてる上が改めるべきだな」

『そんなの精霊には関係無いわよ!勝手に捕まえて契約させるんだから奴隷と同じよ!早く改めないとエルフ国は潰れるわよ』

「それはそれで別に良いけどな、とにかく契約解除だ」

『良いわ!簡単だから、下位の風精霊だから大丈夫よ、これが上位精霊だと私じゃ無理だからね』

「じゃあ昼休憩の時に頼む」


そしてガラガラと進むと気配がした!これは魔物の気配だな┉


「ソフィア!魔物の気配がする!用心するんだ!」

「ええ!フェリスが捉えてます!」

「じゃあ馬車を停めよう」

「ご主人様!ゴブリンの群れです!数は約20体かと!」

「ゴブリンが20も!手強いな┉大丈夫なのか?逃げるってのもあるぞ!」

「お任せ下さい!ゴブリンごとき直ぐに始末します!」

「ええ!あのゴブリンだぞ!絶対無理はするなよ!俺も出るからな!」

「フフフ♪20体ならフェリスが簡単に始末するでしょう、ケンジ様は見てれば良いですよぉ♪」

「だってゴブリンだぞ!オークがいないだけマシだけど」

「ゴブリンやオークなんて敵ではありません、あんな雑魚100体来てもなんでもありませんよぉ♪」


なんか凄い事を言ってるなぁ?ソフィアやフェリスって凄く強いのか?俺が弱いだけかも┉┉


「始末しました!やはり燃やしてしまいますか?」

「そうしましょ?ゴブリンなんて何にもならないもの、纏めて燃やしましょう!」

「そう思って集めておきましたよ、じゃあ燃やしますね」


ええっ!┅┅┅┅本当に凄いなぁ

あんな短時間で20体も┉┉この2人?とても怖いんじゃ無いのか?あのゴブリンを雑魚だなんて┉┉


ケンジの凄い勘違いと無知は訂正されないままにこうして続いて行くのだった┅

それをシルフィは可笑しくて笑うのを必死に堪えてた

だってケンジが知ってるゴブリンはゴブリンエンペラーでランクSのモンスターだから┅┅┅ウ~ン残念!


そして無事に契約は解除され下位の風精霊は自由になれた

シルフィのソフィアに対しての感情も次第に柔らかくなってどうにか理解されて良かった┅♪


だがケンジのソフィアとフェリスに対する化け物感は更に膨らむのだった┅┅┅この2人超強い!




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